姉の身代わりで、変装しながらお見合いに参加した女子高生の花。ところが、お見合い相手の御曹司・高嶺に腹を立て、その場を台無しにしてしまい……? 庶民派女子高生×財閥イケメン御曹司が繰り広げるドタバタ劇が面白い『高嶺と花』。この記事では、身分も年齢も差のある2人の日常を全巻分ご紹介しましょう。 2019年3月から高杉真宙と竹内愛紗主演で実写ドラマ化もされた本作。スマホアプリからは無料で読むこともできますよ!
天下の大財閥の会長に気に入られた美人な姉の代わりに、その会長の孫・高嶺とお見合いをすることになった花。出てきた高嶺は、ルックス抜群!が、出てくる言葉は高慢で不遜なことばかりで……。
そんな彼に反発しつつ、反応を面白がってからかう花と、女子高生である彼女に手玉に取られながらも、一生懸命自分の尊厳を保とうとする高嶺。そんな2人のやりとりが面白い作品が、本作『高嶺と花』です。
- 著者
- 師走ゆき
- 出版日
- 2015-03-20
常識人の花と、どこか世間からズレた高嶺の組み合わせ、そして定期的にある花のコスプレばりの民族衣装姿が魅力的な本作について、その見所をご紹介していきましょう。
ちなみに本作は、2019年3月18日からFODで実写ドラマ化が決定。高杉真宙と竹内愛紗がこのドタバタ感をどう演じてくれるか、楽しみです。
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大財閥鷹羽グループの会長に偶然気に入られた姉の代わりに、その御曹司となる孫の高嶺と見合いをすることになった花。見た目は非常に男前な高嶺に目を惹かれた彼女ですが、その口から出たのは相手を貶めるようなことばかり……。
一子会社の一社員である父のためと我慢していた花ですが、堪忍袋の尾が切れ、ついにはカツラを高嶺に投げつけて見合い会場を去ってしまいます。恥をかかされた屈辱を晴らすためリベンジにやって来た高嶺ですが、どうやら見合い相手が身代わりだと知っていたようで……?
身分差も年齢差もある2人のお見合いが始まります。
庶民が板についた女子高生・野々村花。美人な姉と比較されるなかで、彼女はたくましく生きることを学びます。
自分の思ったことを素直に伝えられ、「ごめんなさい」「ありがとう」がきちんといえるいい子ではあるのですが、高嶺に対してはそういうわけにもいかず、何かと言い返すことも多い様子。しかし、それは高嶺の性格が原因でもあるので、彼女がとてもいい子であることに変わりはありません。
花は「自分のため」というよりは「誰かのため」に行動することが多く、友人のピンチにできる限りの行動を取るのはもちろんのこと、嫌いだと言いつつ、高嶺のためにいろいろと手を回そうとするのです。
花と高嶺のお見合いのあと、少しして高嶺に新しい見合い話が出てきます。花が身代わりとなった姉・縁との見合いがなくなったと思っていた、高嶺の祖父の計らいで設けられた見合いでした。
友人に連れられ、高嶺と相手の女性の会話をこっそり盗み聞きしていた花は、相手が彼のことを何も見ていないことに怒り乱入したのです。
…あの人 真横にいたくせに
全然 高嶺さんの事 見えてなかったから……!
(『高嶺と花』1巻より引用)
最初は気にくわない、嫌い、でも面白い、という思いで高嶺に接していた彼女ですが、会う回数が増えるうちに彼のさまざまな面に触れ、庇いたくなるほどには情を感じていたのです。
かさばる手土産にケチをつけつつもきちんと飾ったり、有効活用したりするなど、律儀さと素直さが可愛らしいキャラクター。しかし、時には自分から高嶺の唇を奪うなど、口ではいろいろ言いながらも一歩踏み出せない高嶺とは違い、男前な部分も見せていきます。
小さく可愛らしいのに、度胸と負けん気が超一流というギャップに、ヒロインにも関わらずキュンとしてしまいそうです。
普段、花といる時は高飛車で高慢で、そのくせ花に言いくるめられたり大人気ない行動をとったりと、その性格の残念さを存分に発揮している高嶺。しかし、それ以外の場ではしたくもない愛想笑いを浮かべて、鷹羽の人間として振舞うことも多いようです。
鷹羽家の人間でありながら彼の名字は「才原」であるなど、何かと事情を抱えてそう。人に謝ったり下手に出ると具合を悪くしたり気位の高さはとどまることを知りませんが、それでも自分が悪いと思ったら謝ろうと努力するなど、なんだかんだ純粋な部分もある様子。
高慢ちきな態度ばかりではないところが、彼の魅力かもしれません。
しかし育ってきた環境のせいか、一般常識とは少々ずれたところも多く、なんでもお金にものを言わせようとするあたりは非常に困ったところ。お金目当てで近づいてきた人間もいたことが、その原因のひとつかもしれません。
非常に庶民的な花は、彼の無駄遣いともいえる毎度の手土産や食事に反発することもありますが、高嶺は意味がわからない様子。2人がわかり合うときがくるのか、楽しみですね。
やはり本作の見所は、花と高嶺のやりとりではないでしょうか。正直ここまで言葉を選べる花は、頭の回転も速く、語彙力があり、尊敬に値しますね。すべては褒めたら調子に乗る高嶺が原因でもありますが、花の切り返しはテンポもよく、見ていて気持ちのいいものです。
高嶺と、彼の数少ない友人でイタリア人のニコラ・ルチアーノを仲直りさせるため、2人の腕を掴んで握手を促した花。怪訝そうな高嶺に、真顔でこの行動の意味を説明します。
友達の少ない高嶺さんはご存知ないかもしれませんが
世の中には握手をして仲直りをする文化があるんです
(『高嶺と花』3巻より引用)
素直ではない高嶺には、少々嫌味の効いた言い方。しかし、これでも花は、ちょっとした応酬からこういった言葉選びに気をつけているのです。
高嶺に金箔でコーティングされたバラをもらったときは寸胴鍋に入れると言い、ギラギラしたラクダの置物をもらったときは漬物石にすると言い、妙に気張ったダルマをもらった際は、それを高嶺に見立ててこう言ったのです。
このダルマを高嶺さんだと思って
毎日転がして遊びます
(『高嶺と花』4巻より引用)
条件反射で毒づいてしまうほど身についた高嶺に対する言葉は、やはりセンスがありますよね。ラブコメなだけあり、甘い雰囲気だけでなく笑える場面も多いのが、この作品の読んでいて楽しいところですね。
甘い雰囲気になろうとしても、花が現実を突きつけるか、高嶺がいつもの上から目線になるかのかどちらかなので終始甘い感じになることはないですが、それもこの2人らしい感じで読んでいて微笑ましくなります。
高嶺のもとに新しくやってきたサポート役が、高嶺と花の見合いをやめさせようと花に接触したことを知った高嶺は、見合いはやめないと花に直接伝えます。
俺以外の奴に屈服する事は絶対に許さん
(『高嶺と花』4巻より引用)
もともと花を屈服させることを目的に見合いを続けているとはいえ、なかなかの言い回しですね。さすが典型的な俺様です。高嶺が花のことを少なからず気に入っていることを示す言葉でもありますが、花はその言葉に対して不審そうな表情を向けます。
ついさっきまで何も知らなかったのに
よくそんなにカッコつけられますね
(『高嶺と花』4巻より引用)
さすが!としか言いようがありません。こんなやりとりが随所にあり、少女漫画ながら笑いも絶えない作品となっているのです。
最初は、自分を屈服させに来た10歳も上の残念な男前を返り討ちにするため、さまざまなお出かけにも付き合ってきた花ですが、ライバル?の登場や高嶺と精神的に距離を縮めたことで、だんだんと彼に対して好意的になっていることに気づきます。
そして、とある事情によりお金も地位も何もかも失った高嶺に、そんなの関係ないと尽くす彼女は、ついに自分の本当の気持ちを自覚したのです。お金がなければ自分に価値がないと言っているような彼の態度は、花にとってはとても悲しく、頭にくるものでした。
しかし、だからこそ自分はどんな高嶺のことも結局は好きなのだと気づいてしまいます。ただ、自分の気持ちに気づいたものの、その後財産的にも人格的にも復活し始めた彼の、以前のような上から目線や高慢な物言いには腹が立つようで、反射的に毒づくことも。
ドヤ顔で核心を突かれると、トキメキより怒りが勝るよう。もちろん、そうでないときは恋する乙女らしく、ドキッとすることや顔を赤らめることもありますが、彼女にとってこの気持ちは絶対高嶺には気づかれたくないもののようです。
屈服させるのが目的の高嶺に好意がバレれば、このお見合いがなくなる……彼女は、そう考えていました。どんな方法であれ、花は高嶺と一緒にいられるこの時間を大切にしたかったのです。
自分の気持ちに気づいても、以前のような切り返しをする花にクスッと笑えるのは楽しいですが、本心を隠さなければいけない心情を思うと、少し悲しい気持ちにもなります。しかし、負けん気の強い彼女が、そんなことでしおらしくなるわけもありません。
- 著者
- 師走ゆき
- 出版日
- 2017-07-20
高嶺が、花が学生のうちはお見合いを続けると言ったことを聞き、彼女はある決意をします。
惚れさせてやる
(『高嶺と花』8巻より引用)
闘志に満ちあふれていますね。自分の気持ちには気づかせないように相手を虜にする……。なかなかハードな作戦なようですが、今まで何度も高嶺を手のひらで転がしてきた彼女が言うと、実現してしまいそうですね。
花が高嶺と初めて会ったのは高校1年のときなので、高嶺の言う学生のうちが高校なら、あと2年。大学を含めるのであれば4年〜6年となりますが、そう言った高嶺の真意はどこにあるのでしょうか。
彼が花をとても気に入ってるのはその言動からわかりますが、それを恋とよんでしまっていいのかは、少々疑問が残ります。この際、身分差はどうにでもなるとして、年齢差は埋まるものではありません。
相手が高校生ということで遠慮をしているのか、はたまた本当にただ屈服させたいだけなのか……この2人のお見合いがどういう結末を迎えるのか、これからも目が離せませんね。
高校2年になった花。未だ本社勤めに戻れていない高嶺。そんな2人をより近づけるためか、高嶺の祖父の思惑で、野々村家と高嶺が豪邸で同居することになります。
最初は難色を示していた高嶺ですが、どうしても家が欲しい父のため、高嶺を自分に惚れさせるため花が尽力した結果、うまく挑発に乗り共同生活を受け入れることに。ほぼ毎日花を連れ回していたので、帰ったら一緒にいられる空間は高嶺にとっても本当はいい空間だったのではないでしょうか。
- 著者
- 師走ゆき
- 出版日
- 2017-11-20
結局、一緒に暮らすことになった旨を花と高嶺の関係を知っている友人に話したところ、小学校から一緒の幼馴染の男の子、おかモンだけ非常に気に食わなそうな顔を向けます。
おかモンは、これまでなんだかんだ言いながらも、高嶺に振り回され気味な花を心配したり、高嶺のことで悩む花の背中を押したりと、花のために自分のできることで支えてきました。しかし、それは高嶺と花の進展を応援していたからではなく、大切な花に、辛い思いをして欲しくなかったからです。
言葉や、あからさまに態度に出すようなことはしていませんが、高嶺にだけ冷たい態度をとったり、花の言うことは聞いたりするなど、その行動からおかモンが花を女の子として好きな様子がうかがえます。
そんな、ずっとそばにいて見守ってきた好きな子が、憎からず思っている男と同居しているのです。当然いい顔はしないですね。なおかつ、高嶺に対して異常に無防備な花に怒りが爆発し、論理的に花の行動を叱ってしまいます。
花はおかモンに幼馴染以上の感情を持っていませんが、優しいおかモンにマジギレされたことにショックを隠せません。
花にとっておかモンは家族のような存在なんですね。あからさまに落ち込んでいる花を気遣い、高嶺はケーキを1ホール買って帰ります。甘いものを好む花を元気付けるためのチョイスですね。花はそんな高嶺の心遣いに素直に感謝し、原因はおかモンだと打ち明けます。
自分絡みで落ち込んでいるのだろうと推察していた高嶺は「おかモン」という単語にすぐさまケーキを奪います。
見合い相手である俺以外の男の事でそんなに悩むな
不謹慎だぞ
(『高嶺と花』9巻より引用)
相変わらずの俺様節ですね。高嶺が花のことをどう思っているかはわかりませんが、これまでもおかモンに対して突っかかるような態度を取ることは何度もありました。無意識のうちに恋敵と認識しているのではないでしょうか。
美人で巨乳な、花の姉・縁のバスタオル姿には動じないのに、花のバスタオル姿には動じるあたり、高嶺の本心は丸わかりのような気もしますが、なんとも難しいところですね。
花が自分に対する好意に気づかないなか、ついにある人物が行動にでます。花と2人になった彼が花に伝えたことは……? ついに花たちの恋が動き出します。
幼馴染のおかモンから告白された花。彼女にとっては寝耳に水な出来事で、男子からの初めての告白ということもあり、動揺してしまいます。花は高嶺を追いかけることばかりに気を取られていたので、その他の異性からの好意をどうすれば良いのか、分からなかったのです。
もちろん小学校からずっと一緒で、家族のように育っていた相手からの告白ということも動揺の理由のいとつです。花は、おかモンとの今の関係を壊したくなかったのです。ずっと頭を悩ませていた彼女が、彼と話し合う覚悟を決めたのは、やはり高嶺の一言がきっかけでした。
花が高嶺を好きだと知りつつ、告白したのですから、おかモン自身はフラれることがわかっていました。それだけで彼の一途さや精神的な強さがわかりますね。ただ、おかモンの、義理とも意地とも取れる一言で、花と高嶺はすれ違ってしまいます。
- 著者
- 師走ゆき
- 出版日
- 2018-03-20
おかモンは、高嶺に花に告白したことを伝えたのです。ただ花がどういう返答をしたのかは黙ったまま。花の前では大人ぶっていますが、高嶺の前だと子どもっぽくなるのが、男子高校生らしく可愛い面でもありますね。
ただ花と高嶺のすれ違いに関しては、高嶺の要領の悪さも関わっているので、おかモンが悪いというよりは、きちんと確認しなかった高嶺にも問題があります。しかし、この一件のおかげで、高嶺が彼女を大事に思っていることが再確認できるので、結果オーライとなります。
この2人にとって他人が絡む恋愛イベントはレアなので、おかモンの告白事件はとても貴重な回といえるのではないでしょうか。ただ、ライバル登場時によくある自分の気持ちに気づくようなことはなかったので、まだまだ花の恋は前途多難かもしれません。
しかし、おかモンの事件が功を奏したのか、今までの積み重ねか、もしくは酔った勢いか、ついに高嶺のほうから花に接触する出来事が。突然の出来事に、さすがの花も誤魔化しきれずに赤面。果たして高嶺はこの出来事を覚えているのか、花はこれをどうとらえるのか、2人の気持ちが気になりますね。
酔った勢いで鼻にキスをされた花。お互いに何とも言えない夜を過ごします。
そしてどうにか顔を合わせるものの、お互い考えていることは一緒なのに、噛み合わない会話。そのまま高嶺は家をあとにします。
そしてその後、祖父の家に行った時に言われたのは、パートナーとする女性に対して慎重すぎるということ。実はそれにはある人物が関わっているようで……。
- 著者
- 師走ゆき
- 出版日
- 2018-07-20
11巻では、ついに鼻キスの核心をつくものの、花をつっぱねる高嶺の様子が描かれます。ドキドキしつつも、なかなかくっつかない2人のやりとりについ悶えてしまうような内容です。
それもそのはず、実は彼がこんなにも花への気持ちに素直にならないのには、八雲が関わって、あるトラウマを植え付けていたのです。
そして花が今回の高嶺のお見合い相手だと知った時、彼は花にも手を出してきました。
果たして2人の関係はここで終わってしまうのでしょうか……?
11巻の事件によって入院することになってしまった高嶺。彼は過去を振り返り、夢で今まで自分の気持ちに素直にならなかったことに後悔していました。
そしてやっと気づいた、ただ、花と一緒にいたいということ。そして、その夢の中で自分の熱い思いを打ち明けます。夢の中の花もそれに涙ぐんで応えてくれます。そして高嶺は、ついに告白するのです。
花 好きだ
(『高嶺と花』12巻より引用)
……と、目の前にはリアルの花。そう、実は夢の中だと思っていたそのやりとりは、すべて現実のことだったのでした……。
- 著者
- 師走ゆき
- 出版日
- 2018-10-19
しかし現実だとわかってもなお、自分の気持ちに気づいた高嶺はそのままの熱量で花に迫ります。それに対し、嬉しいというよりは引いてしまっている花。晴れて両思いになったと思ったのですが、読者が望むような甘い雰囲気にはなりません。
12巻は、そんな2人の立場が逆転したやりとりに笑えてしまう内容です。
花が引いているのにもお構い無しで、どんどんアピールを続ける高嶺。プレゼントに言葉責めと、これでもかというほどにはた迷惑な愛を振りまき続けます。
そして困り果てた花は、ある方法で彼を落ち着けさせることに。おかモンを巻き込んだその作戦は、また一波乱を起こしそうです……。
2人の様子が気になったりのによって、街にくり出す花。彼女の励ましによって、逃げちゃだめだと思い、行動を決めるのですが……。
一方、高嶺はおかもんと回転寿司を食べにいくことになり、花のことをめぐって口論に。そこからなぜか、どちらが多く食べられるかの競争になってしまい……。
高嶺と花 13 (花とゆめCOMICS)
2019年02月20日
それぞれ周囲の人に支えられ、向き合うことを決めた2人。それでもやはり気恥ずかしさの残る花に対し、高嶺はだめ押しで、不器用ながらもまっすぐに好きという気持ちを伝えます。
それに対し、突っ込みながらも、彼の言葉に安心したかったのだ、と気づいた花は、その胸に飛び込みます。そして自分の方が先に告白したから、自分のものになって、と言うのでした。
ついにお互いの思いに向き合い、付き合うことを決めた2人。まだまだでこぼこな部分もありますが、そこからはニヤニヤしてしまう展開が続きます。家族に付き合っていることを告白するための相談や、旅行など、安心して見られる展開です。
しかしほっこりするだけでなく、最後のシーンでは、めちゃくちゃにかっこいい高嶺の言葉が出てきます。
普段は子供っぽくて抜けているところもあるのに、締める場面でしっかり締めるところが、彼の魅力ですね。イケメンな言葉はぜひご自身でご覧ください。
ギャグとキュンがちょうどいい割合、気持ちのいいタイミングでやってくる『高嶺と花』。恋愛重視な少女漫画とは違う魅力のある物語となっていて、コテコテな少女漫画が苦手な人でも楽しく読める作品ですよ。