漫画『アルテ』14巻まで全巻ネタバレ紹介!名作な予感の面白さ!【無料】

更新:2021.12.9

アルテは絵を描くことが大好きな少女。貴族の娘でありながら画家を志す彼女は、町中の工房に弟子入りを志願しますが、ことごとく断られてしまいます。そんなときにレオという男性に出会い……!?強い意志で人生を切り開いていくアルテの姿が描かれています。 今回は、2020年7月にアニメが放送され、注目を集めている本作の魅力をご紹介します。丁寧な作画にも注目!スマホアプリで無料で読むこともできるので、そちらからもどうぞ。

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『アルテ』が面白い!おすすめ漫画の魅力を最新12巻まで全巻ネタバレ紹介【無料】

本作の魅力、それは主人公・アルテ自身にあります。

彼女は「自分の力で生きる」という強い自立心を持っていて、画家として身を立てていこうとしています。本作の舞台となるルネサンス後期のイタリアでは女性蔑視が根強いため、簡単なことではありません。

しかし彼女は持ち前の明るさと度胸で、どんな苦境も乗り越えていくのです。そんな彼女に惹かれ、しだいに人が集まってきます。主人公の心の強さと、仲間との友情も本作の見所のひとつです。

また「芸術」を題材にしているとおり、人物はもちろん、背景や小物の細部まで、丁寧に描きこまれている点にも注目です。絵で魅せるという漫画ならではの魅力を堪能できますよ。

著者
大久保圭
出版日
2014-04-19

『アルテ』はアニメ化もしています。主人公・アルテを小松未可子、アルテの師匠であるレオを小西克幸が務めました。アニメの公開日は2020年7月5日。最新の情報はテレビアニメ公式サイト、TVアニメ『アルテ』公式ページをご確認ください。

フィレンツェの美しい街並みでアルテがどのように自分の夢をかなえていくか、楽しみですね。

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『アルテ』のあらすじを紹介

『アルテ』のあらすじを紹介
出典:『アルテ』1巻

 

アルテは画家を目指す貴族の娘です。画家になるために町中の工房に弟子入りを志願するも、まったく相手にされません。そんな時出会ったのは、小さな工房を営む男・レオ。弟子入りの条件として出された課題をクリアし、彼女は晴れてレオの弟子となります。

しかし彼に師事するうちに、彼女のなかに恋心が芽生えはじめ……。彼女は画家への道と、レオへの恋心に、どう向き合っていくのでしょうか。

 

漫画『アルテ』は主人公が魅力的!逆境に立ち向かう強い女性にモデルはいる?

漫画『アルテ』は主人公が魅力的!逆境に立ち向かう強い女性にモデルはいる?
出典:『アルテ』1巻

物語の舞台は女性蔑視が激しい16世紀初頭のフィレンツェ。 一般の女性は読み書きの勉強もできないことがほとんどで、賃金の安い仕事に就くしかありませんでした。 また女性が結婚するには持参金が必要で、持参金が少ない女性はよい結婚ができなかったり、修道女となって一生を過ごすこともあったのです。 

そんな時代に暮らす主人公・アルテは、貧乏貴族とはいえ読み書き、算数、刺繍、レース編み、楽器、絵画など一通りの教育を受けることができました。しかしその教育は結婚のため、妻として家を守るための教育でしかなく、そのため彼女は結婚を「自由のない籠の鳥」と考えています。

画家になるという夢を持って町中の工房に弟子入りを志願しますが、女というだけで話も聞いてもらえず、どこへ行っても差別を受けます。しかし彼女は、そんな男たちに臆せず、大声で自己紹介をします。さらに彫刻のスケッチをさせてもらうために、ふっかけられた無理難題をやり遂げるシーンも。

そんな彼女のことを、男たちも徐々に認めるようになっていきます。その働きぶりに感心した職人組合の役員長も彼女を認め、ついに公認の弟子となることができたのです。

彼女の画家への情熱と、自分や周りのみんなを信じる強さには、読者も心を惹かれることでしょう。

ちなみに主人公の魅力から、実在のモデルがいるのかと噂される本作ですが、公式には発表されていません。しかし、『アルテ』という作品タイトルや、珍しい女性画家という設定から、アルテミジア・ジェンティレスキがその元ネタなのではないかと考察できます。

アルテミジアは、17世紀イタリアの女性画家。当時の女性としては珍しい職業ということで、さまざまな逆境に悩まされたそう。現代ではジェンダー研究の題材にされることもあるようです。

主人公アルテを支える人々にも注目!

主人公アルテを支える人々にも注目!
出典:『アルテ』2巻

 

目標に向かってひたむきに頑張る彼女には、人を惹きつける魅力があります。ここでは、そんな彼女を支える人々を紹介します。

レオ

アルテの師匠。ある過去の境遇から、自分自身の力で生きられるように努力をしてきました。自立したいというアルテにかつての自分を重ね、弟子にしたのです。厳しくも優しく彼女を見守っています。

ヴェロニカ

コルティジャーナ(高級娼婦)。彼女はレオのパトロン(お客)で、彼に肖像画などの依頼をしています。女性蔑視の強い社会のなかでも自分の力で身を立てている強い女性です。自分と同じくその身ひとつで自立しようとしているアルテを気に入っていて、恋や仕事などの相談に乗っています。

アンジェロ

弟子仲間。5人の姉妹がいる家庭で育ったためか、女性に対してとても優しく接します。いつもアルテの仕事を手伝おうとしますが、女性として特別扱いされたくない彼女に断られる羽目に。他の女の子とは違う彼女に惹かれている様子です。

ユーリ・ファリエル

ヴェネツィアの名門貴族の男性。アルテに興味を持ち、姪の家庭教師兼、肖像画家として彼女をヴェネツィアに招きます。姪のカタリーナを溺愛している様子。また、カタリーナの母ソフィアとの間に、なにか秘密があるようです。

カタリーナ・ファリエル

ユーリの姪。両親の前では猫をかぶっていますが、アルテとふたりになると態度が豹変します。礼儀作法は完璧にできるのですが、ある理由からできないフリをしています。

その他にも、アルテに文字や算数を習っているダーチャ、パン屋のおじさん、レオと腐れ縁のウベルティーノなど、多くのキャラクターが登場します。主人公と彼らの交流も、本作の魅力のひとつです。

 

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『アルテ』の絵がすごい!細部にまでこだわった背景描写

『アルテ』の絵がすごい!細部にまでこだわった背景描写
出典:『アルテ』8巻

 

本作の大きな魅力のひとつ、それは細部にまでこだわった丁寧な作画です。登場人物達が身に付ける服の模様から背景、装飾品など、小物まですべてが丁寧に描かれています。

1コマ1コマがきめ細やかに描かれていて、どのシーンを見ても舞台となったイタリアの情景が鮮明に浮かびます。その背景のリアルさに、まるで自分がその場所にいるような感覚も味わえるでしょう。

レオの工房は小さいながらも、よく手入れの行き届いた画材道具がきれいに並んでいます。ヴェロニカの書斎では、図書館かと思うほどのたくさんの本が並び、さらにフィレンツェの町に出れば、行き交う人々や建物から、町の様子が伝わってきます。

本作では、「絵で魅せる」という漫画の醍醐味を存分に味わうことが可能です。あなたも本作の世界に入って、彼らと一緒に町を探検してみませんか?

 

心に響く名言ランキングベスト3!

心に響く名言ランキングベスト3!
出典:『アルテ』1巻

本作の魅力は、もちろん背景描写だけではありません。何と言っても欠かせないのが、登場人物のセリフです。今回は心に響く名言のなかから、特におすすめのものを紹介していきます。

第3位

 

女が一人で生きていくのがどんなに大変か分かってる…
だけどどうしようもなく怒りがわいてきてそれが私をつき動かすんです
どこかでのたれ死ぬかもしれなくても
工房で学んで自分自身の力で生きられる道を目指したいんです
(『アルテ』1巻より引用)

これは、アルテがレオに言ったセリフです。彼女の心の強さ、決心の固さがわかるシーンとなっています。

出典:『アルテ』2巻

第2位

職人ってのは良い作品を作ることだけが仕事じゃない…
もちろんそれも大事だが、それ以上に物を売って生きていくには必要な事がある
充分な仕事を手に入れることとその仕事で利益を得られるようにすることだ
(『アルテ』2巻より引用)

レオのセリフ。職人として生計を立てるレオだからこそ言える言葉です。

出典:『アルテ』3巻

第1位

そんなものにお金を払わせるのは失礼よ
高い対価に見合った満足を与えられるのだという自信を持ちなさい
そして そういう仕事をしなさい
(『アルテ』3巻より引用)

これはヴェロニカが、アルテに言ったセリフです。自立して働く女性として通じる思いがあったからこそ、言えた言葉ではないでしょうか。職業は違えども、客を満足させるといった点で共通しているからこそ、アルテにとって非常に説得力のある言葉となっています。

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漫画『アルテ』の1巻から8巻までの見所をネタバレ紹介!

 

画家を志している、アルテ。しかし、結婚こそ女の幸せと信じて疑わない母親からは理解されません。そこで、彼女はあらゆる工房に弟子入りを志願します。しかし女性蔑視が強い男たちからは、まったく相手にされませんでした。

「女だから」というだけですべてを否定された彼女は、「女を捨ててやる!」と啖呵を切ると、長く美しい髪を掴み、ナイフでバッサリと切ってしまいます。周囲がざわめくなか、小さな工房を構える画家・レオが彼女を止めに入ってきました。 

それがきっかけで彼の徒弟となった彼女は、一人前の画家を目指して修行に励みます。彼は仕事には厳しいのですが、彼女を「ひとりの人間」として見てくれる唯一の人。そんな彼に、やがて彼女は恋をしていくのでした。 

明るく物怖じしない彼女は、厳しい男社会のなかでも臆することなく、成長していきます。そして、やがて周囲の男たちからも認められていくことになるのです。弟子仲間のアンジェロや、針子のダーチャという友人もできます。

 

著者
大久保圭
出版日
2018-01-20

 

そんななか、彼女はユーリという名門貴族に気に入られ、彼の姪の家庭教師兼肖像画家としてヴェネツィアへ誘われます。

そこでの仕事の期間は、半年。レオはヴェネツィアにいた方が彼女のためになると考え、「戻ってこなくていい」と言いました。アルテはその言葉にショックを受けたまま、ヴェネツィアへ渡ることに……。そして、ユーリの姪であるカタリーナの家庭教師としての日々が始まったのです。

カタリーナは両親の前では大人しく振舞っていますが、2人きりになると態度が豹変。何もせず、自分を寝かせてくれればいいと言うのでした。実は完璧な礼儀作法がを身につけていますがが、ある理由から、彼女は両親の前ではわざとできないふりをしているのです。

アルテはカタリーナの心を知ろうと手を尽くしますが、どれも失敗に終わります。しかし徐々に距離を縮め、やがてカタリーナは彼女に、ある話を打ち明けます。果たして、そこで語られた秘密とは……?

カタリーナが元気になり、アルテは肖像画家としての仕事に取り掛かります。ある日彼女は、マテイという画家職人に出会いました。彼女はマテイに、女性ならではの感性と、貴族が持つセンスが羨ましいと言われます。これまで「女のくせに」とさんざん言われてきた彼女はびっくりしますが、それと同時にもやもやした気持ちを持つのです。

彼女はそのもやもやを打ち消そうと絵に没頭し、なんと倒れてしまいます。そんな彼女に、カタリーナはあることを問いかけるのです。その言葉で彼女はもやもやの正体に気づき、それを受け入れ、また1つ成長することができたのでした。

ヴェロニカ、アンジェロ、ダーチャたちは、アルテの帰りを心待ちにしていました。レオは、彼女がヴェネツィアへ渡る時のことを思い、彼女が自分の元へ帰ってくるか気になっていたのです。そして、ついに彼女が帰ってきて……。

心が温かくなるレオとの再会シーンは、ぜひ読者のみなさまご自身で見ていただきたいところです。

ヴェネツィアでの仕事を終えた彼女は、次々と舞い込む肖像画の依頼を懸命にこなし、忙しくも充実した日々を送ることになります。そんななか、ヴェロニカや周囲の人たちは、彼女がさらなる高みを目指すならと、あるアドバイスをしてくるのです。

そのアドバイスに、彼女は悩まされることに……。画家としてもっと成長したい、でも画家として自分はどうなりたいのか……彼女が出した答えとは!?

 

漫画『アルテ』9巻の見所をネタバレ紹介!

 

ある街の大物から客人をもてなすように依頼がくるなど、仕事が順調なアルテ。次々と仕事をこなしていきます。

本巻ではダーチャとアンジェロが友人になるなど、彼女の周りの変化も楽しめそうです。しかし、そんな彼らの周りでは、何やら不穏な空気が漂っているようで……。

 

著者
大久保圭
出版日
2018-07-20

レオとは腐れ縁のウベルティーノから依頼を受けたアルテ。相変わらず力強い眼光と、すさまじい威圧感で接してきますが、そんな状況にも怖気付かずアルテは対応します。彼女が一人前へと成長していっていることを感じられる場面です。

また、ウベルティーノも、実際のところは彼女を気遣っている様子。これもアルテが誠実な態度で、周りからの信頼を獲得したからこそといえるでしょう。

そんな彼から依頼を受けたのですが、なぜか頑なに詳細を教えてもらえず……。そして、「アルテがいることはレオのためにもいいのかもしれない」と意味深な発言をするのです。そのうえで、納期はレオに任せると言うのでした。これは一体どういう意味なのでしょうか。

この話のポイントとなるのは、ウベルティーノの家に飾られていた「金持ちとラザロ」という絵です。金持ちと、貧乏人・ラザロが比較して描かれているだけのシンプルな絵。そこに込められたウベルティーノの想いに、強い意志を感じるでしょう。

また本巻では、8巻で登場した女性・イレーネが再登場。何やら、今後重要な人物になっていきそうな予感。彼女の動向にも要注目です。

漫画『アルテ』10巻の見所をネタバレ紹介!

 

街の大物によって紹介された客人・イレーネ。謎多き彼女に、アルテはやがて強い魅力を感じ始めるのです。

「彼女に気に入ってもらえる絵を描きたい」。そんなアルテの画家としての葛藤が見られる最新巻です。

 

著者
大久保圭
出版日
2019-01-19

 

優れた画家としてではなく、「貴族出身の女性であるから」という理由で仕事がきたアルテ。実力でもらえた仕事でないとわかりつつも、それを生業として生きる者として、依頼を引き受けます。

そんなときに出会ったのが、スペインからの長期旅行でイタリアを訪れたという女性・イレーネです。しかし、彼女の周りはやたら厳重で、なにやら只者ではない雰囲気が漂っています。そんな彼女ですが、周りの雰囲気とは裏腹に、とても礼儀正しく穏和な人物。アルテは、そんな彼女を快く思います。

しかし、イレーネはアルテの絵を素敵だと言ってくれるものの、心に響くものはないというのです。アルテは1人の画家として、彼女の胸を打つ絵を描くにはどうすればよいのか葛藤することになるのでした。

そして考えた末、彼女を知るためにたくさん会話をすることを思いつくのです。しかし、不自然な質問攻撃の連続に、早々にイレーネから変だと指摘されてしまい……。

そんな彼女の様子を怪しいと思ったイレーネの遣い・アスセナは、後日彼女の後をつけることに。そしてアルテとダーチャの断片的に聞こえる会話が不穏なものと勘違いした彼は、なんとアルテの首者にナイフを突きつけるのです。

果たして、彼女の運命は……。まだまだ続きが気になる、10巻です。

 

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漫画『アルテ』11巻の見所をネタバレ紹介!

イレ―ネから肖像画のダメ出しを受け、どうにか彼女の納得のいく作品をつくろうと奮闘するアルテ。そのためにはもっとイレ―ネのことを知らなければいけないと思いました。

しかし、相手の心のうちを知るためにどうすればいいか分からないアルテ。そして人の心を奪うエキスパートであるヴェロニカに会いにいくことを思いつきます。

そこでアルテはこんな言葉をもらいました。

「まず 自分の心の内を 
相手に曝け出すことよ」 
(『アルテ』11巻より引用) 

著者
大久保圭
出版日
2019-07-20

11巻は、イレ―ネの本当の姿を引き出すために、アルテが自分自身と向き合う姿が描かれます。

レオへの想いは増すものの、恋に溺れないために弟子としてこれからもそばにいることを決めているアルテ……。そんな彼女の複雑な思いに対するイレ―ネの言動が見所です。

さらにアルテは、イレ―ネが滞在している自分の生家に泊まることになり、自然と自分の生まれに対しても向き合うことになります。女である自分しか生まれなかったことで、両親に心配をかけたこと、結果的に母の望む姿にはなれなかったものの、その生まれのおかげで夢が見つかったこと……。

明るく前向きな性格が魅力のアルテですが、そんな性格に育った生い立ちを知ることで、より彼女のことが好きになってしまいます。

アルテの内面をより深く掘り下げた11巻。ぜひご覧ください。

漫画『アルテ』12巻の見所をネタバレ紹介!

11巻ではアルテが自分の内面をさらけ出しましたが、12巻ではイレ―ネが自分の内面を生い立ちとともに語ります。

そこで語られた内容は、イレ―ネは「普通」と思っていても、アルテにとっては衝撃を受けるようなものばかりで……。

著者
大久保圭
出版日
2020-01-20

12巻でイレ―ネの生い立ちを聞いたアルテが、ついに肖像画を完成させます。

今まで読者にとっても謎多き存在だったイレ―ネの過去が明かされ、彼女の異質な雰囲気の理由を知ることができます。その内容ももちろん面白いですが、イレ―ネの独特の魅力をつかみ絵画に落とし込んでいくアルテの姿にも引き込まれます。やることが明確になったとき、まっすぐ進んでいく彼女の様子は読者にも前に進む力をくれます。

また、イレ―ネのおかげでアルテによい変化が訪れるのですが、それとは反対に、シルヴィオ卿という人物が何やらアルテを利用して策略を企てているようで……。

 

漫画『アルテ』13巻の見所をネタバレ紹介!

仕事を終えたアルテは、レオの工房に帰ってきます。成長した弟子の様子にレオは感心しますが、そこにシルヴィオ卿からの使いの者が現れます。

シルヴィオはイレーネの宮廷画家として、アルテをカスティリャに連れていくことを提案しますが、その代わりに「イレーネの密偵をしてほしい」と頼まれることに……。

著者
大久保圭
出版日

イレーネと固い絆で結ばれたアルテは、シルヴィオ卿の申し出を拒否します。彼はあっさりと引き下がったものの、アルテは帰る途中、「肖像画の報酬金を水増しして騙し取ろうとした」として、シルヴィオの兵士に捕らわれてしまいました。

彼女を救い出すため、レオ、イレーネ、アスセナは策を練ります。

投獄されてしまったアルテの命運はどうなるのでしょうか……?

 

漫画『アルテ』14巻の見所をネタバレ紹介!

アルテは罪人に仕立て上げられ、フィレンツェからの逃亡を余儀なくされます。

イレーネとともにカスティリャへ向かうアルテですが、師匠であり、想い人でもあるレオに別れを告げられなかったことを後悔し、心を痛めることに……。

著者
大久保圭
出版日

14巻の見どころは、フィレンツェからカスティリャに亡命することになったアルテが、レオと再会するシーンでしょう。アルテはレオと再会した感激から、ついに想いを伝えることに。

また、アルテが母と再会し、和解するシーンも印象的です。母が娘の潔白を信じるシーンからは、親子の愛情の形や、母としての芯の強さも垣間見えます。

とはいえ、レオとアルテが次にいつ会えるのかはわかりません。二人の恋の行方からも目が離せませんね。

罪人としてのハンデを抱えることになったアルテの次なる舞台はカスティリャ。彼女が新天地でどんな活躍を見せるのか楽しみです。

『アルテ』の世界をTVアニメでも堪能できる!

 

本作は2020年4月から6月にかけて、TVアニメ化が放映されました。

アルテを演じたのは小松未可子。「アルテの心の強さに惹かれずにはいられない」「自分自身の今あるべき姿勢を、彼女が教えてくれるような気がする」とコメントを寄せています。レオ役は小西克幸。また、ダーチャ役の安野希世乃はエンディング主題歌も担当します。

TVアニメ「アルテ」公式サイトでは他のキャストやスタッフのコメントも読むことができます。

さらに、TVアニメ「アルテ」公式インスタグラムでは、作品の舞台であるフィレンツェやヴェネツィアの景色の写真をたっぷり公開しています。アニメ化取材班が旅した現地の街並みを堪能することができますので、アニメの映像と見比べてみるのもいいでしょう。ぜひアルテが生活していた16世紀のイタリアに想いを馳せてみてはいかがでしょうか。

PVも公開されていますので、ぜひご覧ください!

 

いかがでしたか?魅力的なキャラクターたち、丁寧な作画、続きが気になるストーリー。そんな『アルテ』の世界にぜひ触れてみてください!

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