La PomPonのMISAKIです。気づけばコートを着る季節。だんだんと寒くなってきて、冬はもう目の前ですね。そんなこれからの季節は、心が温まる本を読んで乗り越えるのもいいかもしれません。本を読むことは、リラックス効果があったり、表現力が豊かになったりするそうです。私もいろんな本を読んで、心をほぐして感性を豊かにしていき、自分自身に役立てていきたいです。
- 著者
- 伊吹 有喜
- 出版日
- 2011-11-02
四十九日ときいて、少し暗い内容なのかなと思って読み始めましたが、とても温かく、前向きになれる本でした。
妻である“乙美”に突然先立たれ一人残されてしまった“良平”の元に、乙美の教え子であった謎の若い女性と、心に傷を負った良平の娘が帰ってくるところから話は展開します。後半にかけて乙美の人生が明らかになっていくのですが、乙美の人柄、家族や他人に対する愛の深さが伝わり、とても感銘を受けました。
自分のことはいつも後回しで、他人のことばかりに一生懸命……という人は皆さんの周りにもいると思います。私の場合は、母です。いつもお世話になっているからこそ、おざなりにならないよう丁寧に感謝の気持ちを伝えていきたい、そんな暖かい気持ちにしてくれた一冊でした。
- 著者
- 小川 糸
- 出版日
- 2016-04-21
この本を読み終えたとき、こんな素敵な作品に出会えて良かったと強く感じました。そして舞台となっている鎌倉に行きたくなりました。
主人公の“雨宮鳩子”は、小さく古い「ツバキ文房具店」で手紙の代書を請け負う女性。和食屋のお品書きや離婚の報告など……様々な書き物の仕事によって出会う個性的な人たちとの、思わず心が温かくなるストーリです。登場人物の多くがあだ名で呼ばれていて、これがまたユニークで面白く、この本の雰囲気をより親しみやすいものにしてくれています。
私も手紙を書くときは、どんな色の紙で、どんな文字で、どんなことを書くのかとても悩みます。でもその相手のことを想って考える時間はとても幸せな時間ですよね。改めて、手紙で自分の想いを表現することの大切さを学んだ作品でした。
- 著者
- ハンス ウィルヘルム
- 出版日
これは私の17年間一緒に過ごした愛犬が天国に行った年に、お世話になった動物病院から贈られた本です。絵本を読んで、ここまで涙があふれてしまったのは初めてでした。犬のエルフィーと男の子を中心に物語がくりひろげられていきます。愛するものとの死別がテーマとなっている作品ですが、私は読むたびにじんわりと胸が熱くなってしまいます。
この本は、これまで私が秘密にしていた……最強の本です! 絵本は疲れた心を癒してくれたり、慌ただしい毎日を送る中で忘れかけていた日々を想い出させてくれます。皆さんも久しぶりに絵本を手にとってはみてはいかがでしょうか。