名作サッカー漫画『DAYS(デイズ)』のあらすじと魅力をネタバレ紹介! 運動音痴な柄本(つかもと)つくしが、サッカーの強豪・聖蹟高校サッカー部で、チームとともに全国優勝を目指していく様を描いた作品です。サッカー初心者にも関わらず、忍耐力と向上心でチームから認められ、成長していく姿は、私たちに勇気を与えてくれます。 今回は、そんなアニメ化もされた人気作『DAYS(デイズ)』のあらすじや、見所、登場人物などを分かりやすくご紹介します。ネタバレも含みますのでご注意ください。最終回まで見逃せない今作の魅力をネタバレしていきます!
「DAYS(デイズ)」は2013年より「週刊少年マガジン」にて連載がスタートした少年漫画です。新時代の青春サッカー漫画として人気を博し、2016年にはテレビアニメ化も果たしています。(公式サイトはこちら)
作者の安田剛士は『Over Drive』、『一瞬の風になれ』、『振り向くな君は』など、様々なスポーツ漫画を手がけてきた方です。「デイズ」の前日譚である『振り向くな君は』には「デイズ」のキャラクターも登場しています。
『振り向くな君は』について紹介した<『振り向くな君は』の魅力全巻ネタバレ紹介!『DAYS』の熱い前日譚>の記事もおすすめです。気になる方はあわせてご覧ください。
- 著者
- 安田 剛士
- 出版日
- 2013-07-17
- 著者
- 安田 剛士
- 出版日
- 2013-09-17
運動音痴で引っ込み思案な少年、柄本つくしは、サッカーの天才、風間陣との出会いを通じて、フットサルの面白さに目覚めます。その後、風間がつくしと同じ聖蹟高校へ進学することを知り、2人はともにサッカー部へ入部することを決意します。
聖蹟高校は、入部するのも難しいサッカーの強豪校。つくしは初心者ながらもなんとか入部試験の合格を勝ち取ります。しかし、部員の中には、サッカー初心者の彼を疎ましく思う者もおり、彼はバカにされ、邪魔者扱いを受けてしまうことも。
それでも、つくしは持ち前の忍耐力と向上心で、みるみる腕を上げ、チームからも認められていきます。そして、チームにとって欠かせない存在へと成長した彼は、チームとともに全国優勝に向けて走り抜けていくのです。
彼らの夢は、果たして叶うのでしょうか?
- 著者
- 安田 剛士
- 出版日
- 2013-11-15
中学時代のつくしは、引っ込み思案で運動音痴なさえない少年でした。背も156cmと低く、いじめられっ子。1つ年上の幼馴染・橘小百合にはいつも頼ってばかりです。
しかし、風間との出会いを機に、サッカーの魅力に目覚めた彼は、強豪・聖蹟高校の厳しい練習にも耐え、1年生ながらにベンチ入りを掴みます。彼の忍耐強さと、愚直なまでの向上心は、チームからも一目置かれるようになって行きます。試合がどれほど絶望的な戦況だとしても、つくしは最後まで懸命に走り抜くのです。そして、その諦めない忍耐強さが、消えかかったチームの士気を、もう一度盛り上げてくれます。
サッカー部に入り、大きな成長を遂げるつくしですが、高校生活も一変したかというと、意外とそうでもないようです。女の子にパシリをさせられたり、コワモテの男に絡まれたりと、まだまだ情けない様子が見られます。
それでも、つくしのことを常に近くで見てきた小百合からすれば、彼の変化がとても気になるようです。いじめられっ子だったつくしが、いつの間にか彼女のもとを離れて独り立ちしていくのを、どこか悲しげな表情で見守っています。
- 著者
- 安田 剛士
- 出版日
- 2014-01-17
「デイズ」の魅力はなんといっても、リアルなサッカー漫画というところにあります。サッカー漫画というジャンルは、能力系のバトル漫画になりがちな側面もあります。しかし、本作で描かれている登場人物たちは、地道な努力を積み上げてきた人たちばかり。そして、描かれるサッカーも、リアルな描写が多いです。
本作の登場人物は、みんな努力をします。その最たるものが主人公のつくし。強豪校で初心者がベンチ入りをするためには、一体どれ程の練習を積み重ねなければならないのでしょうか。周囲から陰口を叩かれても、何度ミスをしても、へこたれずに練習する彼の姿には、読者も勇気付けられます。
また、サッカーの試合の様子がとにかくリアル。実際の高校生サッカーの試合を見ているかのような試合展開は圧巻です。特に作者のこだわりが感じられる点が、ミスプレーもしっかり描かれているところ。試合終了間際の大事な局面でも、ミスは起こります。一進一退の攻防の中で起こるミスプレーほど、ハラハラするものはありません。文字通り、手に汗握ってしまいます。
- 著者
- 安田 剛士
- 出版日
- 2014-03-17
ここでは本作の魅力である、つくし以外のキャラクターについてご紹介していきます。
つくしがサッカーを始めるきっかけになった人物。また、つくしにとっては初めての親友でもあります。常に明るく陽気に振舞っていますが、複雑な家庭環境で育っており、闇を抱えている部分もあります。
サッカーセンスは全国レベルに達しており、みんなからは一目置かれた存在です。練習中はふざけ倒しているが、実は隠れて練習をしており、「俺はサッカーで努力したことないから」と好きなサッカーにはひた向きな一面もあります。
聖蹟高校で部長を務めている、つくしたちの先輩。中学までは陸上部で、つくしと同様、サッカーは未経験でした。並々ならぬ努力で、チームを率いる部長にまで上り詰め、始めて2年経った今ではプロスカウトすら受けるほどの実力者です。その努力を称えて(?)周りからは「怪物」と呼ばれています。
つくしがサッカー部に入れたのは、彼の存在が大きく、またつくしの目標とする人物でもあります。
聖蹟高校サッカー部のマネージャー。性格は男勝りでぶっきらぼうです。中学生の頃、小説家を目指すものの、コンテストで落選を繰り返し挫折した過去を持ちます。そのため、夢に向かってひた向きに努力するつくしたちに対して冷めた目を向けていました。聖蹟高校の試合を見るうちに、懸命にプレーする選手たちに感化され、他校の偵察に行くなど、チームのために働くようになります。
- 著者
- 安田 剛士
- 出版日
- 2018-03-16
全国大会ベスト16が出揃い、聖蹟高校の次の対戦相手は、優勝候補の筆頭、梁山高校です。
後半25分、0対3の劣勢から、水樹が連続2ゴールを奪い、1点差まで詰め寄ります。梁山高校は夏のインターハイ優勝校で、プロ内定者が3人もいる強豪中の強豪です。聖蹟の快進撃にスタジアムは大いに沸きあがります。
試合直前、サッカー部にいることの不安をこぼしていたつくし。周囲からの期待が辛い、今までがうまく行き過ぎていたのだと、胸のうちに抱えていた想いを打ち明けていました。
しかし、苦しい中からついにもぎ取った、懇親の連続2得点。しかも、これは聖蹟高校が目指していたチームプレーの完成系ともいえるプレーでした。チームが一丸となり、再度燃え上がる中で、つくしは自分に出来ることがなんなのか、その答えを見つけます。
2対3と迫った聖跡高校。果たして逆転なるのでしょうか?
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