教養

5分でわかる太陽系!惑星の順番/距離/特徴や、はじまりと最期を解説!

更新:2020.11.30 作成:2018.6.8

我々がいる地球を含め、8つの惑星が存在している「太陽系」。そのほかにも準惑星や小天体などさまざまな天体が太陽の影響を受けながら存在しています。この記事では、そもそも太陽系とは何なのか、惑星の順番・距離・特徴、はじまりと最期についてわかりやすく解説していきます。あわせておすすめの関連本もご紹介するので、ぜひチェックしてみてください。

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太陽系とは?惑星の順番と距離一覧

宇宙には、自ら光り輝く恒星と呼ばれる天体が無数にあります。「太陽系」とは、恒星のひとつである「太陽」の重力の影響がおよぶ空間のことです。この空間には8個の惑星があります。

太陽から惑星までの平均距離が近い順に並べると、以下のとおりです。


(1)水星:5790万km
(2)金星:1億820万km
(3)地球:1億4960万km
(4)火星:2億2790万km
(5)木星:7億7830万km
(6)土星:14億2940万km
(7)天王星:28億7500万km
(8)海王星:45億440万km


太陽系には、惑星を周回する衛星や小惑星、彗星などの小天体も数多く見つかっています。地球の衛星「月」もそのひとつ。地球からの距離は約38万kmで、地球以外で人類が降り立ったことのある唯一の天体です。

また「冥王星」のように、当初は惑星と呼ばれていたものの、大きさや軌道が他の惑星と異なっていたために準惑星と分類し直された天体もあります。そしてもちろん、いまだ発見されていない惑星もあるでしょう。まだまだ謎の多い空間なのです。

太陽系の惑星、それぞれの特徴は?

先述したように、太陽系にある惑星は8個です。それぞれ異なる見た目や特徴をもっているのでご紹介しましょう。

1.水星

太陽にもっとも近い惑星です。重力が小さく大気がほとんどありません。太陽にとても近いため表面の平均温度が170℃前後もある灼熱の世界です。

2.金星

地球からはとても美しく見えるため「ヴィーナス」などと呼ばれ、女性らしいイメージがあります。しかし表面の平均温度は約460℃と過酷な環境で、大気には「スーパーローテーション」と呼ばれる非常に激しい風が吹き荒れています。

3.地球

太陽系で唯一、生命の存在が確認されている天体です。豊富な水と大気に包まれ、生き物が存在するのに適していますが、その歴史は決して平たんではなく幾度も生命の絶滅がくり返されてきました。

4.火星

赤く見えるこの惑星には、かつて水があったと考えられています。もしかしたら、いまの地球に似た環境だったのかもしれません。近い将来、人類が訪れる可能性が高い天体のひとつです。

5.木星

太陽系のなかで1番大きく、大気ガスでできた惑星です。赤道付近には「大赤斑」と呼ばれる巨大な大気の渦が見えます。渦の大きさはなんと地球3個分。いまだに火山活動を続けている「イオ」や、液体の水が存在するかもしれない「エウロパ」など4つの大きな衛星を有しています。

6.土星

木星と同じく、水素が主成分の大気ガスでできている惑星です。望遠鏡を使うと、地球からも環を観察することができます。

7.天王星

自転軸が98度も傾いていて、ほぼ横倒しの状態で回転しているのが特徴です。大部分は、水やメタン、アンモニアなどが固まったもので構成されています。表面はメタンを含んだ大気に覆われていて、青い色に見えます。

8.海王星

太陽の周りを約165年もかけて公転しています。天王星と同様に、表面にはメタンを含んだ大気があり、天王星よりも深いコバルトブルーに見えるのが特徴です。また表面の平均温度はおよそ-230℃と極寒の惑星です。

太陽系のはじまり

宇宙の誕生は約138億年前。ビッグバンと呼ばれる大爆発がはじまりだとされています。「分子雲」という水素が主成分のガスの塊がいくつもできました。

この分子雲は一部が重力によって収縮し、やがて中心に向かって回転をしながら円盤のような形をつくります。中心付近のガスの密度が高くなり、太陽系の元である「原始惑星状星雲」の誕生です。

その後円盤の中心付近では、水素の核融合によって恒星が誕生し、輝き始めます。これが太陽の誕生だといわれています。恒星の周りでは、余ったガスや宇宙に漂う塵などがお互いの重力によって引き寄せあい、「微惑星」という塊ができました。

微惑星は衝突や合体をくり返しながら「原始惑星」と呼ばれる塊に成長していきます。太陽系の惑星は、この原始惑星が進化したもの。ちなみに小惑星や彗星などは、微惑星の一部が残ったものだと考えられています。

このように、約138億年前に発生したビッグバンからさまざまな段階を経て、およそ46億年前に太陽系が誕生しました。

太陽系の最期は

太陽を中心とする空間なので、その寿命も太陽とともにあります。そして太陽は、およそ50億年後に最期の時を迎えると考えられているのです。

その頃になると太陽の直径は、内部の水素が無くなってしまうことにより地球の軌道あたりまで膨張していて、「赤色巨星」と呼ばれるものになります。つまり地球は、太陽に飲み込まれてしまうことになるのです。

さらに時間が経つと、赤色巨星の外側のガスが徐々に放出されていきます。一方で中心付近は自身の重力で収縮し、紫外線が発せられるようになります。

その後、最期の時を迎える太陽は「白色矮星」と呼ばれる暗い星になっていきますが、放出されたガスはまた新しい星の材料となるのです。

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私たち地球人は、ようやく宇宙に飛び出すことができるようになってきました。太陽系の惑星を巡ることも、夢から現実に近づいています。ご紹介した本を読んで、よりリアルに宇宙を感じていただければと思います。