『けものみち』異世界ペットショップはカオス?アニメ化漫画の魅力をネタバレ

更新:2019.7.22 作成:2019.7.22

特殊な趣味趣向や技術、知識を持った主人公が、現代日本とは違った文化を持つ異世界に渡ることで、思わぬ能力を発揮するような、異世界転生ものが人気を呼んでいます。『けものみち』はケモノ大好きなケモナー青年が異世界でペットショップを営みながら奮闘するコメディ作品。アニメ化が決定した本作の魅力をご紹介します。本作にはネタバレも含まれますので、ご注意ください。

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漫画『けものみち』がカオスで面白い!アニメ化決定!【あらすじ】

『けものみち』は、漫画雑誌「月刊少年エース」で連載している漫画作品です。原作は暁なつめが務め、作画は『バカとテストと召喚獣』のコミカライズを手掛けた、まったくモー助と夢唄が担当しています。異世界トリップものですが冒険がメインではなく、コミカルな日常が描かれています。

愛犬に似ているマスクをかぶり、動物が大好きな「ケモナーマスク」として活躍するプロレスラー・柴田源蔵(しばた げんぞう)です。長年待ち続けた大一番である試合を控え、会場の控室にいたはずでしたが、気が付けばひろゆきを抱いたまま、見知らぬ洋風の城にいました。

ドレスをまとった姫に勇者と呼ばれ、世界にはびこる魔獣と魔王を倒してほしいと依頼された源蔵。大一番を台無しにされた腹立たしさに加え、「獣を倒してほしい」という依頼に怒り、姫にジャーマンスープレックスを決めてしまいます。

著者
["まったくモー助", "夢唄"]
出版日
2017-04-25

勇者から一転、追われる身となった源蔵は、魔獣ハンターとなって資金を貯め、ペットショップをオープンすることに。街で助けた狼獣人のシグレをはじめとした、可愛い従業員と一緒に、夢だったペットショップの経営に乗り出した源蔵でしたが、愛する動物たちと日々様々なトラブルに見舞われていました。

異世界でペットショップ経営という、異世界職業ものの本作。ファンタジー作品ではおなじみの魔獣などが登場。またシグレをはじめとした亜人少女も登場し、人間の女の子にはない魅力を発揮しています。巻末には原作者の暁なつめが書く短編小説も収録されています。

2019年10月2日より、AbemaTV、TOKYO MXなどでテレビアニメの放送開始が発表されています。
 

原作者・暁なつめとは?『この素晴らしい世界に祝福を!』が有名!

福井県越前市の出身で、ライトノベル作家の暁なつめ。2012年、ライトノベルの新人賞に応募したことがきっかけで、本格的な創作活動を開始。自身のブログ「四畳半から見える月」や、小説投稿サイト「小説家になろう」等で作品を発表してきました。

2012年に「小説家になろう」で自宅警備兵の名で投稿された『この素晴らしい世界に祝福を!』が注目を集め、書籍化までされました。その後、暁なつめ名義で2013年10月にプロ小説家としてデビューを果たします。

著者
出版日
2015-04-09

作者の作品には、一筋縄ではいかない個性的な登場人物がそろっており、おのおのが特徴的な口調をしており、ギャップを持っています。個性的なキャラキャラクターの魅力が、作品自体の強烈な個性へとつながっています。
 

漫画『けものみち』の魅力をネタバレ!可愛すぎる亜人美少女たち!

漫画『けものみち』の魅力をネタバレ!可愛すぎる亜人美少女たち!
出典:『けものみち』1巻

本作の主人公は筋肉ムキムキではありますが、美少女はたくさん登場しますのでご安心ください。そして美少女も、ただ可愛いではありません。角やケモミミを持った亜人美少女たちが、源蔵と一緒にペットショップ「けものみち」を切り盛りしていきます。

狼獣人のシグレは、青みがかった銀色の髪と目を持つ美少女。頭頂部には大きな獣の耳が二つ。獣人用に作られた服の割れ目から、ふさふさの尻尾がのぞきます。

源蔵に助けられたことで「けものみち」の従業員となった彼女はとてもしっかり者で、会計士の資格を持っています。過去の貧乏経験からか金と食べ物のこととなると、目の色が変わります。

ファフニール・メルドブラグ・リンダブレアは自称ドラゴンハーフの少女ですが、実は人化したドラゴン。何でも食べてしまう驚異の食欲を持っており、「けものみち」にやってきたケモノたちを齧ってしまうことがあるという、少々困ったクセの持ち主。名前が長いということもあり、源蔵からは花子と名づけられています。

花子の従者、ヴァンシュタイン・カーミラはヴァンパイア。プライドは高いものの少々アホの子で、花子第一。従業員の中では一番ケモノ要素が薄いせいか、源蔵からは塩対応をされているという、ちょっとかわいそうなポジションの美少女です。

人型をとっていますが、種族特有の性質が極端に出ていたりするところが亜人少女たちの魅力。花子が食べる姿を見守ったり、シグレのもふもふ尻尾に触ってみたい衝動に駆られてしまいます。
 

漫画『けものみち』の魅力をネタバレ!レスラーでケモナーな主人公が変

漫画『けものみち』の魅力をネタバレ!レスラーでケモナーな主人公が変
出典:『けものみち』1巻

主人公、源蔵はプロレスラーです。異世界トリップものの主人公が青年というのは2019年7月現在、珍しくなくなりましたが、現実世界の仕事がプロレスラーというのはかなり異色でしょう。

レスラーから想像するような厳つさはありませんが、太い首や腕、広い肩幅、発達した背筋という身体のパーツに、レスラーらしさを感じます。
 

そんな源蔵は、極度の動物好き。試合前の控室に愛犬を連れ込み、うっかり一緒に召喚されるという流れからも、動物をこよなく愛していることが伝わってきます。

幼い頃からの夢はペットショップで、資金稼ぎにレスラーをしていたという異色な経歴の持ち主ですが、性格はかなりの体育会系です。「レスラーたるもの」という謎の精神構造により、動物に対しては、深すぎる愛情と不屈の精神を見せるのでした。

暴走しすぎてハンターギルドを壊滅寸前に追い込むなど、動物を愛し動物のために生きている源蔵は、周囲にこれだけ美少女がいるのにもかかわらず、熱烈な視線を向ける相手は動物だけ。亜人であることがわかりやすいシグレや花子に対しては関心を示しますが、普通の人間に容姿が近いカーミラには塩対応といったところからも、ケモナーとしては徹底されています。
 

 

漫画『けものみち』の魅力をネタバレ!ケモナーにはたまらない!もふもふのケモノたち

漫画『けものみち』の魅力をネタバレ!ケモナーにはたまらない!もふもふのケモノたち
出典:『けものみち』1巻

異世界にペット文化が無かったため、ペットショップの経営はかなり厳しいですが、動物たちはたくさん登場します。源蔵の愛犬であるひろゆきはもちろんのこと、猫など普通の動物も登場。異世界らしさを感じるのは、やはり魔獣と呼ばれる、現実には存在していない動物たちです。

退治を依頼されたということもあり、魔獣たちも凶暴な種がたくさん。ペット化するのは難しいのでは、と思いますがもふもふした種族も多く、触ってみたいという抗えない魅力があります。源蔵は鍛え上げられた肉体を駆使して動物たちを愛でますが、もふられる魔獣たちの困惑した表情に笑いを誘われます。

ちなみにもふもふのケモノだけでなく、蟻人間も登場。どういう種族で何を目的としているのかも分からない、謎の存在である蟻人間が日常生活を送っている姿もなかなかシュールで、笑いを誘われます。
 

漫画『けものみち』4巻の見所をネタバレ紹介!

赤字ながら経営を続けている「けものみち」。リザードマンの少女の弟子入り騒動の顛末から始まった3巻では、源蔵を異世界に召喚した張本人である姫が「けものみち」に来店するというイベントが発生します。 

魔獣たちの王である魔王については意外な考察がなされたり、謎の塊だった蟻人間の名前が判明するなど、「けものみち」以外での展開がありつつも、お色気要素が入ったりと、にぎやかさは相変わらずです。 


 

著者
まったくモー助
出版日
2019-01-26

姫を再びジャーマンで追い返した後、4巻では希少種であるガルーダの捕獲作戦が続けられていました。3巻からの流れか、シグレを中心にエロコメディ要素が入っているところが大きな見所。とはいえ、お色気担当は女性陣ではなく、源蔵というところに笑いを誘われます。

他にもひろゆき誘拐事件や、従業員たちの予防接種を巡る騒動、新しいケモノであるフブキも登場し、にぎやかさはパワーアップ。キャラクターが初登場時に細かい設定などが紹介されていない本作ですが、登場キャラクターが増えるにつれ、世界が広がっていくのが感じられます。

異世界お仕事コメディである本作ですが、動物好きは源蔵に共感できるポイントも多め。笑いつつも、その愛の深さに驚かされる部分もあるでしょう。アニメは2019年10月放送、動く動物たちと、暴走気味な源蔵の活躍に注目です。