一緒に読みたい!3歳児におすすめ絵本5選!

更新:2021.12.1

3歳児は、おはなしをすることがだんだん上手になってきて「どうして?」「なぜ?」と知りたい事がいっぱいになってきます。おともだちとも上手にあそべるようになり、おもちゃを貸したり、貸してもらったり。自分の思いを人に伝え、関わっていこうとするこの時期におすすめの絵本です。

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色彩の綺麗な大きなおおきなぞうの絵本

ひとりぼっちの大きなぞうのぐるんぱのお話です。ひとりぼっちが寂しくていつも泣いているぐるんぱは、ジャングルに住んでいる他のぞうたちに仕事をするようすすめられ、仕事を探しにでかけます。

最初は「びすけっとや」に、次に「おさらや」「くつや」「ぴあのこうじょう」「じどうしゃこうじょう」と、一生懸命働きますが、そのどれを作っても大きすぎて使い物にならず、雇い主から「もうけっこう」と断られてしまうのです。

ぐるんぱは悲しくて涙がでそうになりますが、そんな時、12人の子どもとお母さんに出会いました。そして、その子どもたちやぐるんぱのように1人ぼっちの子どもたちが遊べる幼稚園を作るのです。

 

著者
西内 ミナミ
出版日
1966-12-15


「ぐるんぱは、どうなるのだろうと」子どもたちはぐるんぱの気持ちを思いながら、心配そうに絵本にくい入るように見ています。ぐるんぱが幼稚園で子どもたちと遊んでいる姿をみたときは大喜びです。私の幼稚園にぐるんぱ来ないかな、そんな声が聞こえてきそうです。

ページいっぱいに綺麗な色が溢れている、色彩豊かな絵本ですよ。

みんな仲良し、絵がとても綺麗な絵本

ウクライナ民話が原作となっている絵本です。とても綺麗な絵で、寒い冬の景色にあたたかなてぶくろがよく映えます。この絵本を子どもの時に読んだ方は、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

おじいさんが、森の中でてぶくろを落としました。冬の森は雪がたくさん積もっていて、とても寒そうです。落とされたミトンのてぶくろがとってもあたたかそうに描かれています。

 

著者
出版日
1965-11-01


てぶくろを見つけたねずみが中に住むことにしました。つづいて蛙がやってきます。蛙もてぶくろに入りました。つぎは、うさぎ……と、次々と動物たちがやってきて、てぶくろに入っていきます。てぶくろは、もうぎゅうぎゅう詰めです。

最後には大きな熊がやってきました。さて、熊はてぶくろに入ることができるでしょうか。

動物たちのリズミカルな繰り返しの掛け合いが子どもたちは大好きです。寒い寒い冬のとってもあたたかなお話です。

おうちで絵本を読むには

おうちで絵本を読むには

「子育てが大変でなかなか絵本を買いに行く時間もない」「読み聞かせの時間がなかなか取れない」「家で仕事をしている間、1人で絵本を読めるようになってほしい」。絵本をたくさん読んで欲しいとは思いつつ、なかなかそんな環境を整えるのも難しいですよね。 絵本アプリ「みいみ」は、さまざまな絵本を「親の声」や「子どもの声」で吹き替えすることができるアプリ。1ヶ月は無料で使うこともできるので、この機会に試してみてはいかがでしょうか? 絵本アプリ「みいみ」についてはこちらから。

みんながまちわびた春がやってきます

この絵本も冬を描いています。

雪深い森にしんしんと雪は降り続いています。「のねずみがねむっているよ。」「くまがねむってるよ。」「かたつむりが……」。森に住むさまざまな生き物が眠っていることを、軽快なリズムあることばの繰り返しで伝えていきます。

 

著者
ルース・クラウス
出版日
1967-03-20


「のねずみがはなをくんくん。」「くまがはなをくんくん。」動物たちが起きて始め、穴から出てくる様子も軽快な繰り返しの口調で表現しています。

みんなかけだし、一箇所に集まりましたよ。みんなで春を見つけました。動物たちが待ちに待った春がやってきたのですね。

子どもが大好きなことばの繰り返しの多い絵本です。

だいすきなお母さんにあんでもらった大切なチョッキ

繰り返しのことばが、とてもここちよい絵本です。やはり、子どもたちは繰り返しのことばが大好きですね。

小さく描かれているねずみくん。背景が緑色、描かれている動物たちはモノトーンの絵本です。お母さんが編んでくれたねずみくんのチョッキだけ赤色で描かれ、より一層大切さ素敵さが強調され、チョッキに注目されるよう描かれています。

 

著者
なかえ よしを
出版日
2004-03-01


そんな魅力的なチョッキを動物が次々に借りにやって来ます。優しいねずみくんは大事なチョッキをみんなに貸してあげるのですね。

どんどん大きなどうぶつが借りに来ます。最後のぞうが着た後は、ねずみくんのチョッキは、紐のようにのびてしまいました。がっかりしたねずみくんをぞうが慰めます。

子どもたちが大好きな絵本の1つです。

お風呂が嫌いなかわいい犬の絵本

黒いぶちのある白い犬のハリー。ハリーはお風呂が大嫌いです。ある日、お風呂にお湯を入れる音が聞こえたハリーは、裏庭に体を洗うブラシを埋めて逃げ出します。

道路工事の所や鉄道線路の橋の上、石炭トラックの滑り台で遊んで、泥だらけ、すすだらけになってしまい、しまいには白いぶちのある黒い犬になってしまいました。

 

著者
ジーン・ジオン
出版日
1964-03-15


家に戻っても、家族は誰もハリーとは気づいてくれません。困り果てたハリーは、裏庭に埋めたブラシを掘り起し大嫌いな風呂に自分から入り、家族に体をあらってもらいます。

子どもたちにも同じようなところがありますよね。思わず子どもとハリーを重ねてしまいます。

素晴らしい絵本は長い間読み継がれています。大人にとって単調な話でも、子どもたちは、絵本の人物の気持ちを考えたり、繰り返しを楽しんだり絵本の世界に引き込まれていきます。どれも3歳児に人気の絵本です。

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