ワノ国をカイドウとともに支配するオロチ!その姿はカッコイイとは程遠く、なんとも悪代官という感じです。しかし、かつては康イエの小間使いであった身分から、将軍にまで上り詰めたその頭脳と策略家としての腕は本物でした。 今回はそんなオロチがどのようにして将軍にまで上り詰めたのか、その強さは果たしてどんなものなのかを考察していきます!長文の記事なので、ご自身の見たい内容を目次からご確認くださいね。
まず始めに黒炭オロチの基本情報についてまとめていきたいと思います。まだ明かされていない部分が多い人物なので、情報が明らかになり次第、プロフィールは追記をしていきます。
考察などが早く読みたい方は、上の目次から気になるところをお選びください!
オロチは元々はかつての大名・康イエの小間使いでしたが、そこからワノ国の将軍にまで上り詰めた策略家です。とても用心深くどんな小さな危険因子も排除しようとして、家臣からは用心深さ故に「小心者」と言われるほどでした。
しかしその性格は極悪非道・非人道的で、カイドウからは「趣味が悪い」とさえ言われています。
この記事では、そんなオロチの活躍や秘密について徹底的に紹介していきます!
オロチの初登場はワンピース92巻第929話「ワノ国将軍黒炭オロチ」でした。その題の通り、オロチは現在のワノ国の将軍として君臨しています。
「オロチ」という名前自体は、初登場する前から何度か物語に登場することがありました。ワノ国の将軍ということもありその姿に期待を膨らます読者も多かったと思います。
しかし実際の姿は、カッコイイとは程遠い容姿で、バカ殿のような印象でした。
ただその戦略は緻密なもので、用心深い性格とカイドウという圧倒的な武力を後ろ盾にワノ国を支配しています。
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- 著者
- 尾田 栄一郎
- 出版日
- 2019-03-04
オロチはその用心深すぎる性格ゆえに、部下からは「小心者」と陰で馬鹿にされています。
しかしオロチが用心していた「錦えもん達が20年後のワノ国に復活している」ことや「モモの助がまだ生きている」ことは、部下には馬鹿にされていましたが、すべて的中しています。
ただの臆病者ではなく、しっかりとした根拠に基づきその予想も当たっていることから、実際は相当な策略家であることが伺えます。
ワンピース93巻第931話で、オロチ御庭番衆が初登場しました。その見た目はとても個性的でいかにも強者というオーラを放っています。
そんな御庭番衆は現在はオロチの直属の臣下として仕えていますが、元々は光月家に仕えており光月家を支える忍者部隊だったことが第935話にて明らかになりました。
ロビンも御庭番衆達にその正体を見破られ、ピンチに立たされました。その場はなんとか切り抜けますが、彼らの気配を感じ取れなかったことにかなり動揺していました。
ロビンといえば幼少期から世界政府からその身柄を追われ姿を隠してきました。気配を察知する能力や敏感さは人より優れているはずです。
そんなロビンが気配も感じられないとなると、御庭番衆達は相当な実力者なのではないでしょうか。
- 著者
- 尾田 栄一郎
- 出版日
- 2019-07-04
現在のワノ国で錦えもんたちは、カイドウやオロチを倒すべく、仲間にだけ伝わるような意味を込めた「判じ絵」を使って、戦力を増やし討ち入りを成功させようと画策していました。
しかし、花の都では判じ絵の意味も仲間の印である「月の印」の意味もバレており、月の印を持っているものが一斉に捕まってしまいました。
またその後、錦えもんたちは集合場所を変更しますが、その情報もなぜかオロチは握っていました。さらに、日和が生きていることも全てオロチには筒抜けになっています。
これはどうやら、錦えもんやルフィの率いる一行の中に、オロチ側に情報を流しているスパイがいると思われます。果たしてそのスパイとは誰なのでしょうか。
・候補1:カン十郎
カン十郎は、壁に隠れることができるなど内通者向きの能力を持っています。
ドレスローザでは錦えもんの正体が、ゾウでは雷ぞうが捕まっていることが全て敵側に筒抜けになっていました。 これらの情報はそれまで錦えもんに付き添っている人物でしか知りえないものです。
それまでずっと錦えもんと一緒にいたのはカン十郎でずっと裏で情報を流していたのではないでしょうか。
・候補2:しのぶ
しのぶもまた忍者ということで内通者にはぴったりの能力を持っています。
しのぶは元御庭番衆の一員でした。今は抜けたようですが現在も裏で繋がっている可能性もあると考えられます。
しのぶはハート海賊団の3人がホーキンスに捕まった際に、この3人が判じ絵の情報を漏らしたのではないかと疑っていました。 これを受けローは激怒、その後ハート海賊団は単独で動くことになります。
もしこれが戦力を分散させることが目的だったとしたら、しのぶの意のままということになります。
今となってはワノ国の将軍として君臨しているオロチですが、元々最初は康イエの小間使いでした。ワンピース95巻からは、その時代の過去編が描かれはじめました。
そして第965話では、オロチの家系である黒炭家が元々光月家に仕えていた5つの大名家の一つであったことが明らかになりました。
そんなオロチはどのようにして小間使いから将軍にまで上り詰めたのでしょうか。
オロチは屋敷の金庫からお金を盗み、おでんにお金を借りるなどして内密に資金を集めていました。 そして965話で登場した老婆のマネマネの実の能力を駆使し、老婆はおでんやスキヤキに扮しながらオロチの地位を上げていきます。
オロチはスキヤキを薬により殺害し、おでんが白ひげやロジャーと世界を飛び回っている間に将軍代理まで上り詰めました。
その後カイドウ達とも協力し、おでんを殺害しその地位を絶対のものにしていくわけですが、そのあたりのエピソードはこれから明らかになっていくものでしょう。
- 著者
- 尾田 栄一郎
- 出版日
- 2019-12-28
第965話にて突如として現れた老婆ですが、オロチが将軍にまで上り詰めたのもこの老婆の助言やマネマネの実の能力のおかげでした。
この老婆は一体何者なのでしょうか。
まず彼女の語りから、相当光月家に恨みを持っていることは確かです。黒炭家のエピソードを涙ながらに語っていることからおそらく黒炭家の人間なのでしょう。
さらに老婆がオロチにマネマネの実の能力を見せるために真似た人物の中に金獅子のシキの姿もありました。マネマネの能力の条件は、対象の人物の顔に触れること。ということは彼女はシキの顔に触れたことがあるということになります。
さらにワノ国の歴史や特に黒炭家の歴史や策謀にやたら詳しいことから、相当な権力を持っていた人物なのではないでしょうか。オロチを将軍にし、自らはその裏で将軍を操る実質の支配者にでもなろうと企んでいたのかもしれません。
オロチはワンピース92巻第929話にてCP0に対し、ペガパンクを要求していました。その真意はどういったものなのでしょうか。
ペガパンクとは、まだ名前だけで姿は登場していませんが、「世界最大の頭脳を持つ男」と称される天才科学者です。
オロチはカイドウという後ろ盾があり、ワノ国を完全に支配しているように思えますが策略家で用心深いオロチのことですから更なる戦力増強を図っていてもおかしくないように思います。
新しい兵器の開発なのか、戦闘マシーンの開発なのか、それはまだ分かりませんがおそらくその開発の主軸としてペガパンクを起用しようと目論んでいるのではないでしょうか。
- 著者
- 尾田 栄一郎
- 出版日
- 2019-03-04
オロチはゾオン系幻獣種ヘビヘビの実モデル八岐大蛇の能力者です。その名のとおり8つの顔を持つ大蛇に姿を変えることが出来ます。
まだその能力の詳細は判明していませんが、幻獣種ということだけを考慮しても最低限の能力は相当なものと想像できます。
そもそも伝説によるとヤマタノオロチは、鋼鉄の鱗を持っていたり洪水を発生することができたり炎を吐き出すことすら出来たそうです。
どこまでオロチの能力が本物の伝説上のヤマタノオロチのものと共通しているかは分かりませんが、この先カイドウとともにルフィ達の脅威になることは間違いなさそうですね。
物語もいよいよ討ち入りに入るところでワノ国編もクライマックスへ突入していきます。
おでんが殺害された詳細も明らかになるでしょうし、何よりルフィ達がオロチやカイドウをどうやって倒していくのか楽しみですよね。
そしてオロチの支配から解放されたワノ国がルフィ達により、アラバスタやドレスローザのように平和な国となるところが早く見たいです。
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