みなさんこんにちは!研究室長のユイです! 本日は北の海(ノースブルー)に潜む「闇」に関しての考察になります。ぜひ最後までご覧くださいね!
突然ですが、みなさんは「北の海(ノース)の闇」という言葉を覚えていますでしょうか。
「ワンピース」77巻にて判明した事実なのですが、「ノースの闇」はコラソンが秘密裏に調査していた事柄で、ドフラミンゴと何かしらの関わりがあるようです。しかし、その詳細は依然として判明していません。
コラソンは調査結果について海軍に報告しようと機密文書を送りましたが、ヴェルゴによって情報を遮断されてしまったため、その全容は海軍には伝わることはなかったと考えられます。
今回はこのノースの闇というのが、どういうものであるかに関して考察していきたいと思います!
- 著者
- 尾田 栄一郎
- 出版日
- 2015-04-03
北の海といえば、ジェルマ66が真っ先に思い浮かびますが、他にも色々な要素が散りばめられています。
たとえば、「モンブラン・ノーランド」の出身国であるルブニール王国があり、「うそつきノーランド」の絵本が流行ったりもしています。物語つながりで言えば、「海の戦士・ソラ」の物語も北の海の話ですね。
他には、ドンキホーテファミリーがグランドラインに来る前に拠点にしていた「スパイダーマイルズ」や、オペオペの実の取引をおこなう予定だった「ルーベック島」、ローの出身地であり白鉛病が流行してしまった「フレバンス王国」なども存在します。
そして、北の海は40年以上続く戦争が終わっていないという話もあり、その戦争がなぜ続いているのかという疑問も残したままです。
北の海の出身者といえば、ドレーク、ホーキンス、ロー、ベン・ベックマン、赤犬、黄猿、サッチ、ジャッジもいますし、黒ひげ海賊団のアバロ・ピサロもいます。
こうしてみると北の海は、南の海や西の海と比べて情報量が圧倒的に多いですよね。
北の海の出身者のなかでも、ここでは黒ひげ海賊団のアバロ・ピサロについての考察を深めていきます!
黒ひげ海賊団の中で、アバロ・ピサロが今後の重要人物になってくるのではないかと感じています。
というのも、アバロ・ピサロは初登場が「ワンピース」59巻であり、黒ひげ海賊団に加入したのが遅いのにも関わらず、4番船を任されています。
船の並びに関して、若い番号の船を重視していると思います。もちろん戦闘力や貢献度なども関わってくるのだとは思いますが、それだけ重要度も高い人物なのではないでしょうか。
- 著者
- 尾田 栄一郎
- 出版日
- 2010-08-04
アバロ・ピサロのモデルについて考えてみたいのですが、「フランシスコ・ピサロ」という人物ではないかと思います。
フランシスコ・ピサロについてざっくりと説明しますが、スペインからインカ帝国に侵入し、歴史に残る大虐殺と略奪を行い、インカの全てを奪った人物です。
しかも、インカの人口は1000万人以上いたのにも関わらず、たった180人で国を落としたという伝説も残しています。
当時のインカ帝国の皇帝だった人物を拉致し、国から身代金を奪いつつも皇帝を返却せず、さらに多くの金品を国中から集めたりもしていたそうです。
そうしてインカ帝国を乗っ取ったものの、ヨーロッパ中では内戦が続いており、ピサロも戦争によって死亡します。
このあたりのヨーロッパの話が、40年も戦争を続ける「ノースの闇」に関わってくるのではないでしょうか。
史実のピサロが暴虐だったように、アバロ・ピサロもとある国で悪政の限りを尽くしていたようです。
そのせいで内戦が頻発し、他の国も巻き込んだ戦争が終わらない状態になってしまったのではないでしょうか。
また、フランシスコ・ピサロはスペインの中核を担ったとされるカスティーリャ王国の生まれですが、ドフラミンゴが支配していたドレスローザはスペインがモチーフとなっています。
ここから北の海とスペイン、ヨーロッパの繋がりが見えてきますので、ノースの闇というのはヨーロッパでの戦争がモチーフになった話ではないかと思います。
ドフラミンゴは武器を供給し続け、国が裏から手を回し、市民から金を奪うために戦争を続ける、という構図がノースの闇なのではないでしょうか。
その状態を止めるために北の海を征服する、というのがジャッジの夢だったとしたら、ジャッジがちょっとかっこよく見えてきますね!
今回の考察でより「ワンピース」の奥深い世界の魅力が伝われば幸いです。
YouTubeチャンネル「ユイの研究室」では、様々な考察動画をアップしていますので、もっと色んな考察を見てみたいという方はぜひYouTubeチャンネルの方にも遊びにきてくださいね!
チャンネル登録や高評価などをしていただけると活動の励みになります!ぜひよろしくお願いします。
「ホンシェルジュ」で記事にした考察は、こちらでまとめて読むことができますよ!