グイード・ミスタに関する7の事実!いじめられてる?ワキガ臭い!?

更新:2021.12.11

『ジョジョの奇妙な冒険』第5部「黄金の風」に登場する、主人公ジョルノの仲間であるお調子者。陽気な性格と大胆な行動力、銃を使用する使い勝手のよいスタンド能力を持つ優良キャラです。2018年から放送されているアニメ版でも、目覚ましい活躍をしています。 今回は、そんなミスタについて詳しくご紹介しましょう。第5部のムードメーカーの魅力を、とことん感じてみてください!

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漫画『ジョジョの奇妙な冒険』グイード・ミスタとは?身長、髪型、声優などネタバレ紹介!

 

本作の第5部「黄金の風」の登場人物。アニメ版の声優は、鳥海浩輔です。

「ミスタ」はイタリア語で「混ぜた」という意味。青と赤を基調とした格子模様の格好がトレードマークで、常に帽子を被っています。ちなみに過去エピソードを見たところから考察すると、髪型はおそらく短髪でしょう。

 

著者
荒木 飛呂彦
出版日
1996-11-01

イタリアのギャング組織「パッショーネ」の構成員で、ブローノ・ブチャラティの部下。

元は一般人でしたが、女性が乱暴されそうになっているのを助けようとした際に銃撃戦に巻き込まれ、そこで拳銃を用いた正当防衛をするも認められず、禁固刑になってしまいます。その際ブチャラティに救われた過去があり、組織へ入団しました。

身長179cm、血液型B型。誕生日は1982年12月3日で、年齢は18歳。物事はなるようになると考える楽天的な性格で、後から入ってきた主人公ジョルノといち早く打ち解けるなど、チームのムードメーカー的存在です。

チームの加入順は長らく不明でしたが、アニメ版の描写からレオーネ・アバッキオ、パンナコッタ・フーゴ、ナランチャ・ギルガ達より後で、ジョルノの次に新参であることが判明しました。

リボルバー拳銃が主な武器で、6体で1つの群体スタンド「セックス・ピストルズ」を操ります。同じ銃使いであることから、第3部のスタンド使いであるホル・ホースと比較されることも。

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ジョジョ5部については<ジョジョ第5部・黄金の風の面白さをネタバレ解説!アニメ化の覚悟はいいか?>の記事で紹介しています。気になる方はぜひご覧ください。

グイード・ミスタの事実1:スタンドがユニーク&キュート!セックス・ピストルズについて解説

 

ミスタのスタンド能力であるセックス・ピストルズは、小人型の群体スタンドです。

No.1が冷静なリーダー格、No.2はお調子者で、No.3はいじめっ子気質の暴れん坊。4は欠番で、いじめられっ子で泣き虫なNo.5、熱血漢のNo.6、しっかり者のサブリーダーNo.7と続きます。1体ずつ違う性格をしており、コミカルさと可愛らしさから第5部のマスコット的存在となっています。

その大きさから個々の攻撃力はありませんが、群体ならではの精密動作が可能。ミスタが撃つ拳銃弾に取り付いて弾丸の軌道を変えるなど、彼の超人的な射撃技術をサポートするのが主な仕事です。

コミュニケーションをとることが可能なため、ミスタ以外の仲間に必要な情報を教えてくれたりするなど、他のスタンドにないポイントがあるのも魅力。ただ、食事や睡眠を欠かすと働いてくれなかったりもするのが玉に瑕ですが……。

 

グイード・ミスタの事実2:実は強くてかっこいい!! 覚悟の強さ!

スタンド能力は一見地味ですが、精密狙撃から情報収集までおこなえるので、本人の思い切りのよさもあって活躍の機会は多いです。

脇役ですが、単独行動でも複数行動でも、戦績は上々。任務の成功をストイックに考えており、危険も覚悟して、紙一重でも確実に勝利するのがミスタ流。

物体を固定する能力をもつスタンド「クラフト・ワーク」の本体であるサーレーや、周囲を超低温にして凍らせるスタンド「ホワイト・アルバム」の本体であるギアッチョは物理攻撃に強かったので、虚を衝けるミスタ以外では勝つことは難しかったかもしれません。

著者
荒木 飛呂彦
出版日
1997-11-01

ギアッチョとの戦いでは、超低温のせいでジョルノの能力が封印されてしまいます。そういった苦戦を強いられる絶望的な状況のなかでもミスタは後ろ向きにならず、自分とジョルノの生存、そして任務の遂行を強く誓うのです。そんな彼を見たジョルノも、覚悟を決めたのでした。

フィレンツェ行き特急では生物を老化させるスタンド「ザ・グレイトフル・デッド」の本体であるプロシュートの不意打ちを食らったものの、途中まではプロシュートと彼の弟分ペッシの2人がかりの攻撃にも対応出来ていたので、かなりのやり手なのがわかるでしょう。

グイード・ミスタの事実3:ワキガ臭い!? トリッシュとは名コンビ!

物語中盤以降、ブチャラティのチームは組織を裏切ります。そこで重要になってくるのが、組織のボスの娘で、ボスに迫る唯一の手がかりである、トリッシュ・ウナです。

最初は彼女の護衛を任されていたブチャラティのチームでしたが、それはボスが自分の手がかりに繋がる存在であるトリッシュを、確実に殺害するためのものでした。そのことを知ったブチャラティは組織を裏切り、彼らはボスの敵となったのです。

著者
荒木 飛呂彦
出版日
1998-03-01

そして迎えた、ボスとの最終決戦。その際ミスタとトリッシュは、ある出来事がきっかけで体が入れ替わってしまうのです。

年頃の女性、しかも潔癖症の身としては、男の体は汚らわしいもの。トリッシュはミスタの不潔さやワキガに気付いて、ちょっとしたパニックになってしまいました。臭いや、指から生えた毛に対して悲観する彼女の描写は、ちょっと面白さを感じてしまいます。

しかし、この一件以降、もとに戻ってからはお互いの体を知る仲として、妙にいいコンビになったのでした。

グイード・ミスタの事実4:いじめにあってる!? 4という数字に対する恐怖!

 

彼は幼少期から、数字の「4」に関して悪いことばかり経験してきたため、4を避けることをジンクスにしています。残弾が4発であることを嘆いたり、手に持った銃弾4発を誰かに取らせようとしたりと、嫌がる姿勢は徹底しているのです。

かなり切迫した戦闘場面でも「4」が絡むとダメになってしまう彼は、もはや病的な域といえるでしょう。

偏執的にこだわっていることから、これはチーム全員に周知の事実。しかし、メンバーはわざと4切れのケーキを彼に回すこともあり、ミスタいじめというか、彼をいじって遊んでいる節があるのです。

 

グイード・ミスタの事実6:その後は組織の副長!?小説『恥知らずのパープルヘイズ』にも登場!

この小説は、本編の後日談を描いた上遠野浩平によるスピンオフです。

組織はジョルノが掌握し、裏から操って改革がおこなわれていました。ジョルノは組織浄化の一環として、かつてチームを裏切ったパンナコッタ・フーゴに試練を科し、あらためて忠誠を証明させることに決めるのです。

著者
上遠野 浩平
出版日
2011-09-16

そのなかでミスタは、ジョルノに次ぐ組織の副長として登場。「実力から次の幹部はオレ」などとと本編で冗談半分に言っていましたが、見事その発言を実現したわけです。
 

話し方などはそのままですが、その発言の内容から、精神力の成長がかい間見えます。組織の重役という責任感あるポジションが、彼をそうさせたのかもしれません。

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グイード・ミスタの事実5:死なない運命だった?エピローグから理由を考察【結末ネタバレ注意】

 

ミスタは、作中でも群を抜いて重傷を負うキャラです。プロシュートに頭を撃たれたり、ギアッチョ戦では自分の銃撃を計18発もあえて受けたりと、死亡していてもおかしくありません。

 

著者
荒木 飛呂彦
出版日
1999-05-01

この不思議なほど不死身だった理由が、物語の最後で語られるエピローグで明かされます。そこでブチャラティは、死の運命を彫刻するスタンド「ローリング・ストーンズ」によって、死ぬ運命にあることを告げられてしまうのです。

ミスタは、彼の運命を変えようと、そのスタンドの破壊を試みますが……。

ミスタは、ローリング・ストーンズを破壊しようと、ビルから飛び降ります。自分は彫刻にされていないから死ぬ運命にないだろうという、逆転の発想でした。その予想は、見事に的中。そのまま最後まで生き抜いたのでした。

グイード・ミスタの事実7:陽気で男前!! 名言ランキングベスト5を紹介

 

彼は、シリアスになちがちな5部のムードメーカー的キャラです。そしてジョルノといち早く打ち解けたことから、活躍の場面も少なくありません。そんないくつかのシーンから、彼の名言ベスト5をご紹介しましょう(巻数表記はジャンプコミックス版に準拠)。

第5位

食べることを深ーく考えるってことはよォ――
「幸せに生活してるか?」どーかにつながるからよー
とっても大切なことだと思うわけよ
(『ジョジョの奇妙な冒険』63巻より引用)

エピローグの冒頭で語られたセリフ。普段は勢い任せの彼ですが、そんな彼の人生観、哲学観が垣間見えます。

 

著者
荒木 飛呂彦
出版日
1997-11-01

第4位

後に言う方が正しいんだよ
おれがおまえに言う時はな!
(『ジョジョの奇妙な冒険』50巻より引用)

ミスタが、スタンドバトルに巻き込まれた名もなき運転手に言った言葉。止まれと言われたり、止まるなと言われたり、運転手にとっては理不尽でしかありませんが、シリアスな笑いを誘いました。

第3位

キスでもしてんだな…………
スピードがついてる分だけ「道路さん」に熱烈なヤツをよォ――――ッ
(『ジョジョの奇妙な冒険』55巻より引用)

物理攻撃の効かない強敵ギアッチョに対し、車に追いつくスピードを利用して転ばせた時のセリフ。顔面からの衝突をキスと言い換える、ミスタのユーモアが窺える名言です。

著者
荒木 飛呂彦
出版日
1996-11-01

第2位

あと1発しかないと知れば「油断」するから教えてるんだ
もう おまえは間違いなく「油断」するよ
(『ジョジョの奇妙な冒険』50巻より引用)

ミスタの最初の見せ場、サーレーとの対決で言った名言。後がない状況で大胆不敵に振る舞い、逆転勝利を引き込みました。「ジョジョ」特有の駆け引きと、彼のキャラクター性がよく表れている名シーンです。

第1位

突っ切るしかねえッ!
真の『覚悟』はここからだッ!
『ピストルズ』! てめーらも腹をくくれッ!
(『ジョジョの奇妙な冒険』55巻より引用)

ほとんど無敵とも思えるギアッチョを攻略すべく、全身全霊を賭けるシーン。自分の攻撃を自分で受けながら、それでも前に突き進む、凄まじい覚悟の籠った名言です。普段コミカルなミスタも、信念の男だと再確認させられます。

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いかがでしたか?グイード・ミスタというキャラについて、理解が深まったことと思います。そのうえでアニメや原作を観賞すれば、より楽しめること間違いなしです。

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