『プロミス・シンデレラ』は、アラサー女子の早梅(はやめ)と男子高校生の壱成(いっせい)の恋愛を描いた漫画です。夫に不倫され、路上生活を余儀なくされても、めげない早梅。無鉄砲な行動も目立ちますが、どんな人にもタイマンで向き合う彼女の姿は応援したくなるでしょう。 仕事で落ち込んだり、恋愛で悩んだりした時も、持ち前の前向きさで乗り越えていく彼女の姿は、アラサー世代の女性にとくにハマるのです。共感できて、スカッとできるシーンを中心に早梅の飾らない魅力をご紹介します!
バツイチ・アラサー女子の早梅と、金持ちな男子高校生・壱成。彼らの最悪な出会いから始まる、時にリアルで、時にドキドキさせられるストーリーを楽しめるのが『プロミス・シンデレラ』。
事件ばかりの人生にへこむことはあっても、決して媚びたり腐ったりしない早梅と、彼女に惹かれていくツンデレで不器用な壱成の恋愛模様がとにかく面白い。
理不尽なことには真っ向から立ち向かう早梅の姿は、見ていると元気をもらえます。もちろん前向きなだけでなく、夫に不倫され冷静になれなかったり、それでも夫に未練を残していたり、仕事場の人間関係に悩む姿は、仕事に恋に頑張るアラサー世代の女性ならきっと共感できるはず。
そして最後には必ず、悩みを吹き飛ばすようなスカッとする行動で読者の背中を後押ししてくれる……そんなヒーローのようなヒロインが早梅です!
また、たくましいだけでなく、時には年下男子の壱成にときめき、気になる男性からのアプローチに揺らぐ乙女な一面も。仕事、家庭、恋愛……怒涛の展開が目の超えた読者も飽きさせないのです。
アラサー女子の友達を多く持つ著者が、とくにおすすめしたいシーンを厳選!普通のラブコメだけじゃ物足りないと思っている酸いも甘いも経験してきた読者だから共感できる、飾らない早梅の魅力をご紹介します。
本作は、不遇な主人公・早梅と、金持ちで性悪な高校生・壱成を中心に物語が進みます。当時専業主婦だった早梅は夫に不倫され、怒りのあまりスーツケース1つで家を出てしまいました。その後、まさかの盗難に遭う早梅……。
実家とは不仲、バイトばかりの生活だったため友達もおらず、頼る場所はありません。無一文になった彼女に残されたのは、まさかの野宿。
そんな彼女の元に表れたのが壱成です。とにかく素行の悪い壱成は、公園で生活している早梅に「土下座して謝れクソババア」と暴言を吐きながらお金をチラつかせます。
まったくなびかない早梅。プライドをへし折られた壱成は、後日「ついてこい」と早梅を実家の旅館に住まわせます。
極限状態の早梅は、壱成の実家に行くことに。そこでも壱成と喧嘩になり、高級な掛け軸を汚してしまった早梅。壱成はそんな彼女の弱みにつけこんで、実家に早梅を住まわせ、さまざまな「ゲーム」を実行するように言います。
憂さ晴らしの如く、早梅を突拍子もないことに巻き込む壱成。その過程で徐々に、彼女の芯の強さ、飾らない魅力に惹かれていきます。
早梅が気になりだす壱成、同居していくうちに壱成を弟のように可愛がる早梅。歳の差はあれど縮まりそうで、縮まらない距離感をヤキモキしながら見守れます。
壱成や早梅に因縁がある人物や恋のライバルだけでなく、肝を冷やす個性派キャラクターまで登場!時にリアルで、時にドキドキなストーリをぜひ楽しんでください。
このたび、『プロミス・シンデレラ』がドラマ化することが分かりました!
以下では、TBSドラマ初主演となった二階堂ふみが意気込みを語っています。
元々、原作の大ファンだということで、さらに期待が高まりますね。
まだ他の出演者が明らかになっていませんが、火曜ドラマ『プロミス・シンデレラ』で随時更新されていくので、楽しみに待ちましょう。
作者・橘オレコは、脚本を読んで、自分の漫画がここまで面白くなるんだと感動したそう。「その脚本をそのまま漫画にしたい」とまで言わせたストーリーは、一体どういう形で演じられ、紡ぎ出されるのでしょうか。
そのほか、製作陣のインタビュー内容などを、映画ナタリーで掲載しています。
本作はスマホのアプリ「マンガワン」にて連載しています。この記事で気になった方は、ぜひ「『プロミス・シンデレラ』を読んでみよう!」のボタンからアプリをインストールしてみてくださいね。
『プロミス・シンデレラ』をネタバレ紹介した以下の記事もあわせてご覧ください。
『プロミス・シンデレラ』原作漫画をネタバレ紹介!アラサー貧乏女子がすごい【ドラマ化】
本作はウェブコミックサイト「裏サンデー」および漫画アプリ「マンガワン」で無料連載されている橘オレコの作品です。ある日突然一文無しになってしまったアラサー女子が、どん底から這い上がるため「リアル人生ゲーム」と称する金持ち少年の道楽に付き合うはめになる年の差ラブコメ。 2021年7月からドラマ化され、今大注目の作品です。今後、人気急上昇間違いなしの本作を徹底的にご紹介したいと思います。 本作はスマホアプリから無料で読めるので、ぜひそちらもご利用ください。
物語の冒頭から、金なし、家なし、行くとこなし!大ピンチの状態でも、媚びることなく、強気で前向きです。昔はかなり荒れていたとの話も……。
悪事を働く相手には真っ向から立ち向かう、正義感を持つ早梅。勢いよく啖呵を切る姿には頼もしさすら感じられます。
一文無しで路上生活をしているのに、お金を受け取らなかった早梅に興味を持ちます。壱成が実家に早梅を住まわせる条件として始めたゲームから物語が動き始めます。鼻につく金持ちのようで、実は不器用でツンデレな壱成。早梅に好意を抱くようになり、引き出される壱成のさまざまな表情にも注目です。
主人公2人のキャラクターも十分濃いのですが、本作は脇役たちもかなり個性的。彼ら以外にも、推しキャラがいるはず。物語を盛り上げる、魅力的な人物たちを一部紹介します。
壱成の兄、成吾
早梅が働く旅館を取り仕切るのが片岡成吾です。大人な魅力溢れるクールなイケメン!壱成にとっては早梅を巡る恋のライバルです。早梅とは過去に出会っているらしい……?
謎の多い美女、菊乃
早梅が働く旅館に芸者として出入りしています。早梅や壱成、成吾、それぞれに興味をいだいているような、ミステリアスなキャラ。物語をかき乱す菊乃の動きから目が離せません!
壱成の相談相手、洸也
旅館の従業員として働く黒瀬洸也。女性大好きで早梅にも軽ーいノリでちょかっかいを出してきます。壱成が早梅に恋をしてからは、良き相談相手に。
壱成の祖母、悦子
一見お気楽なようで、早梅と出会ってから変わり始めている壱成の気持ちを見抜いている数少ないキャラです。厳しくも優しく、壱成たちを見守っています。
1つ目のシーンは、パーティーにて。壱成の始めたゲームに渋々参加させられた早梅は、上流階級の人が集うパーティーに参加させられます。そこで壱成に求婚を迫っているのが口の悪いモデル・恵です。壱成が早梅を連れてきたことが気に食わない彼女は、早梅にきつく当たります。
壱成は、彼女が老舗旅館の跡取りという地位、お金を目当てに迫ってきていることを自覚しています。そんな彼女を好ましく思っていない壱成は、付き合わない意思をを早梅に言わせるためにパーティーに連れてきたのです。
馬鹿にされた恵は、早梅に対しても壱成に対しても暴言を吐きます。そんな彼女に、頭から酒をかけ、冷たい振る舞いをする壱成。
そんな壱成の態度に、早梅が取った行動は……。
壱成の態度を見かねた早梅は、壱成の頭をケーキにドカンと押し付けました!
早梅は、間違っていることが目の前で起きたら、自分をバカにしていた相手を助ける事になったとしても怒ります。人の気持ちを考えない壱成に説教まで。正義感の強い早梅らしい行動です。
もちろん、説教対象は壱成だけではありません。恵と壱成の二人に対して、スカッとするような啖呵が炸裂。
人を差別しない早梅の言葉は、壱成の胸に刺さります。そんな彼女の言動に対する壱成の表情の変化にも注目です。壱成が徐々に惹かれていく様子を楽しめるのも、『プロミス・シンデレラ』の見どころです。
2つ目のシーンは、少し可愛い早梅を見られます。壱成の自宅で居候を続けるうちに、早梅は壱成の親が経営する旅館で働くことに。そこで出会った壱成の兄・成吾は壱成とは正反対で、真面目で仕事もでき、若くして旅館の副社長を務めるいわゆるハイスペック男子。しかも早梅とは過去に面識があるようで……。
早梅に片思いをし始めている壱成にとっては、目の上のたんこぶのような成吾。強力な恋のライバルとして、壱成の前に立ちはだかります。
成吾はアラサー男子の著者から見ても惚れてしまいそうないい男。壱成と過ごすときとはちょっぴり違う、早梅の顔を見られます。
余裕のある大人な魅力が溢れる成吾。一緒に食事をするシーンでは、早梅も思わずドキッとさせられています。旅館ではキリッとしている成吾が、早梅の前でしか見せないリラックスした表情にも注目です!
早梅の魅力が分かる3つ目のシーンは、職場での嫌がらせと真っ向から向き合うシーンです。
イケメンな壱成は、旅館で働く従業員の女性から好かれる存在。壱成のコネで旅館にやってきた早梅は、何人かの従業員から煙たがられます。とくに陰口や嫌がらせをしてくるのは、先輩に当たる千葉と松野の二人。彼女たちの嫌がらせは仕事に支障が出ており、旅館を仕切る成吾からも異動を提案されてしまいます。
異動という形での解決に納得がいかない早梅が取った行動は、千葉と松野に「自分を嫌っている理由を聞く」というもの。
「自分に問題があるなら教えてほしい、一緒に働くからには協力したい」と話す早梅に対し、話し合いをさけようとする二人。しかし今後は職場に迷惑をかけたくない早梅は、引き下がりません。
とうとう根負けした千葉は、本音をぶつけます。そして早梅も彼女に正面から向き合います。
千葉が「嫌い」とハッキリ宣言したため、早梅も「嫌いだった」と伝えました。大人ならではの「逃げ」がないこのシーンは、漫画だからこそ見ていてスカッとします!
千葉の本音が見えたからこそ、「仲良くしてみたい」という提案をする早梅。どこまでも正直で前向きな早梅の姿は、思わず応援したくなるはずです。
4つ目は、ぜひ読んで確かめてほしいシーンです!壱成と早梅は、ゆっくりと絆を深めていきます。なんだかんだあって壱成も旅館を手伝うことになり、自分の稼いだお金で早梅とでかけようと頑張ります。そしてついに一緒に花火大会に行くことを約束。
しかしお互い楽しみにしていた花火大会で、ある事件が起き、2人ははぐれてしまいます。一人になった早梅は、さらに危険な目に遭ってしまい……。
早梅の危機を知った壱成は彼女を助け出そうとしますが、先に助け出していたのはある人物。壱成は嫉妬心から大胆な行動に!
花火大会以降、二人はなんだかギクシャクした関係に。仲が良かったはずなのに、顔合わせると気まずい理由とは……?壱成の男子高校生を超えた男らしさに、キュンとしてしまうエピソード。ぜひ実際にご覧ください。
最後は『プロミス・シンデレラ』という漫画を語る上で欠かせない、芸者の菊乃にまつわるエピソード。初登場時から特有の色気と、何を考えているか分からないミステリアスさを醸し出している菊乃。成吾や早梅の元夫など、複数の人物と因縁がある描写も多く、彼女が登場する回では毎回不穏な空気が漂います。
菊乃が行動するたびに物語も大きく動くというほどに、重要なキャラクターです。早梅、壱成、成吾の三角関係を一気に加速させる菊乃の一挙手一投足に注目!
ある日、旅館の従業員が揃った宴会に、芸者として働く菊乃も呼ばれます。宴会の最中、お酒を飲んで外の風に当たりたいのか、楽しげに鼻歌を歌いながら、屋根の上に出る菊乃。
屋根の上から菊乃が目線を向けるのは、旅館の女性従業員・まひろです。楽しげな表情を浮かべながら、飲んでいるビールの瓶を……。まひろはこの後、どうなってしまうのでしょうか。
彼女の狂気じみた行動は、これだけに止まりません。
菊乃の行動はすべて、成吾と関係があるようで……?成吾のために、早梅に近づく菊乃。恐怖すら感じられる怪しい笑顔を浮かべながら、早梅に迫ります。
ラブコメとは思えない菊乃の言動。早梅だけでなく、周りの人にまで危害を加えるという脅迫まで……隙のない彼女に追い込まれてしまいます。
菊乃の行ってきた異常な行動の数々に気づいた壱成。早梅を守るため、菊乃と対峙します。さすがの菊乃も万事休すかと思いきや……!
カバンから何かを取り出して壱成に襲いかかります。予想外の反撃を受けた壱成。菊乃は壱成を連れ去り、そのことに気づいた早梅の怒りは最高潮に。
作品の中で度々トラブルの種となる菊乃。今までさんざんな行いをしてきた彼女に対しても、早梅は最後まで正面からぶつかります。菊乃へのフラストレーションを早梅が一気にスカッとさせてくれます。
年下男子との胸キュンな恋愛シーン、人間関係のリアルな描写、ミステリーのような緊迫感を一度に楽しめるのが『プロミス・シンデレラ』です。人と向き合う時の早梅の真っ直ぐな姿勢は、さまざまな恋愛や困難な仕事に立ち向かうアラサー女子をスカッとした気分にさせてくれるはず。