わたしの名前はowtn.(おわたん)。アイドルでありながら「ポエムコア」という、自作の詩を音楽にのせて朗読する詩人―…ポエムコア・アイドルです。読むことも書くことも大好きなわたしのお気に入りを、みなさんにお伝えしていけたらいいなと思います。
色彩、自然、人。そしてそこにはファッションがある
流れる水を掬う手、木々に差し込む光、水辺でうつむく女性と犬。ファッション界に新しい風を吹かせた人物といわれる一方で、普遍的な構図を限りなく清浄に、美しく切り取るフォトグラファーでもある、マーク・ボスウィック。特にこの『Not in Fashion』は彼の写真の特徴である鮮やかな色彩が良く出ています。さらに、ページのところどころには手書きの撮影メモや手紙が!VOGUEで使用された写真、GUCCIやHELMUT LANGのイメージフォトなど、収録作品のボリュームもさることながら、表紙の造り、紙の質感(これにより、鮮やかな印刷が実現したと思うのです)からもこだわりを感じる一冊。手に取り、その質量を感じ、何度も読み返したい。手元に置いておくだけで、大切な宝物のような、特別な存在になるはずです。
あどけない表情♡「ぱるる」の魅力満載
アイドルの写真集は日々発売されていますが、わたしの一押しはやっぱりこれ。AKB48の人気メンバー、島崎遥香さんのファースト写真集『ぱるる、困る。』!彼女の登場により「困り眉」という言葉が一般に浸透したのは記憶に新しいですよね。着物姿に、水着姿…いろいろなショットが満載ですが、感情を憶測したくなるような、保護欲を掻き立てられるような「困り眉」は、彼女の凛とした佇まいをより一層引き立てているように思います。
女の子にとってアイドルの写真集というものは、自分を重ね、そして純粋に芸術品として鑑賞できる、二度おいしいコンテンツだとわたしは思っています。特に、私服ショットや、ちょっとおめかしの装い、食事シーンからグループの仲間と談笑する姿―…すなわち、等身大の女の子の何気ない日常―…を集めた、この『ぱるる、困る。』はそういった意味でも、ひときわ秀逸と感じます。少し前の写真集ですが、だからこそちょっとあどけない時代のぱるるが満載。女の子はもちろん、アイドル好きな男の子は原点に返る意味で、また、今までアイドルに興味がなかった男子にもぜひおすすめしたい一冊です!(鼻息)