藤原ここあに関する3の事実!キャラデザイン、作詞も手がける天才ぶり!

更新:2019.1.29

TVアニメ化もされた『妖狐×僕SS(いぬぼくシークレットサービス)』で有名な女性漫画家。少女漫画にも似た繊細なストーリーが人気で、多くのファンを獲得していました。 早すぎる死が未だに惜しまれる藤原ここあについて、経歴や人となり、「妖狐」だけじゃない名作をご紹介したいと思います。

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藤原ここあを紹介!性格、誕生日、作風は?

 

1983年4月28日生まれ。福岡県北九州市出身の漫画家です。2015年に急死しました。本名は非公開。性別は女性で、血液型はB型です。

1998年、『Beauty and the Beast』が21世紀マンガ大賞で佳作を受賞し、翌年『CALLING -コーリング-』が「月刊ガンガンWING」に掲載されて商業デビュー。

中学3年生の14歳で、プロの漫画家となりました。その関係で高校受験の時期にも関わらず、学校に行かずに漫画を描いていたそうです。

ファンとも積極的に交流しており、篤く慕われる人柄でした。

 

著者
藤原 ここあ
出版日
2016-07-22

代表作は『妖狐×僕SS(いぬぼくシークレットサービス)』です。

同作は旧家のお嬢さまである白鬼院凜々蝶(しらきいん りりちよ)が1人暮らしを始めたところ、そこは妖怪に先祖返りした人々が暮らす妖怪マンションだった……というあらすじの伝奇ラブコメディとなっています。こちらはTVアニメ化もされ、人気作となりました。
 

総じて、ときめくような恋愛を軸とした作風が特徴。その美麗で柔らかい絵柄も人気の1つで、高い画力で描かれたイラストだけを集めた『藤原ここあ画集』も出ています。

 


『妖狐×僕SS』については<無料で読める漫画『妖狐×僕SS』の魅力を全巻ネタバレ紹介!>の記事で紹介しています。気になる方はぜひご覧ください。

藤原ここあの事実1:オトメイト『I DOLL U』のキャラクターデザインも担当!

 

彼女はもちろん漫画家なのですが、非常に多芸多才な作家でもありました。

例を挙げると、オトメイトから発売された恋愛アドベンチャーゲーム『I DOLL U』のキャラクターデザインです。元々女性人気の高かった柔らかい絵柄が活かされており、乙女ゲームとの相性は抜群でした。

そして自作品『dear』や『かつて魔法少女と悪は敵対していた。』などのドラマCDのシナリオから、果ては『妖狐×僕SS』アニメ版のEDテーマ「one way」の作詞まで手がけています。漫画の媒体でなくとも、作品を知り尽くした原作者だからこそ表現出来る世界観が魅力です。

 

藤原ここあの事実2:ファンともTwitterで気さくにやり取り!

 

彼女はSNSなどを通じて、ファンと積極的に交流を試みた作家でした。

前述したように、デビューが中学3年生とかなり若かったためでしょうか、対象となる読者層とも比較的年齢や目線が近いようで、気さくに受け答えしていたのが印象的です。

突発的に作品やキャラクターへの質問を受け付けては、素早く返答。素朴な疑問からくだらない質問、かなり突っ込んだエロネタなど、基本的にNGなしでざっくばらんに対応していたこともあり、作品の内外をとおしてファンから慕われる作家となったようです。

 

藤原ここあの事実3:若くして死去……声優、種村有菜からも追悼コメント

 

そんな藤原ここあですが、2015年4月8日、突然の訃報がもたらされました。命日は3月13日。

4コマ漫画『かつて魔法少女と悪は敵対していた。』は絶賛連載中で、Twitterでもほんの数日前まで活動を報告し、亡くなる直前の3月27日までツイートで返信していたこともあって、ファンの衝撃は想像を絶するものでした。

死因は病死とだけ公表されており、詳しくはわかっていません。それまでの活動報告からは病気の兆候が見られなかったことから、その突然死についてはいろいろと憶測が流れました。しかし、未だに真相は不明です。

病死という発表でしたが、連載や新生活について語っていたことから、鬱病による自殺ということはないと思われます。

訃報に際しては漫画家の種村有菜や、作品で声を当てた多くの声優が追悼しました。業界関係者以外では、藤原ここあの大ファンだったという女優でタレントの神田沙也加が心痛を語っています。

享年は31歳。人としても漫画家としてもあまりにも早すぎる死のため、未だにファンの間から存在を惜しんで、悼む声が絶えません。

 

藤原ここあのおすすめ作品1:『わたしの狼さん。』

 

何度も申し上げたとおり、彼女の代表作といえば『妖狐×僕SS(いぬぼくシークレットサービス)』です。しかし、今回はあえてそれ以外から、彼女のおすすめ作品をご紹介しましょう。

絶大な魔力を誇り、絶対的強者として君臨する魔王がいる世界。そんな誰も刃向かえないほど恐ろしいその魔王に対して、敢然と立ち向かう者がいました。

その名は、勇者・小桃(こもも)。お人好しの彼女は力不足を自覚しつつも、勇者として魔王に立ち向かい……毎回歓迎されて、仇敵からからかわれていました。

 

著者
藤原 ここあ
出版日
2011-07-22

 

本作は「月刊ガンガンWING」で2000年9月から2001年7月まで連載されていたRPG風ファンタジー漫画です。気持ちだけが先行してしまっている弱い勇者の少女と、なぜか彼女を溺愛する最強の魔王を主人公としたファンタジックラブコメディとなっています。

小桃は勇者なのにレベル0の最弱で、おまけに極貧で幼児体型という、逆の意味で凄いキャラです。対する魔王は、レベル2000という桁違いの力の持ち主。しかも魔王なので贅沢し放題と、小桃との落差に目眩がします。

そんな凸凹コンビの物語は藤原ここあの原典であり、後に見える要素がそこかしこに感じられます。ぜひ続編『dear』と合わせてお楽しみください。

 

藤原ここあのおすすめ作品2:『かつて魔法少女と悪は敵対していた』

 

残忍にして極悪、血も涙もない悪の王のブレーンに、ミラという男がいました。この参謀・ミラこそ、組織を実質的に裏で操る組織の諸悪そのものでした。

そんな組織と対立する正義の魔法少女・深森白夜(みもり びゃくや)。彼ら2人が出会った時、血みどろの戦いが始まり――ませんでした。

ミラは白夜に一目惚れしてしまい、表向き敵対しているのに、甲斐甲斐しく援助するという不思議な関係になっていくのです。

 

著者
藤原ここあ
出版日
2014-07-22

 

本作は「月刊ガンガンJOKER」で2013年10月から2015年4月まで連載されていた、魔法少女風4コマコメディです。

正反対の立場で敵対する間柄の男女が仲良くなる、という展開からはある種『わたしの狼さん。』のセルフリメイクであることを伺わせます。あちらにはまだバトルやシリアスの成分がありましたが、「殺し愛(あ)わない」というキャッチコピーからわかるように、本作はラブコメ重視の作品です。

残念ながら作者の逝去に伴って、惜しまれつつも3巻で未完となっています。白夜の天然っぷりと、理知的なのに白夜に関してだけポンコツになるミラの関係性が面白く、ファンからも大いに受け入れられた作品でした。

 

いかがでしたか?藤原ここあはもっと長く、もっと多くの作品を読んでみたい作家でした。この機会に、彼女の作品を振り返ってみてはいかがでしょうか。

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