「ワンピース」ゴール・D・ロジャーの秘密を徹底考察!謎多き海賊王!

更新:2021.11.21

「ワンピース」の物語はいよいよロジャーの過去編に入り、今まで謎めいてたロジャーの情報が徐々に明らかになっています。それと同時に今までの伏線も次々に回収されていき、物語はいよいよ最終章に向かっています。 この記事では、今まで明らかになったロジャーの情報を整理しつつ、彼にまつわる謎の考察を実施。ロジャー海賊団の冒険とともに明らかになっていく「ワンピース」の根幹に迫っていきましょう!

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「ワンピース」ゴール・D・ロジャーとは?年齢や身長など、基本情報を紹介!【ネタバレ注意】

まずは、ゴール・D・ロジャーの基本情報について整理していきたいと思います。考察などを読みたい方は目次から気になるところをご覧ください。

  • 年齢:53歳(処刑時)
     
  • 身長:274cm
     
  • 出身地:東の海 ローグタウン
     
  • モデル・元ネタ:海賊旗「ジョリー・ロジャー」,ウッズ・ロジャーズ(?)(17世紀後半〜18世紀に、海賊行為を行いながら世界一周を成し遂げた人物)
     
  • 声優:大塚周夫→津嘉山正種(青年期:草尾毅)
     

ロジャーは、「支配」よりも「自由」を重んじるといった、ルフィと通ずる信念を持っていました。

そんなおおらかな性格の一方で、部下を差し置いて自ら一番に敵に突っ込んでいったり、レイリーには「戦いてェだけだろ」と突っ込まれたりと好戦的な面も持ち合わせています。

この記事では、そんな彼の活躍や秘密を、徹底的に語っていきたいと思います!

【事実1】大海賊時代の幕開け!ローグタウンにて伝説的な処刑……!

「ワンピース」の壮大な物語は、海賊王ゴール・D・ロジャーの処刑によって幕を開けました。彼は、ローグタウンにて海軍の手により処刑されました。

ロジャーの死に際に放った言葉はあまりにも有名で、初期のアニメ版「ワンピース」のオープニング冒頭にもこのロジャーのセリフが流れていたことから、印象に残っている方は多いのではないでしょうか。

「俺の財宝か?欲しけりゃくれてやるぜ… 探してみろ 
この世の全てをそこに置いてきた」

(『ONE PIECE』1巻より引用)

ロジャーはこの一言で、海賊時代の終わりを象徴するはずの海賊王の処刑を、一瞬にして大海賊時代の幕開けへと変えてしまったのです。

そんなロジャーの処刑の場には数々の海賊が見物に訪れていました。モリア、クロコダイル、ミホーク、バギー、ドフラミンゴ、シャンクス、そしてドラゴンの姿もありました。

これだけの面子を見ると、その処刑が持つ意味の大きさと、どれだけ注目されていたのかということが伺えますね。

著者
尾田 栄一郎
出版日
1997-12-24

【事実2】空島に古代文字を残す!その古代文字を残したのは、実は……?

ルフィ達が空島を訪れた際に、ロビンはロジャーの残した古代文字を発見しました。そこには「我ここに至りこの文を最果てへと導く 海賊ゴール・D・ロジャー」という文面が残されていました。

読者だけでなく、ロビンも、「海賊王!?まさかこの空島に!?なぜこの文字を扱えるの?」と驚いた様子でした。その後、ロジャーがなぜこの文字を扱えるのかは謎のままでした。彼は万物の声を聞くことが出来たと言いますが、声が聞こえることと、文字を扱えることはイコールでは繋がりません。

しかし、96巻第966話にてようやくその謎が解けました。先ほどの文章は、その当時ロジャー海賊団とともに冒険をしていたおでんがロジャーに頼まれて書いたものだと判明したのです。

ルフィ達が空島に行きロジャーの文章を発見したのが32巻収録の第301話でしたので、60巻以上をまたいでの伏線回収でした。

著者
尾田 栄一郎
出版日
2004-03-04

【事実3】ゴッドバレー事件!ガープとともにロックス海賊団を壊滅!

95巻第957話では、海軍本部大目付・センゴクの口から「ゴッドバレー事件」について語られました。

ゴッドバレー事件とは、当時世界最強クラスだったロックス海賊団をガープとロジャーが手を組んで滅ぼしたという事件です。

その際に奴隷と一緒に天竜人も助けてしまったことを不名誉に感じてしまったガープは、この事件のことを語ろうとはしません。

また、ロックス海賊団があまりにも世界の禁忌に近づきすぎたことにより、このゴッドバレー事件についてのほとんどの情報はもみ消され、その島自体の存在も消され地図上に無いものとされています。

果たしてロジャーは、偶然ゴッドバレーにてロックス海賊団とガープの戦闘に居合わせたのでしょうか。はたまた何か理由がありゴッドバレーに滞在していたのでしょうか。

天竜人が居たことやその島自体の存在まで消されていることから、偶然ではなく何らかの理由でロジャー達はゴッドバレーに滞在していたと考えることができるでしょう。

今はまだ情報が少なすぎるため考察は難しいですが、今後このゴッドバレー事件についての詳細が明らかになることも楽しみですよね。

ロックス海賊団やゴッドバレー事件について詳しく知りたい方は、こちらの記事もオススメ!

「ワンピース」ロックス海賊団を考察・解説!正体はDの一族?ゴッドバレー事件とは?

著者
尾田 栄一郎
出版日
2019-12-28

【事実4】おでん様を仲間に最後の航海へ!ワノ国過去編で明らかになる大冒険!

2020年現在、「ワンピース」の物語はワノ国将軍の息子・光月おでんの過去編が進行中ですが、95巻第964話にて、なんと若かりし日のロジャーも登場しました。

96巻第966話ではついにロジャーと白ひげの船に乗っていたおでんが初顔合わせをし、猪突猛進に突っ込んでくるおでんに対して、ロジャーは「神避」(かむさり)で応戦しました。

ロジャーの技によっておでんは吹っ飛ばされ、その後の白ひげとロジャーの交戦時には、剣が触れることなくお互いの覇気がぶつかるという異次元の戦いに。今まであまり描かれてこなかった彼の強さの片鱗が垣間見えました。 

その後ロジャーは古代文字が読めるおでんをロジャー海賊団にスカウトし、最後の航海に出ることになります。 ルフィ達と同じように、空島、ウォーターセブンなどを巡り、古代文字の謎を解き「最後の島」を目指したのです。 

そしてついに96巻第967話にてロジャー達は「最後の島」に到達し、その際にロジャーがその島を「ラフテル(Laugh Tale)」(笑い話)と命名したことが明らかになりました。 

【事実5】懸賞金は55億6400万!圧巻の歴代最高額!

今までその詳細はあまり明かされてこなかったロジャーですが、95巻以降、怒涛の勢いで情報が解放されています。

95巻第957話では、彼の懸賞金が55億6480万ベリーだったことが明らかになりました。

この金額は現時点でワンピース史上歴代最高額です。そしてこの55億という数字から一つの仮説が浮かび上がります。

ルフィが海賊王になった暁には、懸賞金がロジャーよりも高い56(ゴム)億ベリーになるのではないでしょうか。

そうであればロジャーが55億であることに納得がいきますし、なんだか数字的にも綺麗に収まりますね。

著者
尾田 栄一郎
出版日
2019-12-28

【事実6】エースの父親!頂上戦争にて明かされた衝撃の血筋!

56巻550話にて、頂上戦争の中でセンゴクの口から、エースの父親はゴール・D・ロジャーであることが明かされました。

そしてエースの母親はポートガス・D・ルージュです。ルージュはロジャーの処刑後、その血筋を根絶やしにするため追われていたエースを守るため20ヶ月もの間エースを胎内にとどめました。そして、ほとぼりが冷めたのち出産をしたのですが、その後、亡くなっています。

ロジャーは処刑される前、ガープは「(生まれてくる子を)お前が守れ、おれの子を頼んだぜ」と託されました。その言葉を無下には出来ず、エースの出産、ルージュの死にも立ち会っているということで、ガープはエースを引き取り、山賊のダダンに預けます。

エースが実の父親であるロジャー、そして母親であるルージュと過ごした時間はありませんでしたが、彼らの子供であることは間違いありません。判明した時は衝撃でしたよね。

著者
尾田 栄一郎
出版日
2009-12-04

【考察1】ロジャーの強さは⁉︎ 覇王色の覇気を纏う斬撃「神避」が超強力!

 

 

これ以降は、ロジャーについての考察をご紹介していきます。まずは強さについて。

先程も少し紹介したとおり、ロジャーは剣術を駆使して戦闘し、その技には「神避」(かむさり)といったものがあります。「神が避ける(さける、よける)」というように文字からもその強さが伺えますね。実際にこの技をくらったおでんは吹っ飛ばされてしまいました。

また、ロジャーは覇王色の覇気を扱い、剣にも纏わせることが出来ます。おでんを吹っ飛ばし全盛期の白ひげと互角に渡り合っていたことから、その覇気も最強クラスであったことでしょう。

それに、金獅子のシキがその強さを認めていたことや、ガープとも何度も殺し合いをしたことからもその強さが垣間見えます。

具体的な強さでいうと、今の四皇クラス、もしくはそれ以上の強さだったのではないでしょうか。

 

【考察2】「万物の声を聞けた」とは?見聞色の覇気を極めた?

52巻507話にてレイリーはロジャーについて、「あいつはな、万物の声を聞けた」と発言しています。そしてその能力の甲斐もあって歴史の全てを知ることが出来たと言っています。

この「万物の声を聞けた」という能力は、もしかすると見聞色の覇気を極めたものなのではないでしょうか。今まで見聞色を極めた例としてはカタクリが挙げられ、彼は少し先の未来を見ることが出来ました。

「見聞色」という文字の如く、その能力は「見える」ことと「聞こえる」こと。カタクリは「見える」能力が高いと考えます。

そうなると「聞こえる」能力に特化した者もいると考えられ、それがロジャーなのではないでしょうか。少し先の未来が見える「見える」能力に対し、「聞こえる」能力はあらゆる物の声を聞くことが出来るというものかもしれません。

そう考えると、ルフィは少し先の未来も見えて、海王類やズニーシャの声を聞くことが出来ることから、この「見える」能力と「聞こえる」能力の2つともを持っている可能性が高そうです。  

著者
尾田 栄一郎
出版日
2008-12-04

【考察3】悪魔の実は?ゴムゴムの実説、カゼカゼの実説などを検証

「ワンピース」史上最強クラスの強さを誇るロジャーは、悪魔の実の能力者だったのかについても考えてみましょう。

作中ではまだ確定的なシーンが描かれていないため真相は謎のままですが、ここでは能力者、無能力者どちらのケースも考察していきます。

ロジャーが能力者だとすると、まず考えられるのが、「ゴムゴムの実」の能力者だということ。ルフィが、ロジャーといくつもの共通点を持っていることからそう考えられます。

そして1巻にてシャンクスが東の海にいた理由が、「ロジャーが亡くなった後、そこでゴムゴムの実が現れるのを待っていたから」とするなら、彼ほどの大海賊が最弱の海にいたことの説明がつくでしょう。

著者
尾田 栄一郎
出版日
1997-12-24

もう一つ考えられるのは「カゼカゼの実」です。

ロジャー海賊団の海賊旗に描かれているドクロの髭は実際のロジャーの髭とは違い、左右ともうねって渦を巻いています。 これはロジャーの能力である「風」を表しているのかもしれません。

また、第0話ではシキとの戦闘シーン(エッド・ウォーの海戦)で、圧倒的不利だったロジャー海賊団が突如荒れ狂った天候に救われ、危機を脱出したとの描写があります。

これも、もしかするとロジャーが意図的に天候や風を操りその場を凌いだのではないでしょうか。

 

最後に、無能力者であったという考察です。実際、今までのロジャーの戦闘を見ると悪魔の実の能力を使っているシーンは描かれてはいません。

さらに最強クラスの覇気を有していたり、剣術にも優れていたりすることから、その強さは飽和状態。ここにさらに悪魔の実の能力までプラスにするというのは、メタ的な発想になりますが、考えにくい気がします。

見習い時代のバギーが悪魔の実を食べようとした際に、他の船員たちは馬鹿にしていました。もし船長が能力者ならそんなことはしないというのも、ひとつの根拠かもしれません。ただし、ロジャーが能力者であることを秘密にしていたとしたら話は別ですが。

【考察4】ルフィとの共通点が多すぎる!Dの意思を持つ生まれ変わり?

 

ロジャーの考察において外せないのが、ルフィとの類似点、共通点が多く見受けられるということ。 ここではその共通点をまとめていきます。

①麦わら帽子

ロジャーもルフィもトレードマークの麦わら帽子をかぶっています。しかもルフィがかぶっている麦わら帽子はかつてロジャーの物であり、それを受け継いだシャンクスからルフィが受け継いだ物です。

②支配ではなく自由を好む

2人とも自由を好み、その言葉を聞いたレイリーは「そうか」と言い笑みを浮かべていました。これはかつてのロジャーの姿とルフィを重ねていたのではないでしょうか。

③宴大好き

ルフィは大きな戦闘の後や事あるごとに宴をいています。

ロジャーもまた白ひげとの戦闘の後に宴をしていて、レイリーもロジャーを「何事もハデにやらかす事が大好きな男でね。宴もそう、戦いもそう」と語っています。

④海王類、ズニーシャの声が聞ける

ロジャーは万物の声が聞こえたそう。ルフィもまた海王類やズニーシャなどの声が聞こえていました。

⑤死に際に笑う

ロジャーはその処刑の瞬間、死に際に笑っていました。そしてルフィもまた、くしくも同じ場所同じ処刑台でバギーに処刑されそうになった時、ロジャーと同じように笑っていたのです。

海軍大佐・スモーカーも、「笑ったんだよ!あの麦わらの男が!22年前この町のあの処刑台で笑った海賊王G・ロジャーと同じように!」と発言しています。


 

その他にも「Dの一族」や「出身地」など、たくさんの共通点がありますが、ここでもう一つ、「ルフィはロジャーの生まれ変わり」なのではないかという可能性を考えてみます。
 

その根拠は1巻で東の海に停泊していたシャンクスです。彼がそこにいた理由が、「ロジャーの生まれ変わりを探し出すため」だとしたらいろんな辻褄が合ってきます。

ロジャーは「おれは死なねェぜ……? 相棒…」という言葉をレイリーに残しました。この事から彼が生まれ変わりをするのではないかという事が推測できます。

また、52巻506話にて、シャンクスはレイリーに、ルフィと会った時の話を「レイリーさん おれァ本当に驚いたよ!!! 東の海に…! ロジャー船長と同じ事を言うガキがいたんだ…………!! 船長のあの言葉を……!!!」と語っています。

これはただ単に同じ言葉を言っただけではなく、ルフィの言葉でルフィがロジャーの生まれ変わりだと確信しその事実に驚いていたのではないでしょうか。

 

著者
尾田 栄一郎
出版日
2008-12-04

【考察5】「夢の果て」とは?ルフィも同じ「夢の果て」を語った?

 

60巻第585話にてルフィは、サボとエースに自分の夢の果てを伝えました。そして96巻第966話にてロジャーもまた海賊王になった後にやりたいことをおでんと白ひげに語っています。

話を聞いた後のサボとエース、おでんと白ひげの表情が同じことや絆創膏の位置がリンクしていることから、ルフィとロジャーは同じことを言ったと考えられます。

では果たして2人の夢の果てはどんな内容なのでしょうか。

まず、語った後のサボ、エース、おでん、白ひげの表情からして何か突拍子もないことを言ったのだということが予想出来ます。

情報が少ないので単純に予想になってしまいますが、それは「全世界の人々で大宴会を開く」ということではないでしょうか。 これなら話を聞いた後の4人の表情にも納得がいきますし、宴会と自由を好むルフィとロジャーの性格を考えても大きく外れてはいないと思います。

アラバスタ編や空島編、魚人島編でも、物語の最後には宴会が開かれ敵味方関係なく楽しく盛り上がっている様子が描写されました。

それこそがルフィやロジャーの考える自由の象徴で、夢の果ての姿なのではないでしょうか。

 

著者
尾田 栄一郎
出版日
2010-11-04

【考察6】オーロジャクソン号に乗っていた「巨大な卵」の正体とは……?

最後の考察は、ロジャー海賊団の船・オーロジャクソン号に乗せられた、巨大な卵について。あまりにも不自然なこの卵の正体はなんなのでしょうか。 

ラフテルに行くために必要な材料、古代兵器が入っている、はたまたドラゴンの卵などなど……様々な考察が出来ますが、実はただのダジャレだということも考えられます。  

かつてアメリカ大陸を発見したコロンブスになぞらえて、ラフテルを発見したロジャーという具合に「コロンブスの卵」 という言葉を示唆しているのではないでしょうか。

コロンブスの卵には「初めて何かをするときは難しい」という意味があり、これもロジャー達の冒険とリンクします。

果たして、これは何かの伏線なのか、それともミスリードなのか。正体が明かされる時が待ち遠しいですね。

ロジャー海賊団のメンバーを紹介!シャンクスやバギーも船員!

このセクションでは、ロジャー海賊団の船員たちを紹介します。

 

  • シルバース・レイリー

    ロジャー海賊団の副船長で、ルフィの師匠ともなった人物です。現役を退いてからはシャボンディ諸島でコーティング屋をしています。

     
  • クロッカス

    ロジャー海賊団の元船医です。ロジャーの不治の病の苦しみを軽減出来ることからロジャーに頼み込まれ3年間航海をともにします。現在は双子岬で灯台守をしています。

     
  • 光月おでん

    ワノ国を治めていた光月家、将軍スキヤキの息子です。元は白ひげ海賊団に属していたが、古代文字を読めることからロジャーにスカウトされともにラフテルまで辿り着きました。

     
  • シャンクス

    今や四皇の一人だが、ロジャー海賊団時代は見習いでした。ロジャーの麦わら帽子を受け継ぎ、それをルフィへと渡しました。今は新世界にてルフィたちを待っています。 

     
  • バギー

    王下七武海の一人で海賊派遣組織「バギーズデリバリー」の座長です。ロジャー海賊団時代はシャンクスとともに見習いでした。

 

大海賊ロジャーの名言・名シーン!支配に興味はない!

 

ここではロジャーの名言・名シーンを紹介していきます。

 

まずは、こちら。

「おれは支配に興味がねェんだよ、シキ!
やりてェ様にやらねェと海賊やってる意味がねェだろ?」

(『ONE PIECE』0巻より引用)

世界を支配しようとするシキに対しロジャーが言い放った一言です。ロジャーの海賊としての信念が感じられるシーンで、同時にルフィの姿とも重なる部分がありますよね。

 

つづいては、こちら。

「俺の財宝か?欲しけりゃくれてやるぜ… 探してみろ 
この世の全てをそこに置いてきた」

(『ONE PIECE』1巻より引用)

ロジャーの名シーンといたらこれは外せませんよね。ロジャーの死に際に放った一言であり、大海賊時代の引き金になった一言です。

何度見ても鳥肌が立ってしまうシーンです。最近のロジャーの過去編を見た後にもう一度このシーンを読み直すとなおさらですよね。

 

最後は、こちらです。

「俺はロジャー!!! この出会いは運命だ!! レイリー
───おれと一緒に世界をひっくり返さねェか!!?」

(『ONE PIECE』61巻より引用)

ロジャーが初めてレイリーと会ったときのシーンです。後に本当に世界をひっくり返す様な出会いになると考えると感慨深いシーンですよね。

これは、ルフィが修行を終え魚人島に向かう姿にロジャーの面影を覚えたレイリーの回想シーンによって明かされたセリフです。彼が当時を思い出し涙している姿に感情を揺さぶられるシーンとなっています。

 

著者
尾田 栄一郎
出版日
2011-02-04

アニメ版の声優は大塚周夫と津嘉山正種!

ここではロジャーの声優についてご紹介します。

当初は大塚周夫が務めていましたが、彼が2015年に急逝したため、後任として津嘉山正種が演じています。

大塚周夫はロジャーの他に「ルパン三世」の石川五エ門、「美味しんぼ」の海原雄山、「ピーターパン」のフック船長なども担当していました。声優業の他にも俳優業やナレーターなど幅広く活躍し、最後は青山プロダクションに所属していました。

津嘉山正種は沖縄県出身の声優で、俳優やナレーターも務めています。

テレビドラマや映画にも多く出演し、代表作には「男はつらいよ」、「踊る大捜査線シリーズ」、「暴れん坊将軍」などが挙げられます。

どちらも過去作から大御所だということが分かりますね。ロジャーのストーリー上の重要性が感じられるキャスティングです。

謎多き海賊王 ゴール・D・ロジャー!今後の展開に期待!

2020年現在「ワンピース」の物語はロジャーの過去編に突入し、今まで明かされてこなかった彼の情報やワンピースの根幹に迫る情報が次々と明らかになってきています。

96巻第967話では、遂にラフテルについても触れられました。 ロジャー海賊団はそこで何を見て、何を知ったのでしょうか。

そしてワノ国とはどのような関連性が果たしてあるのでしょうか。 レイリーは自分たちが成し遂げたことについて、「少々急ぎすぎた」と語っています。おそらく何らかの条件が整わず、「世界をひっくり返す」ことは出来なかったものと思われます。

今後、ロジャーの過去編でどうして彼らは世界をひっくり返せなかったのか、そして何が条件なのかが明らかになっていくことでしょう。

物語が最終回に向けて猛スピードで進んでおり、寂しい気持ちもありますが、やはりワクワクもしますよね!ロジャーに達成できなかったことをルフィ達がいかに成し遂げるか、そしてワンピースとは一体なんなのかが、明らかになる日は近いはずです!その日を楽しみに待ちましょう。


 

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