美しく健康的でありたい!そんな願いは老若男女を問わず抱いているでしょう。いくつになっても、ハツラツとした毎日を過ごしたいものです。今回は子どもからお年寄りまで楽しく続けられるダイエットのアイディアについて、運動を中心にお届けいたします。
健康的なダイエットとは、心身ともに気持ちよく続けられることが重要です。摂取カロリーばかりを気にしてバランスの悪い食事をとるよりも、効果的な運動を取り入れて健やかに減量していきたいものです。
ダイエットには、一定の時間継続して運動をし脂肪を燃焼させる「有酸素運動」と、瞬発的な運動で筋肉量を増やし基礎代謝量をあげていく「無酸素運動」の両方を組み合わせることが望ましいといわれています。
有酸素運動のなかでも簡単にできるのは、負荷をかけすぎないジョギングやウォーキングが代表的。一方で無酸素運動として効果をあげやすいのが、負荷が高いスクワットなどの筋力トレーニングです。
これらを組み合わせたスポーツに仲間と励むのもよいですが、親しい人がいると飲食の機会も増え、ダイエットの効果はそれほど見込めないかもしれません。
ただひとりで運動を継続するのは強い意志が必要です。そこでおすすめなのがSNS。専用アカウントを作って目標の体重を発表したり、ウォーキングやジョギング中に発見した季節の移ろいなどをアップしたりするのは、モチベーションのアップに繋がるでしょう。
ジョギングやウォーキングは、習慣化すると気持ちのよいものですが、天候に左右されてしまうのが難点。ジムで運動をしようとしても、雨が降ると外出するのが億劫になったり、まとまった時間が取れなかったりして足を運べないこともあるでしょう。
そこで今回は、自宅の室内でできる有酸素運動をご紹介します。
もっとも取り組みやすいのが、踏み台昇降か、負荷を軽くしたスクワットではないでしょうか。じんわり汗をかくか、かかないかくらいの負荷でも、立派な有酸素運動です。
自宅でする運動は、何かと他の用事に邪魔されて、細切れになってしまうことも多いかもしれません。かつては、有酸素運動は20分以上継続しないと脂肪が燃焼されないといわれていたため、これでは意味が無いと諦めてしまっていた人も多いのではないでしょうか。
しかし近年の研究で、運動を開始した直後から脂肪の燃焼が始まることがわかってきました。たとえば1日のなかで30分の運動を1回するのと、10分の運動を3回するのは、ほぼ同じ効果が得られるというのです。
細切れの短い時間でもよいので、こまめに運動をすることがダイエットに繋がります。また室内で運動をする場合は、水分補給やエネルギー補給を適切なタイミングでとりやすいのもメリット。日々の生活のなかに楽しく取り入れていきましょう。
運動をすることに重きを置いたダイエットは、食事の摂り方を工夫することで、より効果を発揮します。
まず、脂肪を燃焼させる効果のある有酸素運動をする際は、空腹の状態でおこなうのが望ましいです。その一方で、筋肉を増強させる効果のある無酸素運動をする際は、しっかりと食事をした後、少しだけお腹がすき始めた状態でおこなうのがよいとされています。
いずれの場合も、食後すぐに運動をすることは消化活動に負担をかけるので、避けたほうがよいでしょう。ちなみに、運動後の疲労回復にはクエン酸が効果的です。
- 著者
- 岡田 麻紀
- 出版日
- 2009-05-15
Youtubeで多くのアクセスがあった「やきとりじいさん体操」を書籍化したもの。幼稚園や保育園、高齢者施設などでも取り入れられている、ユーモラスな体操の内容を紹介しています。
オリジナルに加え、シェイプアップバージョンや座りバージョンなど、さまざまなシチュエーションで取り組める方法があるのが嬉しいでしょう。
動き自体はユーモラスですが、体の内側の筋肉を使い、引き締め効果抜群。お子さんがいるご家庭では、親子で楽しむこともできるでしょう。自然と笑顔になれる動きで、楽しくダイエットができます。
運動=歩く、食生活=バランスよく食べる、生活習慣=よく噛む 最もカンタン!3つの健康ダイエット法
本書の作者は、ボディデザイントレーナーの花村育彦。彼いわく、ただのダイエットと「健康ダイエット」はまったくの別モノだそうです。健康的にダイエットをする仕組みは、運動はもちろん、食事と、そして生活習慣の3つの柱すべてが重要だといっています。
世の中には痩せる方法としてさまざまなものが紹介されていますが、軸となる考えをひとつ持っていると、停滞期が来たとしても長い目で取り組むことができるのではないでしょうか。
本書は文章も軽快で読みやすく、紹介している方法は簡単に実践できることばかりなので、初めてダイエットをする人の心構えをつくるのにもおすすめの一冊です。
- 著者
- 本山 貢
- 出版日
- 2016-06-15
和歌山大学で考案され、全国で3万人が実践している簡単エクササイズ「ワダイビクス」が書籍化されました。ゆっくり動くことで白筋が鍛えられ、肥満や高血圧をはじめ、腰痛やひざ痛、認知症にまで効果があります。
室内で手軽にできる有酸素運動として踏み台昇降を紹介しましたが、ゆっくりとしたテンポにすることで、高齢の方の健康促進にも役立つ運動となります。歌いながら運動できるので、複数人でおこなう場合はコミュニケーションを楽しむこともできますね。
この体操は下半身の筋力を維持させるので、介護予防の効果も。病後の体力回復期など、リハビリにもおすすめです。
ダイエットは見た目のためだけにおこなうものではありません。高齢となり屋外での活発な動きに不安を感じるようになってしまっても、室内のレクリエーションとして生活に取り入れ、いつまでも健康的で若々しい身体を維持していきたいものです。
小さなお子さまからお年寄りまで、健康的で美しいからだづくりに役立つ、運動がメインのダイエット情報をお届けしました。よく知られるエクササイズも、少しアレンジを加えることで、目先の変わった楽しいものになります。みなさまの毎日の生活に、ぜひお役立てください。