「恋する小惑星」全巻の見所をネタバレ!キャラが可愛い地学漫画【アニメ化】

更新:2019.10.30 作成:2019.10.30

幼い頃の約束を胸に小惑星を探そうとする、女子高生たちの青春を描いた4コマ漫画『恋する小惑星』。可愛い地学系女子の日常とともに、天文や地質といった地球科学を学ぶことができます。 この記事では、楽しみながら勉強もできてしまう、アニメ化も決定した本作の見所を最新2巻までご紹介いたします。ネタバレを含みますので、気になる方はご注意ください。

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『恋する小惑星』が面白い!2020年アニメ化の原作漫画!【あらすじ】

『恋する小惑星(アステロイド)』は、Quroの描く4コマ漫画作品。「まんがタイムきららキャラット」にて連載が行われています。主人公は天文学に興味を持っている木ノ幡みら。小さなころ、キャンプ場で出会った同じ年頃の「あお」という子と、小惑星を見つけるという約束をした彼女。成長した今もその約束を胸に、高校では天文部に入ろうと決めていました。

著者
Quro
出版日
2018-03-27

その後、星咲高校に入学したみら。天文部は前年に廃部になってしまっていましたが、地質学研究会と合併し「地学部」になったと聞き、入部を決めます。

しかし部室内では、元天文部の「天文班」と元地質学研究会の「地質班」が2つに分かれており、新入部員をとりあうという状態。そんなワチャワチャしたなか、みらは幼い頃に出会ったきりだった「あお」と再会を果たすのでした。 

宇宙と地面、見る場所は違うものの、一緒に活動することになった地学部の賑やかな学園生活が描かれる本作。専門的な知識だけでなく、ゆるい日常や、自身の進路に迷ったり、夢を見つけたりという真面目な展開まで描き、部員たちの成長を大きな視点で見られます。2020年1月よりテレビアニメが放送されることも発表されました。 
 

『恋する小惑星』の面白さ1:登場人物のキャラがよすぎ!魅力的すぎる地学部員たち

地学部は、元々天文部と地質学研究会が合併して誕生した部活です。1巻の段階で、新入部員となる1年生を含めて5人。主人公の木ノ幡みらは、天真爛漫な性格で、絵を描くことを得意としています。

幼い頃キャンプ場で出会ったあおに、自分と同じ名前の星があることを教えてもらい、天文学に興味を持ちました。彼女の名前の星はないため、自分たちで新しい小惑星を見つけて「あお」という名前を付けようと約束を交わします。

地学部の部室で再会を果たす真中あおは、少々話をするのが苦手で物静かな少女。言葉にはしないものの、星に対する情熱を内に秘めています。 

天文班の森野真理は3年生。通称モンロー先輩。穏やかでおっとりとした性格をしています。部員をまとめる部長で、宇宙飛行士という夢を真剣に目指しているしっかり者でもありますが、文化祭ではバニーガールのコスプレをして客引きをしたという衝撃の過去も。知識も豊富でおちゃめなところが魅力的です。  

副部長となった桜井美景は地質班の3年生。おっとりとした真理に比べるとハッキリとした物言いをしますが、とても真面目な性格。天体観測の時も予習を欠かしません。空回りすることも多いですが、地質研からの後輩である猪瀬舞にも慕われており、面倒見のよさが伺えます。 

猪瀬舞は2年生。石が好きな美景とは少々違い、地図が大好き。地図を見ながら探検することを趣味としており、目的地にたどり着く前に迷子になることもしばしば。地質研時代に入部を薦めてくれた美景を慕っています。  

他にもみらの幼馴染でパン屋の看板娘の鈴矢萌や、地学部の顧問である遠藤幸が登場。萌はみらのお姉さん的ポジションですが、不可思議なパンを開発するという意外な一面も。生徒たちの要望にできるだけ応えようとする幸の、教師魂には胸が熱くなります。 
 

『恋する小惑星』の面白さ2:友情にしては親密すぎる?心地よい微百合の空気

『恋する小惑星』の面白さ2:友情にしては親密すぎる?心地よい微百合の空気
出典:『恋する小惑星(アステロイド)』1巻

主要人物は全て女性ばかり。同性ばかり登場するからといって、そこに必ず恋が芽生えるとは申しませんが、本作では微妙な百合の雰囲気を楽しむことができます。まず、みらとあおの、幼い頃に出会い約束によって繋がっていた2人。お互いを大切に想っていますが、友情が過剰なのでは、と感じる部分もありつい邪推してしまいます。 

というのも、みらは元々あおのことを少年と勘違いしていた、という過去があるのです。あおをモデルとした恋愛漫画を描いていたという過去からもわかるように、みらにとってあおは初恋の相手である様子。あおもみらとの約束を大切にしていたように、互いに対する想いは、友情よりも確かなもののように感じられます。  

また、美景と舞も先輩後輩を超えた絆がある様子。直接的な描写がないからこそ、本当はそうなのでは、と考える楽しみがうまれるのです。友情と愛情のどちらともつかない感情が渦巻く空気がとても心地よいもの。少女たちの心の機微に釘付けです。 百合に興味がない人でも、このもどかしさに共感できるのではないでしょうか。
 

『恋する小惑星』の面白さ3:雑学が勉強になる!聖地巡礼にも最適!

地学部は、宇宙のことに関心を持っている天文班と、鉱物や地質、地図に関心を持つ地質研が合体した部活です。空を見上げる活動と地面を探る活動。似ているところもありますが、互いの分野では初心者も同然です。 読者も両方の知識に詳しいという方はほとんどいないのではないでしょうか。

本作では部員たちが知識を披露する場面が数多く登場しますが、専門用語を多用するわけではありません。また、4コマ漫画なのでコマ数が限られており、1コマ内でわかりやすい図式となっているものも多く、理解しやすい形がとられています。  

その他に内容だけでなく、実在するさまざまな施設が登場するのも見どころ。産業技術総合研究所つくばセンターや、JAXA、国土地理院など部員たちの興味にあった施設を実際に見学する様子が描かれています。天文学や地学に興味を持った読者はもちろんのこと、聖地巡礼をしたい読者も訪れたい施設です。 

『恋する小惑星』1巻の見所をネタバレ紹介!

地学部へ入部し、あおとの再会や個性的な先輩との出会いや、かつての約束を再認識して、みらの高校生活はスタート。1巻では入部から始まり、新入生歓迎会バーベキューと天体観測といったイベントが続きます。

著者
Quro
出版日
2018-03-27

キャラたちがそれぞれが興味のある分野のマニアックな雑学を披露するのも見どころです。序盤は彼女たちのタイプや、好きなことを知っていくことができ、みらとともに地学部でのこれからの日々に胸をときめかせることができるでしょう。

そして終盤の見所は夏合宿。JAXA筑波宇宙センターや国土地理院を訪れる様子が描かれています。真理が宇宙飛行士を目指しているというのはもともと周知されていましたが、訪れた場所で目標に向かって進む彼女の姿は、読者をも触発する力を持ったもの。

部員たち皆が将来を真剣に考えるきっかけとなりました。自分の未来と向き合い、成長する姿を見ることができます。 
 

『恋する小惑星』2巻の見所をネタバレ紹介!

2巻では海水浴から始まり、文化祭という大きなイベントもスタート。地学カフェを開催することにした地学部は、展示を企画し、それぞれ模型を作成します。

結果、新キャラクターで新聞部のイヴや宇佐美といった協力者の存在もあり、地学カフェは大好評。しかし、彼女たちは大きな節目を迎えることになるのです。 

著者
Quro
出版日
2019-05-27

見所はカフェが大成功となった後のエピソード。地学部は3年生が2名、2年生1名、1年生2名という構成。3年生は受験のため、夏から秋にかけて部活動を引退します。作品によっては時間経過を無かったことにする場合がありますが、本作はループすることはありません。文化祭終了をきっかけに、真理と美景も引退を発表します。 

当然の流れと言えばそれまでなのですが、真理と美景は主要キャラクターでもあるので、読者としても衝撃的な展開と言わざるを得ません。3年生は自身の将来に向かって努力していくため、けしてマイナスな別れではありませんが、後輩たちにも寂しさが募ります。 その後、舞が新部長となり、新体制となった地学部の様子にも注目です。 

また、あおにも父親が転勤するという衝撃的な展開が。みらに相談できず、1人で悩んでいる様子ですが、家族についていけば約束を果たせなくなってしまいます。2人の約束はどうなるのでしょうか。
 

新しい小惑星を見つけるという大きな目標はいつか叶うのでしょうか。ロマンに満ちた彼女らの青春ストーリーはまだ2巻目。一緒に夢を追いかけてみませんか?
 

自分の趣味に邁進し、学校生活を謳歌している女子高生たちの姿がまぶしい本作。作品を堪能しながら天文や地学の知識も増えるという点も大きな魅力です。テレビアニメも楽しみな本作で、趣味に没頭するかわいい地学部員たちの姿を堪能いたしましょう。