漫画『化物語』はコミカライズして大正解だ…!6巻までネタバレ紹介

更新:2021.8.31

『化物語』(バケモノガタリ)は、西尾維新によるファンタジー小説です。テレビアニメ化されたのち、『化物語 ポータブル』としてゲーム化もされ、作品に魅了される人が続出しています。 コミカライズされたのは2018年から。アニメとは一味違った展開が面白いと話題です。今回は、そんな漫画『化物語』の魅力をご紹介します。

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漫画『化物語』が面白い!【あらすじ】

『化物語』は21世紀初頭の日本の田舎町が舞台。高校生の阿良々木暦(あららぎ こよみ)が、春休み中に吸血鬼キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードと遭遇したことからストーリーが始まります。

吸血鬼の眷属にされ、後遺症でケガの治りが非常に早い特異体質となった暦。

暦とかかわったかつての吸血鬼、忍野 忍(おしの しのぶ)に血を吸わせることで、常人離れした戦闘能力を発揮するようになります。 

そうして持ち前のお人よしな性格と相まって、怪異問題を解決していくことに……。  

「怪異(かいい)」に関わった少女たちと出会い、眷属の力を使って活躍する暦が見られるストーリーです。 

戦場ヶ原 ひたぎや羽川 翼をはじめ、たくさんの少女キャラが出てくるのもこの作品の特徴です。

本作の原作であるライトノベルの「物語シリーズ」について、もっと知りたい方にはこちらの記事もおすすめです。

『化物語』シリーズの『終物語』までの順番を時系列で紹介【ネタバレあり】 

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作者・西尾 維新、大暮 維人とは

この作品の原作者は西尾維新です。西尾維新はもともと漫画が好きで漫画家を目指していましたが、絵が上達しなかったため小説家を目指すようになりました。執筆速度が非常に早く、1度のメフィスト賞に2・3作投稿していたこともあります。

2002年に『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』で、第23回メフィスト賞を受賞しデビューしました。

同作の主人公を語り手とする「戯言」シリーズは「このライトノベルがすごい!2006」において1位にランクインした実績も持ちます。本作品もコミック化・アニメ化・ゲーム化と活躍を見せています。

『放課後、七時間目。』や『めだかボックス』の原作者としても知られています。本主人公の暦など、ネーミングセンスが独特といわれています。「奇天烈」などといわれていますが、独特で頭に残りやすいセンスで覚えやすい面もあるのが特徴です。

著者
西尾 維新
出版日
2008-04-15

作画は大暮維人です。大暮維人は高校時代までは美術部に所属していて画家を目指していましたが、経済的な理由で大学に行けずに23歳まで画材屋に勤めていた経験を持ちます。

またパチンコで多額な借金を作ってしまい、賞金目当てで漫画誌に投稿したことで漫画家を目指すことに。

1993年 に「漫画ホットミルク」のホットミルク漫画大賞『世界肉体野郎』が入選します。1995年 「漫画ホットミルク」に掲載された『SEPTEMBER KISS』で漫画家としてデビューすることとなりました。

  『天上天下』『エア・ギア』などアニメ化された作品が過去にあります。女性のヌードも得意で、作画以外にイラストや衣装・マシンデザインを手がけるなど幅広く活躍されています。 

漫画『化物語』の魅力1:セクシーなシーンが多々見られる

大暮維人が作画を担当しているという点から、セクシーなシーンが多々見られます!

戦場ヶ原ひたぎが裸で登場するシーンでは、髪の毛で胸が隠れたセクシーな絵が見られます。影が上手に使われていて、隠れている部分をつい想像しちゃいます。

「そこどいてちょうだい。服が取り出せないわ」
(『化物語』1巻より引用)

背後から全裸のひたぎに暦がいわれたセリフ。セクシーなお姉さんにそういわれると「はい!すぐにどきます!」と返事してしまいそうですね。

幼かったり、ボーイッシュだったりしたそのほかのキャラも、セクシーに描かれ、大人な雰囲気が出ています。

表紙も秀逸。4巻では駿河のショートカットがとても華やか。各巻の表紙から伝わるセクシーさに、読む前からドキドキさせられっぱなしです!

著者
["西尾 維新", "大暮 維人"]
出版日

漫画『化物語』の魅力2:小説よりのストーリーとなっている

先にアニメ化を見ていれば、漫画も同じような内容だろうと考える方もいるでしょう。しかし本作品は細部が異なり、小説よりのストーリーとなっています。

小説の世界観を感じたい、小説で活躍していたキャラがコミカライズされてどう動くのか知りたいという方にもおすすめです。

「化物語」から始まった物語シリーズである、『傷物語』や『猫物語』を意識したストーリー展開は、昔から小説を読み続けてきたファンにも入りやすい内容となっています。

アニメよりもテンポよく、小説よりもリアルなビジュアルで。本作を楽しみたい方には漫画がおすすめです。

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漫画『化物語』の魅力3:怪異に触れることができる

漫画『化物語』の魅力3:怪異に触れることができる
『化物語』1巻

妖怪やお化けを題材にあつかう作品は多くありますが、怪異という題材は珍しいです。怪異は実際に起こっているかもしれない、しかし目にすることができないという点に、恐ろしさがあります。

この現実世界でもしかしたら……と、リアルさにドキドキする人もいれば、怖い、出会いたくないと恐ろしく感じる人もいるでしょう。子どもの頃に経験した、誰にも信じてもらえなかった不思議なできごとを思い出すかもしれません。

大暮維人の再現力も手伝い、コミカライズ版は紙面に吸い寄せられる雰囲気が出ています。気がつくと汗をかいていそうな、自身が近くでストーリーを見ているような……そんな気分にさせられます。

漫画『化物語』おすすめエピソードをネタバレ解説!

6巻で暦は、神原駿河(かんばるするが)を救いたいと神原と対決することとなります。

「君が救いたいのは…お嬢ちゃんの左腕かい?それともツンデレちゃんの失ってしまった過去かい?それとも阿良々木くん自身の人間としての体裁かい?それともその全部かい?」
(『化物語』6巻より引用)  

忍野の言葉を思い出しながらの戦闘となります。この巻の見どころは、暦の心理的な変化です。 

戦いながら、暦はいろいろ願いすぎていたことに気づきます。怪異には何も望まないつもりだったのに、無意識に願っていたのではないか……と。

暦は認識をあらためることになります。怪異のせいにするのではなく、暦自身が神原を憎まなければいけなかったのだと……。 

著者
["西尾 維新", "大暮 維人"]
出版日

戦場ヶ原ひたぎがふらっと登場するシーンも見どころの1つ。 

「不愉快だわ」
(『化物語』6巻より引用) 

と怪異のことを秘密にしていた暦に怒りを向けます。ひたぎの心は、暦よりも強くてヒーローのようにも見えます! 

不死身である暦と、生身であるひたぎの関係性について、考えさせられる内容ですね。今後の展開がどう転がっていくのか、暗示させるような一場面かもしれません。 

 

 

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