桜日梯子に関する4つのまとめ!人気BL漫画家の作品一覧やおすすめ作品紹介

更新:2021.11.27

商業BL作品で活躍する日本の漫画家。代表作『年下彼氏の管理癖』は、出版元の竹書房のレーベルの知名度を一気に引き上げるほどの大ヒットとなり、続く『抱かれたい男1位に脅されています。』もTVアニメ化される人気作となっています。 そんな桜日梯子の意外な素顔や作品について、今回はご紹介していきましょう。

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桜日梯子とは?『抱かれたい男1位に脅されています。』作者!

 

桜日梯子(さくらび はしご)は、神奈川県在住の日本の漫画家。誕生日は12月20日で、射手座のA型とされています。

彼女はあまり表に出てこない作家なので、年齢や性別にはついては不明です。しかし言動や絵柄、交流したファンの反応などからすると、ほぼ間違いなく女性でしょう。

 

著者
桜日 梯子
出版日
2015-12-24

 

2012年にモバイル媒体で発表した『ラブトモ』でデビュー。その後、竹書房のBLレーベル「Qpa(クパ)」で活躍し、2014年に活動の場をリブレの「ビーボーイ」に移して現在に至ります。
 

代表作は『年下彼氏の恋愛管理癖』『抱かれたい男1位に脅されています。』の2作。いずれの作品も年下攻めの作風となっており、それが好きな方には特におすすめです。

 

まとめ1:細かいキャラ設定に定評あり!

 

日本では法的に異性間の結婚しか認められていません。そんななか読者の心を楽しませるBLは、ある種のファンタジーとして描かれています。

しかし、ファンタジーだからといって現実と乖離しすぎると、没入感がなくなって楽しめなくなるもの。

その点、桜日の作品はひと味違います。『抱かれたい男1位に脅されています。』にせよ、『年下彼氏の恋愛管理癖』にせよ、舞台設定から登場人物に至るまでリアルな設定がなされています。果ては脇役やモブキャラにまで設定の手が伸びており、それが現実感を覚える彼女の作品を支えているのです。

桜日本人は、これは半ば趣味の領域で、人格まで考えつつ設定しているとインタビューで語っています。

 

まとめ2:執筆風景について。アシスタントがいない?執筆に欠かせないもの?

 

代表作の1つがシリーズ累計250万部を突破しており、桜日はBL業界において売れっ子作家と言っても過言ではありません。竹書房の新興レーベルを軌道に乗せ、メジャーレーベルへと導いた功績から考えても、偉大なBL作家であることに疑う余地はないでしょう。

細かい人物設定や魅力的な世界観でファンを楽しませてくれる彼女ですが、Twitterの発言から、なんとアシスタントがいない様子が窺えます。

定期的な連載を抱える作家の場合、作業効率を考えるとアシスタントは何人か雇うもの。しかし売れっ子の桜日が雇用していないのは不思議です。

アシスタントを使わない場合でも、煩わしい人間関係がなかったり、作業を並行する時の連絡が不要といったメリットはあるので、そういったことの方を優先させたかったのかもしれません。

 

まとめ3:平野耕太のファン!?

 

そんな桜日ですが、同じ漫画家である平野耕太のファンであることを公言しています。

Twitterでは『ドリフターズ』の雑誌連載をしっかり追ってる熱心な様子(平野はしょっちゅう休載するので、作品目当てだとかなり熱心)が垣間見え、次の展開やコミックス化されることを心待ちにする発言をしています。

インタビューによると、作中で頻繁に交わされる熱い台詞や血のたぎる演出が、特に好みであるようです。

 

著者
平野 耕太
出版日
2010-07-07

 

他には『狼の口~ヴォルフスムント~』の久慈光久や『ミツミソウ』の押切蓮介も好きな作家として上げています。

どの作品もシリアスで暗い雰囲気があるので、桜日の作風を思うと少し意外に感じるでしょう。

 

まとめ4:『抱かれたい男1位に脅されています。』の裏話が面白い!

 

代表作『抱かれたい男1位に脅されています。』は、かなりインパクトのあるタイトルではないでしょうか。同作については後述しますが、このタイトルが作品の内容とぴったり合致しているのが凄いです。

アニメ化に際しておこなわれた作者のインタビューでは、このタイトルは担当編集が出した案だということが発覚しています。

 

著者
桜日 梯子
出版日
2014-02-10

 

また同作は、元々エリートの陵辱というコンセプトがあり、そこからアイディアを膨らませて、「抱かれたい男1位」をメインに据えた話になったそう。芸能界が舞台というのも、そこから必然的に決まったと語っています。

作中の劇中劇にまで気を配っているというのだから、桜日のこだわりようは半端ではありません。

 

桜日梯子のおすすめ作品:『抱かれたい男1位に脅されています。』

 

ベテラン俳優の西條高人(さいじょう たかと)は、5年連続で「抱かれたい男ランキング」1位に輝き続けてきたイケメン芸能人。ところが、その記録は、ぽっと出の新人である東谷准太(あずまや じゅんた)の出現によって断たれ、西條は内心歯痒い思いをしていました。

その矢先、西條は東谷主演の作品で彼と共演することになるのですが……気が付くと前後不覚となって、東谷の自宅にいたのです。

 

著者
桜日 梯子
出版日
2018-03-30

 

本作は「b-boy」で連載が開始され、掲載誌を変えつつ、現在は『MAGAZINE BE×BOY』で連載が続いている桜日梯子の大ヒット作です。スキャンダラスな芸能界、そのなかでもトップクラスのイケメン俳優2人によるBLとなっています。

西條は芸歴20年の大ベテラン。一方の東谷は3年目の新人で、実力も経験も西條が遥に上です。しかし、その2人がいざことを始めると、立場が逆転。年下が攻めとなるのが見所でしょう。

抱かれたい男ランキングともども、まさに下克上。旧・抱かれたい男1位が、新・抱かれたい男1位に組み敷かれる構図です。

東谷は無自覚に西條を攻め上げ、仕事もプライベートでも優位に立ちます。濡れ場は生々しい擬音で彩られ、溢れんばかりのエロスが楽しめるでしょう。

リアルな芸能界描写も面白くて、見所満載の作品です。

『抱かれたい男1位に脅されています。』については<『抱かれたい男1位に脅されています。』全巻ネタバレ紹介!興奮の擬音H!>で紹介しています。気になる方はぜひご覧ください。

桜日梯子のおすすめ作品:『年下彼氏の恋愛管理癖』

 

小野塚理(おのづか さとし)は、身の回りのことが何も出来ない研究生。彼は大学生の後輩である平坂泉(ひらさか いずみ)に頼りっきりです。そして、世話を焼く泉の方もまんざらではありませんでした。

彼らはそうして日常を過ごしていましたが、理はなぜか同性に言い寄られやすい男でした。泉はある時に着衣の乱れた彼を目撃し、理性を失って襲ってしまうのです。

 

著者
桜日 梯子
出版日
2017-11-10

 

本作は桜日梯子の大出世作です。

泉は甲斐甲斐しく世話をすることから、理の「飼い主」と呼ばれます。理も戯れに「飼い主さま」などと言っていたのですが、暴走した泉によって肉体的にもそういう関係となってしまうのでした。

理の受け体質もかなりのもので、さながらまな板の鯉。あるいは鴨葱といったところです。「ペット」がそんな有様では、飼い主の泉がキレるのも無理ありません。

表題作以外にも切り口の異なる短編が3本入っており、桜日の手腕を余すことなく堪能出来る作品となっています。

 

いかがでしたか?桜日梯子についてどれほど知っていること、あるいは知らなかったことがあったでしょうか?もし作品自体を知らなかったという方は、ぜひこの機会に触れてみてください。

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