お金にまつわる絵本おすすめ6選!お金の価値、お金よりも大切なものを学ぼう

更新:2019.10.27

とっても身近なものなのに、意外と学ぶ機会が少ない「お金」。そこで今回は、お金の価値を理解できるおすすめの絵本を紹介していきます。またお金では買えないものを描いた作品もあるので、さまざまなことを考えるきっかけにしてみてくださいね。

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お金の価値をわかりやすく教えてくれるおすすめ絵本『100円たんけん』

 

コンビニで買うお菓子、100円ショップで買うスポンジ……同じ100円でも、買えるものはさまざま。

ほかのお店では何が買えるんだろう?不思議に思ったぼくは、お母さんといっしょに商店街を探検してみることにしました。

「100円たんけん、しゅっぱーつ!」(『100円たんけん』より引用)

 

著者
中川 ひろたか
出版日
2016-10-11

 

100円は何と交換できるのか、実際に商店街に行って調査をするぼく。肉屋さんに魚屋さん、八百屋さん……いろいろなお店を回るうちに、同じ100円でも、種類や大きさ、重さなど、買えるものが大きく異なることを知ります。

子どもにお金について教えたくても、言葉だけでは難しいもの。そんな時はこの絵本を読んであげましょう。親しみのある100円で、お金や物の価値をわかりやすく伝えることができます。

「100円たんけん」を終えたぼく。いったい何を買ったのでしょうか。心がほっこりとあたたまるラストも、見届けてくださいね。

 

お金の気持ちに心をゆさぶられる絵本『おかねのきもち』

 

気がついたら、真っ暗なところにいた1円玉のぼく。そう、ここは自動販売機の下。となりに落ちていた100円玉は、にゅーっとのびてきた手に拾われて行ってしまいました。

それ以来ぼくはひとりぼっち。春、夏、秋、冬と寂しくてたまらない日々を過ごしていたある日、大きな目をした女の子が、ついにぼくを見つけてくれました。

 

著者
やまもとゆか
出版日
2009-07-16

 

カリスマ主婦トレーダーのやまもとゆかが手がけた絵本。主人公は1円玉という、斬新な視点の物語です。

1円玉のみっけは、自分は人の役に立ったためしがないと思い、悩みます。そんな彼が連れていかれたのは、1円玉募金の箱の中でした。施設の子どもたちに、すべり台をプレゼントするための募金です。

その事実を知って、涙を流して喜ぶみっけの姿はいじらしく、読者の心を強く揺さぶります。「人を幸せにする」という想いを知ることで、いつも当たり前のように使っていたお金の見方が変わるはずです。チャリティについて考えるきっかけにもなるでしょう。

 

身近な車の値段にびっくりする絵本『くるまのねだんのえほん』

 

私たちの身近にある、あんな車やこんな車。

いったいいくらなんだろう?

 

著者
出版日
2004-07-01

 

セダンにミニバン、新車に中古車、バス、救急車、消防車……意外と安い車もあれば、びっくりするほど高いものも。好奇心を掻き立てられる、目からウロコのリアルなお値段が次々と登場します。

日常では見ることのない桁の数字は、子どもの世界をぐんと広げてくれるはず。車好きではなくても、夢中になってしまう魅力が詰まっています。

裏表紙に仕掛けられた演出も粋で、最後まで読者を満足させてくれる一冊。ぜひ親子でお楽しみください。

 

大切なのはお金だけじゃない、助けあいの尊さを描いたおすすめ絵本『ハリネズミと金』

 

ハリネズミのおじいさんは、森の奥の草むらで小さな金貨を見つけました。おじいさんはすっかり年を取って、冬ごもりの準備さえ大変になってきたので、この金貨でほしきのこを買って、のんびり冬を過ごすことにします。

しかし、あちこち探しても、ほしきのこは売っていません。途方に暮れていると、木のうろからリスが顔を出しました。

 

著者
["ウラジーミル オルロフ", "田中 潔"]
出版日
2003-11-01

 

小学校の国語の教科書にも採用されているロシアの物語です。優しいタッチで描かれた繊細な情景からは、冬がはじまる前の森を満たす静寂さが伝わってきます。

そんな静かな森で、1枚の金貨を拾ったハリネズミのおじいさん。冬ごもりの準備をしようと思いたちますが、なかなか目当てのものが見つかりません。困り果てていると、森の仲間たちが手を差し伸べてくれました。思いやりある行動に感銘を受けるとともに、困っている人を見かけたら、何の見返りも期待せずに手助けすることができるのかどうか、深く考えさせられるでしょう。

何をするにもお金が必要な社会のなかで、助けあうことの尊さを教えてくれる一冊。優しい世界観を味わってください。

 

お金以上の価値があることを教えてくれる絵本『ともだちや』

 

「えー、ともだちやです。ともだちは いりませんか。さびしいひとは いませんか。
ともだち いちじかん ひゃくえん。
ともだち にじかん にひゃくえん。」(『ともだちや』より引用)

大きく「ともだちや」と書いてあるのぼりを持って、キツネが森をねり歩きます。なんとお金を払えば、寂しい人のともだちになってくれるというのです。

 

著者
内田 麟太郎
出版日

 

「ともだちや」のキツネは、オオカミに呼び止められて一緒に遊びはじめました。そして時間がくると、お代を請求します。しかしオオカミはびっくり。本当の友達にお金のやりとりはいらないと、親愛の気持ちとともに1番大事にしているミニカーを渡すのです。

お金があれば世の中のたいていのものは手に入りますが、ともだちは違います。本作は、お金で買えない価値のあるものがあるという当たり前のことを、優しく教えてくれるのです。

絵本作家の降矢ななが描く、にぎやかで味のあるイラストも作品の魅力を高めます。キツネやオオカミの豊かな表情の変化にも注目してくださいね。

 

お金の使い方を見直すきっかけになる絵本『かあさんのいす』

 

私の家には、ものすごく大きなビンがあります。おこづかいをもらったときや小銭が少し余ったとき、そのビンにお金を入れるのです。

いつかこのビンがいっぱいになったら、いすを買います。今まで使っていたいすは、去年の火事で他のものと一緒に焼けてしまったから。

仕事から帰ってきて足が痛いかあさんを休ませるために。おばあちゃんがフンフン鼻歌を歌いながら、座ってお料理ができるように。バラのもようがついたビロードがかかった、ふわふわで、きれいで大きい、世界で1番すてきないすを買うのです。

 

著者
ベラ B.ウィリアムズ
出版日

 

鮮やかな色彩の水彩画で、家族の絆をあたたかく描いたアメリカ発の絵本です。

主人公の少女は、お母さんとおばあちゃんと3人で暮らしています。火事ですべてを失ってしまった彼女たちの目標は、世界一のいすを買うこと。そのために毎日コツコツ、大きなビンにお金を貯めているのです。そしてとうとういっぱいになり、少女たちはついに夢にまで見たいすを手に入れました。

どんな苦境に立たされても、お互いを思いやってきた家族の姿を知っているからこそ、いすを手に入れた瞬間は、こちらまで感動してしまいます。いすに座るお母さんの膝の上で眠ってしまった少女が浮かべる、幸せそうな寝顔もたまりません。

読めば前向きな気持ちになれるはず。お金の使い方を見直すきっかけにもなるでしょう。レトロポップな世界観も美しく、プレゼントにもおすすめです。

 

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