遠足がテーマの絵本おすすめ6選!動物やバスが登場して遠足が楽しくなる!

更新:2019.5.20

遠足と聞くと、子どもたちはワクワクうきうき。おやつに何をもっていくか悩んだり、楽しみすぎて前日から眠れなかったり、はやる気持ちを抑えられません。今回はそんな遠足にまつわる絵本を厳選してご紹介します。動物やバスがたくさん登場して、ますます楽しみになりますよ。

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風邪を引いたぼくの一風変わった遠足を描いた絵本『ぼくのえんそく』

 

きょうは、たのしいえんそく。でもぼくは、かぜをひいてねつだした。
だるくて、さむくて、からだがぶるぶる。これじゃあえんそく、いけないなぁ。(『ぼくのえんそく』より引用)

風邪をひいて、楽しみにしていた遠足に行けないぼく。すると「行きたい」という気持ちが、体からにゅっと飛びだしました。ネコとジュース入りの水筒といっしょに、雨雲に乗って遠足に出発します。

 

著者
穂高 順也
出版日
2005-10-01

 

穂高順也が文、長谷川義史が絵を担当した作品です。

子どもというのは、遠足や運動会など楽しみにしているイベントがある時にかぎって熱を出してしまうもの。がっかりして寂しくて、ふとんの中でさめざめと泣いてしまうこともあるでしょう。

そんな気持ちが身体から抜け出して、遠足に出発するという突拍子もない発想がすてきなお話です。バスではなく雨雲に乗ったり、虹の橋の下でお弁当を食べたり、普通では体験できない特別な遠足をぼくと一緒に楽しむことができます。

長谷川義史のダイナミックで元気いっぱいなイラストも、ユニークな物語を表現豊かに引き立てます。大人も子どもも無条件に楽しめる、オリジナリティにあふれた一冊です。

 

乗り物が好きな子に読んでほしいしかけ絵本『あめのひのえんそく』

 

今日はみんなが楽しみにしていた遠足。大きなバスに乗って、ぶどう山にぶどう狩りに行きます。でも朝から雨が降ってしまいました。

出発しても、ますます強くなっていく雨。トンネルを抜けるたびに変わる景色のなか、みんなを乗せたバスは目的地に向かって走ります。ぶどう山につくころに、雨はやむのでしょうか?

 

著者
間瀬 なおかた
出版日

 

間瀬なおかたが手掛けた『あめのひのえんそく』。さまざまな乗り物をたっぷり楽しめる「のりものしかけ絵本」シリーズです。

赤いもみじ山、緑のまきば、青い海……バスがトンネルを抜けるたびに景色ががらっと変わり、まるでみんなと一緒に遠足に行っているかのような気分を味わえます。細かく丁寧に描きこまれた背景も見ごたえ抜群です。

雨もあがり、無事に到着したぶどう山でふと空を見上げると、そこにはすてきなものがありました。大人も子どもも感動すること間違いなしの、あっと驚くしかけをぜひ実際に確かめてみてください。

本物のようにリアルなバスや自動車も続々と登場し、乗り物好きな子どもにはたまらないことでしょう。裏表紙までお話は続くので、見落とさないように注意してくださいね。

 

地上と地下でくり広げられる楽しい遠足『ねずみのえんそく もぐらのえんそく』

 

今日はとってもよい天気。絶好の遠足日和です。ねずみ園と、もぐら園のみんなは、芋ほり遠足に出かけます。

地上を進むねずみと、地下をすすむもぐら。道中は、山あり谷あり、迷路あり。楽しいことやびっくりすることも起こります。ねずみ園ともぐら園のみんなは、無事においしいお芋を食べられるのでしょうか?

 

著者
藤本 四郎
出版日
2001-09-01

 

地上と地下でお話が同時進行する作りがとても楽しい本作。水彩画家としても活躍する絵本作家の藤本四郎の作品です。

地上のねずみが蹴ったどんぐりが地下に落ちてもぐらの頭を直撃したり、地下でもぐらがちょっかいを出したへびが地上に飛び出して、ねずみを驚かせてしまったり。お互いの存在に気づいてはいないけど、ちょっとした行動が影響しながら遠足は進みます。

最後は、土の上と下で同じお芋を引っ張ってよいしょよいしょ、オーエスオーエス!お互いに引っ張りあっているのでなかなか抜けないところもかわいくて憎めません。

絵を見ているだけで楽しめる、遊び心にあふれた遠足絵本です。

 

遠足に寝坊したのは……なんと園長先生!?『えんそくバス』

 

みなさん、あしたは まちにまった
たのしい えんそくです。
おねぼうしないように。
それから、おべんとう わすれずにね(『えんそくバス』より引用)

遠足の前日、おやつに何を持っていこうかワクワクした様子の子どもたちに言い聞かせる園長先生。しかしその夜、園長先生はなかなか寝つくことができませんでした。遠足が楽しみで仕方なかったのです。

次の日の朝、時計を見た園長先生はびっくりぎょうてん。

わっ、たいへんです。ちこくです!(『えんそくバス』より引用)

遠足バスは、園長先生がいないことに気づかずに出発してしまいました。園長先生は、遠足に参加することができるのでしょうか?

 

著者
中川 ひろたか
出版日
1998-03-30

 

中川ひろたかが文、村上康成が絵を担当した作品。保育園の季節にちなんだ行事を描いた絵本「ピーマン村」シリーズです。

遠足が楽しみすぎて眠れない……小さな子どもがやりがちなことを、大人の園長先生がしていまうという点が意外でおもしろいでしょう。寝坊するほど楽しみにしていたのに、みんなに忘れられていたという不便さにも、思わずくすっとしてしまいます。

読み聞かせをする際は、伸ばした脚の上に子どもを乗せて「みぎにまがります」「ひだりにまがります」「がたがたみちです」と一緒に動いてあげると喜びます。ぜひ一緒にやってみてください。

 

遠足を描いたベストセラー絵本『ぐりとぐらのえんそく』

 

お料理することと食べることが大好きな野ねずみのぐりとぐら。今日は、お弁当の入ったリュックと水筒を持って、野原へ遠足に出かけます。

いくら リュックが おもくても
くたばらないぞ ぐりとぐら
えんそくの たのしみは
リュックのなかのおべんとう
ぐり ぐら ぐり ぐら(『ぐりとぐらのえんそく』より引用)

たのしく歌いながら林をとおり抜け、目的地の野原に到着したぐりとぐら。しかし突然、毛糸が足にからんで転んでしまいました。2匹は、ずっとずっと向こうまでつながっている緑の毛糸をたどってみることにします。

 

著者
なかがわ りえこ
出版日
1983-03-05

 

世代をこえたファンも多いロングセラー絵本「ぐりとぐら」シリーズの一冊。実の姉妹である中川李枝子と山脇百合子が手掛けています。

野原についたぐりとぐら。もうお昼の時間だと思って時計を確認するとまだ10時です。体操をしてみますが、お昼の時間はまだまだ先……。遠足で1番楽しみなのはお弁当だという子どもも少なからずいるはず。お昼が来るのが待ち遠しいという2匹のはやる気持ちについつい共感してしまうのではないでしょうか。

たどっていった毛糸の先で出会ったくまさんも誘って、野原の真ん中で食べるお弁当はとてもおいしそう。ぐりとぐらの小さい身体で運んでいたとは思えないほどの量に、びっくりしてしまいます。

自分の身体よりも大きい毛糸玉を転がすぐりとぐらや、毛糸がほつれてるのに気づかず寸足らずなチョッキを着ているくまさんなど、ほのぼのかわいいらしいエピソードやイラストが満載。肩の力を抜いて、絵本の優しい世界にひたりたくなる一冊です。

 

遠足に行けなかったうさぎさんは、泣くのを我慢できる?『あめふりうさぎ』

 

大雨の日に生まれたうさぎさん。うさぎさんが泣くと「ザァーッ」と雨が降りだします。

明日は楽しみにしていた遠足なのに、うさぎさんは熱を出して寝込んでしまいました。「あしたは絶対泣かないでね」とお友達にお願いされますが……。

 

著者
せな けいこ
出版日
1981-11-25

 

人気の絵本作家せなけいこが手掛けた『あめふりうさぎ』。あたたかみのある貼り絵を使った作品を数多く産み出しています。

泣き虫のあめふりうさぎを見て、子どもたちは何を思うのでしょうか?泣くな泣くなと言われるうさぎくんをかわいそうだと思うのか、お友達のために泣くのを我慢した方がいいと思うのか……。

頑張って泣くのを我慢したあめふりうさぎの努力を、お友達もわかってくれました。最後は素敵なおみやげも。周囲の人との関わり方を考えるきっかけにもなる一冊です。

 

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