今回は、皆さんも気になっていると思うので、ホンシェルジュの編集担当のUさんのことについて書きました。
皆さん、こんにちは。
この間、ホンシェルジュの編集担当のUさんが、私の出演する舞台に観に来てくださいました。
私はホンシェルジュを連載しているのですが、実は編集者のUさんとは会ったことはありませんでした。
「Uさんはどんな人なんだろう?」と想像しておりました。
私の頭の中では、グレーのカーディガンを羽織って、白シャツで、細くて、サブカル好きの雰囲気がある男性でした。
Uさんと遂に会えるときが来ました。
「墓場、女子高生」の本番に、忙しい中、Uさんが来てくれました。
終演後の面会でUさんのことを見つけられるか不安でした。
いろんなタイプの男性がロビーにいて、「この人か?」と、出会い系アプリでの初めての待ち合わせのような気持ちになりながら探しました。
外に出て、「帰ったかな?」と思ったとき、「山中さん、Uです」と話しかけられました。
いい人そうな少し強面の男性が立っていました。
「舞台、良かったです。今、紹介してくれた『ミツコ』を読んでいます」と丁寧に話してくださいました。
この人がホンシェルジュの編集者の方なのか!と思っていたイメージと違い、少しギャップに戸惑いました。
それもそのはず。Uさんは元々スカパンク・バンドでドラムを叩いていたと後からマネージャーのメールを読んで知りました(スカパンク・バンドがどんなやつか分からないので、あとでYouTubeで検索しよう)。
そして、Uさんも連載を通じて知っている私のイメージと舞台上にいる私のイメージを重ね合わせて観てくださったそうです。
舞台上の私と文章の私と現実の私は違って見えるかもしれないけど、結局は一緒で。でも違って見えたとしても、その私も本当の私なわけだから、それでいいやと最近思えるようになりました。
舞台も文章も、自分の好きなものをやっているわけだから、受け手にどう思われるか一生懸命考えるけど、もっと周りの人を信じて、委ねていけばいいのかもしれません。
Uさん、観に来てくださってありがとうございました。
そして、「墓場、女子高生」を観に来てくださった皆さま、本当にありがとうございました。
- 著者
- 阿部 共実
- 出版日
- 2014-05-08
めちゃくちゃズシーンとくらいます。絵は可愛くて、ほのぼの系に見えますが、貧困差や格差社会、学歴をギューッと中学生の生活に凝縮したようなマンガです。人の心の弱いところが全面に出ています。少し頭の弱いちーちゃんという女の子と同じ団地で友達のナツが主軸のお話しです。ナツの気持ちが痛いほどよく分かりました。「被害妄想のくだりのナツは私と似てるなぁ」と思いました。マンガでここまで心掴まれたのは初めてです。作者の阿部さんに会うことができたら、阿部さんの中学時代の話を聞きたいです。