5分でわかるアンキロサウルス!尻尾のハンマーや化石など特徴を解説!

更新:2018.7.13 作成:2018.7.13

有名な恐竜といえばティラノサウルスやトリケラトプス。興味のない方でも名前は聞いたことがあるでしょう。「アンキロサウルス」は知らない人も多いかもしれませんが、実は大型肉食獣にも負けず劣らずの生態をもっているんです。今回はそんな彼らの体の特徴や、最強ともいわれる尻尾の生態、化石発見の歴史などをわかりやすく解説していきます。あわせて恐竜にもっと興味を抱けるおすすめの関連本も紹介するので、ぜひチェックしてみてください。

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アンキロサウルスの生態は?体の特徴や生息地など

 

アンキロサウルスの特徴といえば、なんといってもその体。装盾類に分類され、鎧のような装甲に覆われており、まるでゲームなどに登場するキャラクターのようです。体長は最大で10mほどもあったとされ、かなりの迫力だといえるでしょう。

彼らの体を覆っている鎧ですが、実は皮膚が硬質化したもの。つまり重量はそれほどありません。そのためアンキロサウルスは、見た目に似合わず素早く動けたのではないかと分析されています。ただ防御力は相当なもので、大型の肉食恐竜でも打ち砕くことができないほど頑丈だったそうです。

もうひとつ大きな特徴として「尻尾のハンマー」がありますが、これは後述することにしましょう。

彼らが生きていた時代はかなり長く、ジュラ紀後期から白亜紀後期までの8000万年間ほど繁栄していたのではないかとされています。食性は草食で、生息地は現在の北アメリカ大陸の草原地帯です。

アンキロサウルスの尻尾はハンマーだった!使い道は?

 

アンキロサウルスが架空のモンスターのようにも見える大きな要因のひとつとして、尻尾の先についているハンマーが挙げられるでしょう。現代にもさまざまな攻撃能力をもった生き物がいますが、これほどわかりやすく攻守のアイテムを体に備えているのは珍しいです。

草食の動物は基本的には身を守る術に徹する傾向がありますが、恐竜のなかにはアンキロサウルスの尻尾のほかにもトリケラトプスの角など、攻撃力をもったものも数多く存在していました。いざというときには相手を攻撃して倒せるほどの威力をもっていたのです。

アンキロサウルスのハンマーは骨と骨が重なった構造をしています。1本の骨でできたものよりも硬くなり、衝撃を受けてもダメージが小さく回復も早いです。

また尻尾の先端についているので、攻撃をする際は遠心力がかかります。直撃した場合は大型の肉食獣でもひとたまりもなかったことでしょう。

さらに、敵と戦う時だけでなく、硬い木の実の殻などを割るなど実用的なことにも使われていたのではないかと推測されています。

アンキロサウルスの化石発見の歴史

 

最初の化石が発見されたのは、1906年のこと。アメリカのモンタナ州で、古生物学者のバーナム・ブラウン率いる調査隊が見つけました。彼は1902年に、ティラノサウルスの化石を初めて発見した人物でもあります。

この時見つかったアンキロサウルスの化石は、頭骨上部と歯、尾骨、助骨、背中の部分でした。これらの標本をもとに新種として1908年に「アンキロサウルス」という名前が初めて論文に記載されたのです。

ただこの時点では、特徴のひとつである尻尾のハンマーは見つかっておらず、論文の骨格復元図にも描かれていません。ハンマーが見つかったのは、1910年のことです。カナダのアルバータ州で助骨や四肢、鎧部とともに、尾の先が発見されます。

それから時を経て1947年、上述したカナダの発見地より1kmほど離れた場所で、化石収集家のステイン・スタンバーグが頭骨化石を発見。それ以降は状態のよいものが見つかっておらず、現在ではスタンバーグの標本がもっとも有名なものとなっています。

アンキロサウルスの特徴もしっかりわかる!鉄板の恐竜図鑑

著者
出版日
2016-06-24

 

恐竜の魅力といえばその迫力。アンキロサウルスをはじめ、体に特徴があるものや、個性的な能力をもっているものが多々存在します。本書は、そんな彼らを目で見て感じることができる一冊。ビジュアルでインパクトを感じながら、同時に知識をつけていくことができるのです。臨場感たっぷりに恐竜の世界を楽しむことができるでしょう。

漢字にはフリガナがふってあるので、小さなお子さんでも自分で読むことができます。それぞれの名前の下には由来が書いてあるなど、飽きないよう工夫がされているのもうれしいところです。

地図から見る恐竜の世界

著者
ヒサ クニヒコ
出版日
2017-05-27

 

著者は、漫画家であり恐竜研究科家でもあるヒサクニヒコ。恐竜に関する本を数多く発表していて、本書はそのうちのひとつです。

特徴は、地球の地図を用いながら、どんな場所にどんな恐竜がいたのかひと目でわかるようになっているところ。発掘された恐竜たちの分布図がわかりやすく記載されています。

まるで地図をもって過去の恐竜時代にフィールドワークに行くような感覚。アンキロサウルスが世界のどのあたりにいたのか、ぜひ探してみてください。

アンキロサウルスなど恐竜に興味をもつきっかけになる一冊

著者
出版日
2012-03-06

 

CG写真ではなくイラストでさまざまな恐竜を紹介している一冊。アンキロサウルスが分類されている「鎧竜」をはじめ、「獣竜」「雷竜」「角竜」など種類ごとに分けられています。

誰もが知っている有名なものはもちろん、マニアックなものまで充実の内容です。

生態をひとつひとつ詳細に解説しているわけではないですが、親しみやすくも特徴をしっかり捉えたイラストで絵本感覚で読むことができ、恐竜に興味をもつきっかけになるでしょう。