【山下耀子のごきげんなワケ】意図を持って行動してみる

【山下耀子のごきげんなワケ】意図を持って行動してみる

更新:2021.2.4

初めまして!「ごきげんよーこ」こと山下 耀子(やました ようこ)です。 香川で生まれ育ち、大学は高知で過ごしていた私ですが、昨年「マツコ会議」に取り上げていただいてから人生が180度変わりました!現在は、日本テレビ朝の情報番組「ZIP!」のリポーターをさせていただいています。田舎から夢追って東京に出てきた私にとって、毎日が挑戦と勉強で、とても充実した日々を過ごしています。 ところで、私の元気印である、いつも明るく自由奔放(たまに無鉄砲)な「ごきげんよーこ」を育ててくれたのは私の大好きな高知県です。 今回連載する機会をいただき、何を書こうかと考えた時に真っ先に思い浮かんだのが、私を育ててくれた高知県でした。高知県の魅力について私の体験と視点から綴っていくので楽しんで読んでいただけると嬉しいです!

山下耀子プロフィール画像
タレント
山下耀子
「ごきげんよーこ」こと、山下耀子(やましたようこ)です。 香川県で生まれ育ち、高知県をこよなく愛す。現在日本テレビ「ZIP!」(HATENAVIコーナーレポーター)・テレビ東京「一夜づけ」に出演中。 ☆過去テレビ出演歴☆ TBS「有田哲平の夢なら醒めないで」・日本テレビ「マツコ会議」・高知さんさんテレビ「おちゃのまLiveさんスタ!」 Twitter:@twinkleyesy(https://twitter.com/twinkleyesy) instagram:twinkleyesy(https://www.instagram.com/twinkleyesy/?hl=ja)
  • twitter
  • facebook
  • line
  • hatena

話の終わりは大抵、「まあ飲め!」

高知県といえば何を思い浮かべますか?
坂本龍馬、カツオに柚子、あとは四万十川などなど…思いつくのは自然ばかりかと。
しかし高知県の魅力は自然だけではありません。

例えば、文化。献杯返杯を行うお酒の文化、日曜日になると通りが一気に賑やかな市場になる日曜市、何より一度聞いたら真似したくなる可愛らしい土佐弁。高知ならではの文化があちこちにあって、一度行くと虜になります!

そんな高知県に私は大学進学で4年間住んでいました。それまで香川県に住んでいたのですが、これといって大きな出来事はなく、ただ何となく平凡な毎日を過ごしていました。


 でも高知に来て、一変したのです。


高知県民の豪快さと暖かさが私を受け止めてくれたから「ごきげんよーこ」がスクスクと育ち、「私は私でいいんだ」「そんな私をたくさんの人の前で表現したい!」と思えました。

それまでの私は、今の私からは想像できないくらい引っ込み思案で、あまり人前で目立つことは好きではありませんでした。得意技は愛想笑いと、絶妙なタイミングで席を離れること。人に嫌われるのが怖いから、人とは一定の距離を置いていました。

そんな私を初めて受け止めてのびのびと育ててくれたのが高知です。自然が豊かで気候も暖かい、特に人の温かさに影響されました。

高知県民はとにかく「おせっかい」!
まったく知らない人とお酒の席で隣になれば、勝手に人生相談所を開設する。こちらが話すつもりがなくてもどんどん入り込んでくるのです。でも人の良さが伝わるからこちらもついつい話してしまいます。

ただ話の終わりは大抵「まあ飲め!」だから、根本的に解決したかと聞かれるとなんとも言えません(笑)。けれど、そんな豪快な人たちに聞いてもらうことでなんだか悩み事なんてちっぽけに思えたし、すっきりして「明日も頑張ろう」って心がぽかぽかと暖かくなりました。

東京でお仕事させてもらって田舎育ちの私は戸惑うことも多いですが、挫けずに頑張れるのは高知の豪快さと暖かさを知ったからです。

と、ついつい高知を懐かしんでしまったのはこの本を読んだのがきっかけです。

著者
大崎 梢
出版日
2011-06-10

思い出の女性を探すために県外から高知に来てさらに「よさこい」を始める主人公のお話。

読み始めた瞬間に、高知の夏が鮮明に蘇ります。
日中に感じる痛い日差し、アスファルトの照り返し、生ぬるい風、そしてべたべたとまとわりつく汗。

「あ、今年もこの季節がやってきたな」と感じる瞬間。

物語の中で印象的だったのが、よさこいチームのメンバーから主人公篤史がどうしてよさこいをやってみようと思ったかを問い詰められるシーンです。

他のメンバーは「尊敬するダンサーに追いつきたいから」とか「父親が作った鳴子で踊りたいから」と様々な思いがあるのに、篤史は「思い出の女性を探すため」だったので言いにくそうにしていました。

言いにくそうにされると、大抵の人はそれ以上の詮索はしないのですが、これまでの篤史の行動から推測し、「今さらとぼけるなよ。」とさらに追い討ちをかけて何が何でも聞き出そうとするあたり、どこまでも「こうと決めたらこうする」土佐人らしい考え方。

しかもこれは相手のためを思って言う「おせっかい」だから余計にたちが悪い(笑)。私も読みながら、篤史と自分を重ねて問い詰められている気持ちになりました。

篤史は単純な動機で始めたよさこいですが、周りの高知の人はよさこいに対する思いのレベルが違います。「賞金ももらえないのにどうしてよさこいを踊るの?」という誰もが抱く疑問を篤史も抱くが、同じチームの人たちとかかわる中で見つけ成長していく物語です。

何のためにやるのか、どうしてやるのかという本質を問うことはよさこいに限らず、仕事でも趣味でも人間関係でも何にでも通じるもので、「なぜ」「どうして」「なんのために」がなければその場に流されてしまいます。

私も高知に来るまでは何も考えておらず平凡な日々を過ごしていました。しかし大学に入ると自分で考え行動することが増え、特にサークル活動で「なぜ」「どうして」「なんのために」という問いを突きつけられることが多く、正直しんどい思いをすることもありました。けれど、この厳しくしんどい経験とその度に私としっかり向き合ってくれた先輩のおかげで鍛えられ、自分で考えられるようになり、私は変わりました。

上京して7ヶ月。改めてこのことを優しく突きつけられ、身の引き締まる思いがしています。

この記事が含まれる特集

  • 山下耀子のごきげんなワケ

    香川生まれで高知を愛する「ごきげんよーこ」こと、山下耀子(やましたようこ)さんが、高知での体験とそこから学んだ生きるヒントをご紹介。