『私がモテてどうすんだ』男女、男男どっちで読む?映画もいいけど、漫画が面白い

更新:2020.2.27 作成:2020.2.27

腐女子が激ヤセをきっかけに、学校のイケメンたちからモテまくる、というシンデレラストーリー、『私がモテてどうするんだ』。しかしただの王道の恋愛漫画ではなく、イケメン同士のBL的絡みも楽しめる、一度で二度おいしい作品です。 2016年にはアニメ化、2020年には実写映画化が発表された注目の本作。この記事では本作のあらすじ、キャラクター、見所を紹介します。

  • twitter
  • facebook
  • line
  • hatena
目次

『私がモテてどうすんだ』が面白い!この胸キュンは、ヒロインの恋愛?それともBL……?

『私がモテてどうすんだ』が面白い!この胸キュンは、ヒロインの恋愛?それともBL……?
出典:『私がモテてどうすんだ』1巻

『私がモテてどうするんだ』の主人公・芹沼花依(せりぬまかえ)は、少女漫画らしくない肥満体型のヒロインです。しかも男の子同士が仲良くしている姿を見たり、彼らの絡みを見てカップリングを妄想するのが大好きな「腐女子」。何だかロマンスが起こりそうもありません……。

しかし、ある日大きな事件が起きます。なんと、彼女の大好きなアニメのキャラが死んでしまったのです!

ショックで引きこもった花依は激やせし、美少女に大変身。その瞬間、今まで妄想対象であったイケメンたちから、モテまくるようになったのです。

けれど、どんなに見た目が変わっても、中身は腐女子のまま。「私の恋愛なんてどうでもいい!むしろ空気や壁になって、彼らを見守りたい!」と近寄ってくるイケメンたちを見て、胸を熱くさせていたのです。

そんな変わり者ですが、彼女を憎めないのは、「好きなものは好き!」と正々堂々と言い張れる真っ直ぐさがあるから。 

花依とイケメンたちの恋模様、そしてイケメン同士の絡みに胸をときめかせながら見れる、新感覚のラブストーリーです。

そんな『私がモテてどうするんだ』は2015年「このマンガがすごい!」のオンナ版で第4位を獲得、2016年には講談社漫画賞・少女部門の作品に選ばれ、アニメ化もされました。

2020年には実写映画化も発表されています。一人のヒロインに4人のイケメン、お祭り騒ぎのような恋愛コメディがリアルになったらどうなるのか、また楽しみですね。

このあとはそんな映画の見所を考察します!

映画作品のキャスト、見所は?

2020年7月に実写映画の公開が決まっている本作。

恋愛経験ゼロの腐女子ヒロインが激ヤセしてイケメンたちにモテまくるというラブコメディを、今注目の若手俳優陣たちが胸キュンもありつつ、笑って歌って踊るミュージカル風にアレンジして演じます。

キャストなどはこのあと発表しますが、やはり最大の見所は、ヒロインとの恋愛展開……プラス、イケメンたちの絡み。原作漫画でもいろいろな意味で女子たちをキュンキュンさせた彼らが実写ではどのように楽しませてくれるかに注目したいですね。

公式TwitterやInstagramでは、登場人物のキービジュアルも公開中。原作のキャラクターがそのまま忠実に実写化されており、どのように演じられるのか期待が高まります。

詳細は公式Twitterなどをご覧ください。

映画『私がモテてどうすんだ』公式| Twitter

まずはキャラクターを紹介!アニメの声優や映画のキャストは誰?

作品の見所の前に、それぞれのキャラについてご紹介しましょう。

まず1人目は主人公でヒロインの腐女子・芹沼花依。アニメの声優は小林ゆう、実写映画では富田望生山口乃々華が二人一役で演じました。

2人目は五十嵐祐輔(いがらし ゆうすけ)。サッカー部所属の爽やか系イケメンで、クラスの人気者。一見硬派に見えますが、4人の中で実は一番手が早いという一面も。アニメの声優は小野友樹が、実写映画は神尾楓珠が担当。

3人目は五十嵐の親友・七島希(ななしま のぞむ)。口が悪くお調子者のチャラ系イケメンで、花依の大好きなキャラ「シオン」にそっくりな顔立ち。アニメの声優は河本啓佑が、実写映画では伊藤あさひが担当。

4人目は花依が所属している史学部の先輩・六見遊馬(むつみ あすま)。花依が激やせしたときに唯一彼女だと気づいた人物です。クールそうに見えて意外と天然。アニメの声優は島崎信長、実写映画では吉野北人が演じます。

5人目は花依と同じ保険委員の後輩・四ノ宮隼人(しのみや はやと)。ノルウェー人とのクォーターで、色白な美少年。成績優秀な優等生だけど、ツンデレでドジっ子。アニメの声優は松岡禎丞、実写映画のキャストは奥野壮

腐女子ヒロインが、見た目も性格も違う4人のイケメンたちに迫られるラブストーリー。自分の恋愛に興味がなかった彼女が、最終的に選ぶのはどのイケメンなのでしょうか。

これ以降、いよいよ本作の見所である様々なカップル様子をご紹介しましょう!

著者
ぢゅん子
出版日
2013-10-11

本筋1:六見遊馬×芹沼花依【14巻(結末)ネタバレ注意】

本筋1:六見遊馬×芹沼花依【14巻(結末)ネタバレ注意】
出典:『私がモテてどうすんだ』6巻

まずは本筋のカップルからご紹介しましょう、これ以降はネタバレにご注意ください。結末まで読んでいない方はこちらだけ読み飛ばすのもアリです!

 

ヒロイン・花依が最終的に選んだのは、六見先輩でした。というか、後半はほぼ六見先輩×花依のカップリングが確定しています。

実際、読者も六見先輩と付き合ってほしい!と先輩一択を断言していた読者が結構多かったようですね。 それもそのはず、初めからずっと2人のやりとりを見守ってきた読者だからこそ分かる、六見先輩の魅力があるのです。

六見先輩は4人の中で唯一、激やせした花依に動じず接してくれました。それは太っていても痩せていても、オタクでも腐女子でも、誰にでも優しい彼女の内面をちゃんと見ていたからです。

花依自身も変わらず接してくれる先輩を信頼していて、自然体でいられました。こんな本質を見ているところこそ、先輩の魅力なのです。

どんな自分でも認めてくれるというのは、誰にとっても嬉しいもの。それは恋愛において特に大切なことではないでしょうか。だからどんな姿も花依に変わりないと思っている六見先輩と結ばれたことは、読者にとって待ち望んでいた展開でもありました。

王道の胸キュンが楽しめるカップリングです。

本筋2:五十嵐祐輔×芹沼花依

本筋2:五十嵐祐輔×芹沼花依
出典:『私がモテてどうすんだ』1巻

六見先輩と付き合うことになった花依。2人の恋を応援していた読者が多かった一方、五十嵐と付き合うことを望む声もありました。

彼は激やせして美少女に大変身した花依に真っ先に惚れて、誰よりも先に手を出した人物です。ちょっと自信家な部分があるようで、強引に花依と接触していました。

そんな彼の印象がガラッと変わったのが、花依がリバウンドしたとき。一度は太った姿を見て幻滅した五十嵐ですが、彼女の何事にも前向きで優しい性格を知り考え直します。

人は見た目じゃない……そう気づいた彼はあらためて花依を惚れ直し、彼女を守ろうと中身もイケメンな男前に成長したのです。

しかし、残念ながら花依が選んだのは六見先輩。最後は笑顔で六見先輩に、すべてを託す姿を見せていました。当て馬ポジションだからこその魅力がある人物で、切ない見所をつくってくれるカップリングです。

BL的読み方:五十嵐祐輔×七島希

BL的読み方:五十嵐祐輔×七島希
出典:『私がモテてどうすんだ』1巻

さて、ここからはヒロインとイケメンたちの恋愛模様ではなく、イケメン同士のBL的読み方を解説していきます。

まず1組目は、五十嵐×七島のカップリング。

恋のライバルである2人は、中学時代からの幼なじみ。何でもそつなくこなす五十嵐と、努力で頑張ってきた七島は、中学時代にサッカー部で同じポジションを競い合っていました。

しかし、自分との実力の差を思い知った七島は、途中で離脱。そこから2人の親友としての関係性は、少しずつ変わっていきます。

そんな平行線を辿っていた2人に、変化をもたらしたのが花依でした。七島は花依の助言で「初めから諦めないで一度本気でやってみよう」と、五十嵐と向き合うようになるのです。

七島の挫折で一度は関係が崩れてしまった2人が、再び熱い友情を交わす姿は、BL的に最高に美味しい展開で萌えます。

BL的読み方:六見遊馬はマイナスイオン攻め!

BL的読み方:六見遊馬はマイナスイオン攻め!
出典:『私がモテてどうすんだ』5巻

つづいてはヒロインの花依と結ばれた六見先輩。じつは彼も、BL的要素を持ち合わせていました。

六見先輩はライバルであるイケメンたちを、胸キュンさせてしまう天然キャラだったのです。4人の中で年長者ということで周りをよく見ている彼は、その包容力と持ち前の天然な発言や行動で、イケメンたちの心を惑わせていました。

花依のことが好きなんだと自覚した後も、ライバルである五十嵐たちへの優しさは変わりません。

好きな人にも、ライバルにも、誰にでも優しさをくれる包容力と懐の大きさが、六見先輩の最大の魅力なのです。

しかし、だからといって他人に振り回されるというところがないのも、攻めとしての魅力的なところ。あくまでマイペースに生きており、時には周囲を振り回すこともあるという、天性の才能を感じさせます。

BL的読み方:四ノ宮隼人はドジっ子受け固定!

BL的読み方:四ノ宮隼人はドジっ子受け固定!
出典:『私がモテてどうすんだ』9巻

そしてBL的読み方で絶対に忘れてならないのが、四ノ宮隼人。

学校一の美少年・四ノ宮は、男らしさに憧れています。なんとか少しでも男らしくなれるようにと日々奮闘しているのですが、天性のドジっ子のせいでいつも空回りしてばかり。

でも、それが彼のよいところでもあり、BL的には可愛くて仕方ありません。

花依もライバルたちも、彼のドジっ子ぶりは認知済み。ついつい手を出したくなってしまう、可愛いドジっ子受けなのです。

『私がモテてどうすんだ』は、百合要素も……!色んな読み方で漫画を楽しんでみては?

ここまで腐女子ヒロインとの恋愛と、イケメンたちのBL的読み方の魅力について紹介してきましたが、本作の魅力はこれだけではありません。

それは百合要素。

そのキーパーソンとなるのが、2巻から登場する仁科志麻(にしな しま)です。

仁科は花依と同じ腐女子で、中性的な容姿をしています。女性でありながら同性の花依に好意を持ち、彼女のファーストキスを奪うシーンも描かれました。

腐女子ヒロインが、4人のイケメンと1人のイケメン女子?からモテまくるという、読みごたえたっぷりのラブストーリーが描かれている本作。しかもそこにはヒロインとイケメンたちとの恋愛模様だけでなく、イケメン同士の妄想膨らむ絡みや百合っぽいシーンも盛り込まれています。

少女漫画らしくないヒロインと前代未聞の複雑なラブストーリーは、読む人によってさまざまな楽しみ方があるでしょう。ぜひお手にとって、楽しい妄想を膨らませてみてはいかがでしょうか。

著者
ぢゅん子
出版日
2013-10-11