本作はウェブコミックサイト「裏サンデー」および漫画アプリ「マンガワン」で無料連載されている橘オレコの作品です。ある日突然一文無しになってしまったアラサー女子が、どん底から這い上がるため「リアル人生ゲーム」と称する金持ち少年の道楽に付き合うはめになる年の差ラブコメ。 2021年7月からドラマ化され、今大注目の作品です。今後、人気急上昇間違いなしの本作を徹底的にご紹介したいと思います。
今井早梅(いまいはやめ)は平凡な幸せに憧れて結婚した、普通のアラサー専業主婦でした。旦那とは学生時代に知り合い、何年か越しの思いを遂げた普通の結婚生活。ただ1つ他の家庭と違ったのは、彼女が義侠心を持った女性だということでした。
それがどれほどかというと、乗り合わせた電車のいじめ現場を見過ごせず、一回り年下の高校生集団にも食ってかかるほど。とある日も、壱成(いっせい)と呼ばれるいじめ主犯格の男子高校生を見事撃退しました。
その同じ日。早梅は男子高校生に食ってかかったのと同じ調子で、夫の浮気を糾弾しました。彼女としては家庭を壊す気はなく、反省さえしてくれれば矛を収めるつもりだったのですが……。なんと夫から、別の相手がいることを理由に、突然離婚宣言が突き付けられます。
彼女は最低限の荷物を持って、家を飛び出しました。そこからはまさに転落人生。頼れる人もなく、なけなしの貯金もスリに遭い、ホームレス生活を余儀なくされます。彼女がどれだけ前向きに頑張ろうとしても、現実はうまくいきません。
そんな彼女の下へ、ふらりと1人の少年が現れました。それは、いつかのいじめをしていた高校生、片岡壱成。超の付く大金持ちの彼は、遊び半分のゲームを提案してきました。
人を人とも思わない彼を相手に、彼女はどん底から抜け出すことが出来るのでしょうか?
また、彼には彼の事情があるようですが、彼女の行動は彼の心も変えられるのでしょうか?
2021年7月から『プロミス・シンデレラ』のドラマがTBSで放送されることが分かりました。
主人公の桂木早梅を演じるのは、数々の話題作に出演してきた二階堂ふみさん。また、生意気な高校生・片岡壱成を演じるのは 眞栄田郷敦さんです。さらに岩田剛典さんや松井玲奈さんなど豪華俳優陣が多数出演。
今季大注目のドラマになることは間違いなしです!
ドラマに関する詳細は公式サイトをご確認ください。
今井早梅、27歳。既婚者……ですが、物語開始直後にバツイチとなります。
彼女は非常に芯が強く、逞しい女性として描かれます。不正は見過ごせない、常識外れは許せない、根っから一本気な性格の持ち主です。その性分は学生時分から続いており、夫――元夫も、元はといえばいじめられていたところを彼女が助けた相手でした。
幼いころに母親を亡くし、父はギャンブル三昧。借金苦の末に高校も中退、と彼女の生い立ちは悲惨なものでした。ようやく独り立ちし、1年前に元夫と結婚。彼女は人並みの幸せを手に入れた……はずだったのです。
急転直下の人生に読者としては驚くばかりですが、彼女は持ち前の性格でへこたれません。もちろん、時には落ち込むこともあります。そうしてふと見せる等身大の女性らしさも、彼女の魅力の1つでしょう。
バツイチで、アラサーで、男勝りの勝ち気な性格。属性てんこ盛りな彼女が、金持ちのボンボン壱成の無理難題に立ち向かい、やがて彼の頑なな心を解きほぐしていくのです。
本作に登場するキャラクターは、基本的に最低のクズばかりです。主人公の早梅と壱成の世話係の老人・吉寅は例外ですが。
まず本作のもう1人の主人公といえる、片岡壱成。この少年がもっとも食えないキャラなのです。早梅が初めて出会った時にはいじめの主犯格でしたし、ホームレスの身分になった彼女にも面白半分で突っかかってきました。
それは1度へこまされた相手への仕返しであり――そして同時に、もしかすると他の人にはない何かを、彼女に感じていたからかもしれません。政財界に顔が利き、豪邸に何不自由なく1人で暮らす桁外れの大金持ち。そのせいか他人を常に見下しており、彼女への「ゲーム」の提案も一方的でした。
「リアル人生ゲーム」は鉛筆転がしで決めた条件をクリアすると、一定の報酬が与えられるというものです。彼女は不注意から壱成に高額の借金を作ってしまって、とにもかくにもゲームをやらざるを得なくなってしまいます。
しかし、この壱成も彼女が気になっているのは丸わかりで、端から見れば可愛いものです。それにしても、彼の周りに寄ってくる、財産が目当ての人間達の醜さといったら……
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漫画『プロミス・シンデレラ』を考察!シンデレラは早梅だけじゃない!?
漫画『プロミス・シンデレラ』は、バツイチアラサー女子の早梅と金持ちツンデレ男子、壱成の恋を描いたラブコメ。曲がったことが嫌いで真っ直ぐな早梅、性悪かと思いきや母性本能をくすぐる魅力がある壱成をはじめ、登場人物がみんな魅力的。 ただ読み進めていくうちに、「シンデレラ」はヒロインのことだけでなく、他の人もシンデレラなのではないかと思わせる描写も。ストーリーが面白いのはもちろん、それぞれのキャラクターに注目すると考察まで楽しめるのが本作の魅力。そんな登場人物たちの魅力と独自の考察を紹介します!
言い方はかなり悪くなってしまいますが、早梅と壱成の関係は、いうなれば奴隷と主人です。あるいは人生がかかった劣悪条件の契約者と雇用主、というところでしょうか?2人のかけ合いには、そんな雰囲気は微塵もありませんが。
早梅は「弱きを助け、強きを挫く」を地でいく義理堅い女性です。2人が出会った当初の、専業主婦と男子学生という立場こそ変化しましたが、話をする時は対等な口調のまま。弱い立場となっても、彼女から芯の強さが失われることはありませんでした。
時に文句を言い、時に従い、時に叱って、時に庇う。どんな状況に置かれても、彼女のそうした壱成への姿勢は揺るぎません。
壱成は当初、行き場のない彼女に金をちらつかせて、からかうばかりでした。ですがそれも、彼女の常にまっすぐな行動を目の当たりにして、少しずつ変化していきます。
彼の頑なな態度、横柄な生き方は極論すると他人への不信感からきています。「ゲーム」、そして奇妙な同居生活をとおして、彼のそういった思い込みに、早梅は無意識に影響を与えていくのです。
半ば遊びで始められたこの関係が、どういう形に集束していくかご注目ください。
- 著者
- 橘 オレコ
- 出版日
- 2018-06-12
本作ではいろいろな場面で早梅が壱成に活を入れていくのですが、1番の見所はやはり最初の転機となったエピソードでしょう。
着の身着のままで豪邸に連れられてきた早梅に、壱成は特注のドレスを贈りました。当然タダではありません。「ゲーム」に必要だからです。
高級クラブで催される壱成の知人女性の誕生パーティー。彼はそこへ早梅を連れていき、知人女性に大恥をかかせようとしました。女性は彼の財産にしか興味がないのに、執拗に迫ってくるからです。
巻き込まれた形の早梅は、いつもの性分が暴走して女性と壱成を一喝。図らずもゲームの条件を満たし、同時に壱成に変化の兆しを作るのでした。
- 著者
- 橘 オレコ
- 出版日
早梅はまだ夫との離婚届を書いておらず、ヨリを戻せるのでは?と心のどこかで期待していました。早梅の気持ちを悟った壱成は、離婚届を書いて夫から慰謝料をもらうゲームを提案。
早梅は夫と決着をつけにいくが、話の流れで浮気相手のことを聞いてしまいます。自分よりも浮気相手のことを大事にしているとわかった早梅は「そんな人間とお金を通しても繋がっていたくない」と言い、慰謝料を受け取らず、離婚届を記入し去ってしまうのでした。
悔しさで泣くのを我慢してい早梅でしたが、それに気が付いた壱成は「気がすむまで泣いて帰って来れば?」と言葉をかけます。壱成のおかげで夫と決別できた早梅は、壱成に感謝の気持ちを伝えるのでした。
- 著者
- 橘 オレコ
- 出版日
3巻から早梅は壱成の家が経営している旅館で働くことになります。仕事に慣れ始めた早梅でしたが、そこに常連の西園寺という女性がやってきます。壱成の兄である成吾がいないことに不服な西園寺は、旅館の男性陣を集め、無理難題を押し付けているのでした。
そして、西園寺は早梅のミスをきっかけに、従業員や旅館全体のことを罵ります。それに怒った早梅は食ってかかり、さらに怒りを増す西園寺。そこに壱成が現れます。
西園寺は機嫌を持ち直しましたが、何かと壱成と成吾を比較するのです。今度は壱成が西園寺に怒りを露わにするのですが、そこに茶房で働く洸也がやってきて、何とか場を落ち着かせます。
騒動がひと段落し、従業員達が西園寺の部屋から退室していく中、早梅だけは残るように言われます。西園寺は早梅の度胸とはっきりした物言いを気に入り、成吾の代わりに話相手になって欲しいようです。
西園寺は人と人との繋がりを大事にしている以前の旅館が好きだったこと、それができるのは成吾だけだったこと、そして早梅にその素質があることを伝え、旅館での働きを応援するのでした。
- 著者
- 橘 オレコ
- 出版日
壱成は西園寺の件によって、今までずっと我慢していた成吾への劣等感を改めて思い出し、さらに心の拠り所だった早梅も自分の思い通りにならないことに苛立ちを覚えます。
爆発寸前の壱成は早梅と些細な喧嘩をしてしまいます。そして感情的になった壱成は早梅に家を出ていくように伝えるのでした。
家を出て、あてもなく歩いていた早梅の前に、偶然にも元夫が現れます。早梅は元夫と話す中で、色々と支えてくれた壱成に素直に感謝の気持ちを伝えようと決意します。
一方の壱成は兄にコンプレックスを抱いており、それを埋めるためにお金を使って、周りから必要とされるように振舞っていました。求められることに飢えていた壱成は早梅に頼られることに喜びを感じていたことを実感するのでした。
早梅と壱成は再会し、お互いの誤解が解けた二人は少しだけ距離を縮めます。そして早梅は再び壱成と祖母、お手伝いが住む家に戻るのでした。
そこへ、今度は兄の成吾が帰ってきます。実は成吾と早梅は過去に出会っていたことがあるようで…。
早梅と成吾、壱成の三角関係が始まります。
- 著者
- 橘 オレコ
- 出版日
成吾は早梅へ積極的にアプローチをしていきます。早梅のライバルが自分よりも優れている成吾であることに焦った壱成は、旅館で働き始めます。
しかし、早梅と壱成が一緒に住んでいることが噂になり、早梅は従業員に目をつけられてしまうのでした。それを察した成吾は早梅を他の旅館に異動させることを提案。
それを阻止しようとした壱成は、早梅から成吾との過去の出来事について知らされるのでした。
早梅と成吾は高校生の時に出会っており、交際はしていないものの、お互いに想いを寄せ合っている状態でした。しかし、早梅の家庭環境が原因で、二人は会えなくなってしまいます。そのまま月日は流れ、偶然にも早梅と成吾は旅館で再会を果たすのです。
おそらく、成吾は早梅を守るために、他の旅館へ異動させることを考えていたのでしょう。それを悟った壱成は成吾を説得し、早梅の異動を防ぐことに成功しました。
一方で、旅館に芸者の菊乃がやってきます。菊乃と成吾は恋人関係のようですが、成吾が早梅に気持ちが動いていることを知り、異常なほど嫉妬心をむき出しに。
菊乃は早梅や壱成に対して、良からぬことを企んでいる様子を見せます。
- 著者
- 橘 オレコ
- 出版日
壱成と早梅は花火大会のデートを楽しんでおり、途中でトイレのため別れます。すると、早梅の前に菊乃が現れます。菊乃は早梅を近くの森に誘い出し、崖から突き落としてしまいます。
菊乃は壱成に、「早梅が足を滑らせて落ちた」と伝え、成吾も偶然そのことを耳にします。成吾は壱成よりも先に早梅を発見。成吾は花火を見ながら早梅に告白をするのですが、早梅が返事をしようとすると、二人を呼ぶ声が。
その後、早梅と成吾は無事に発見されました。成吾は菊乃に「お前が早梅を落としたのか、もう俺に近づかないでくれ」と伝え、突き放します。そして、成吾は壱成の目の前で改めて早梅に気持ちを伝えるのでした。
成吾の行動に嫉妬した壱成は早梅を連れてその場を去ります。そして、壱成も早梅に対して気持ちを伝え、さらに驚きの行動に。三角関係がさらにヒートアップしていきます。
- 著者
- 橘 オレコ
- 出版日
花火大会の騒動のあと、壱成の祖母である悦子とお手伝いの吉寅はフランスへ旅行することになり、家事をする人がいなくなる状態に。
そこへ、お手伝いとしてやってきたのが菊乃です。早梅、成吾、壱成が住んでいる家に菊乃も1週間だけ住むことになります。
早梅は成吾には気持ちがないことを伝えるのですが、それを菊乃も耳にします。
菊乃は成吾との関係を諦めるのですが、なぜか今度は早梅と成吾を無理やりくっつけようとするのでした。
そして、偶然にも早梅は菊乃が元夫の浮気相手であったことに気づき、菊乃に不信感を抱きます。一方、壱成も菊乃が危険な人物であることを察し、菊乃を呼び出し、家から出ていくように説得するのですが…。
- 著者
- 橘 オレコ
- 出版日
壱成は菊乃に対して、家から出ていくこと、そして早梅を突き落としたことを警察に自供するように迫ります。しかし、逆上した菊乃にスタンガンを当てられて気を失ってしまい、神社に監禁されてしまいます。
どうやら菊乃は自分の邪魔をする壱成を殺そうとしているようなのです。菊乃の手によって、壱成は非常に危険な状況に陥っているのでした。
一方で、壱成が帰ってこないことを不審に思った早梅と成吾は、菊乃の仕業ではないかと疑い、捜索しますが見つかりません。
旅館の従業員である洸也の機転によって居場所を掴んだ早梅は壱成を発見。しかし、そこに菊乃も現れ、成吾に対する異常な愛情を持った経緯を話し始めます。実は菊乃も壮絶な過去を持っており、そこには早梅も関係しているのでした。
その後、成吾は菊乃に別れを告げ、菊乃は姿を消します。その後の菊乃については、早梅も成吾も全くわからないまま。果たして菊乃はどのように過ごしているのでしょうか。
最後に少しだけ描かれている菊乃の姿に注目です。そして、ストーリーは第二部に移ります。
- 著者
- 橘 オレコ
- 出版日
菊乃の騒動から一ヶ月後、早梅と壱成、成吾の生活は落ち着きを取り戻していました。そこに、超一流ホテル「ロイヤル・ヴァンリ」の御曹司である天馬がやってきます。
天馬と成吾は知り合いなのですが、成吾が経営する旅館をどうやら狙っているようなのです。天馬は早梅を利用して、成吾に近づこうと作戦を立てます。
一方、壱成は早梅の誕生日にクルージングデートに誘います。壱成は高価なネックレスを早梅にプレゼントします。そして、早梅は本当に壱成が自分のことを好きであると気がつくのですが、そこへなぜか天馬が現れて…。
壱成と早梅の距離が近づいたと思ったら今度は天馬が現れ、ストーリーは新たな展開に。壱成と早梅の関係はどうなるのでしょうか。
- 著者
- 橘 オレコ
- 出版日
ひょんなことから、早梅と天馬は遊園地でデートをすることになりました。どんな女性も落としてきた天馬に対して、そっけない態度をとる早梅。
天馬は仕事のために早梅に近づいたのにも関わらず、簡単になびかない早梅をなぜか気になってしまうのでした。
本気で早梅にアプローチをしていく天馬は、邪魔な壱成をなんとか大人しくさせたいと考えます。そこで、部下である女子高生の山ノ井を旅館に働かせ、壱成とくっつけようと画策するのです。
早梅と壱成はすでに両想いであるにも関わらず、天馬によって微妙にすれ違っていきます。二人は無事に結ばれるのでしょうか。
最後に衝撃な展開が待っています!そして、物語は最終章へ突入!
ここでは最新話のネタバレを紹介していきます!
お互いの思いを知った壱成と早梅はついに恋人同士に。壱成の祖母である悦子やお手伝いの吉寅も大喜びで祝います。
しかし、早梅は壱成が18歳になるまでお互いの関係を深めないよう約束するのでした。
一方で、壱成と早梅が働く旅館では社員旅行の計画が持ち上がりました。経費を気にする成吾でしたが、沖縄で高級ホテルを経営する天馬の計らいによって格安で旅行できるようになったのです。
壱成と早梅も沖縄旅行に参加します。一体、どんな展開が待っているのでしょうか。
壱成は早梅と正式に恋人関係になり、さらに沖縄旅行にも行けることになったのでテンションが他の人よりも高い様子。
一行は沖縄の海で思い切り遊んでいましたが、そこになぜか天馬と秘書の澪もやってきます。
壱成は天馬と水泳競争をしたり、澪と成吾がいい感じなったりと、色々なことが発生し普段のストーリーでは描かれない一面も垣間見れます。
そして夜になり、それぞれゆったりとホテルを堪能する中、壱成は早梅を散歩に誘い出し…。
スタートはどん底だったが、壱成、成吾、天馬から好意を持たれるヒロイン。自分の気持ちに正直で、正しいと思ったことは曲げない芯の強さを持っています。そのせいで、トラブルになることも多いですが、最終的には周りから認められるようになり、気難しい西園寺や嫌っていた同僚とも仲良くなっていきます。
また、菊乃がピンチになった時も体を張って助けるなど、人情深い一面も持っています。
一方で、料理が壊滅的に下手で、元夫だけでなく、壱成や成吾も困らせるほど。また、ファッションや美容に関しても、一般的な女性と比べると関心が薄い様子。
しかし、よくナンパされるほど容姿やスタイルがよく、ドレスや着物を着ると別人のように美しくなり、何度も壱成を驚かせます。
最初は壱成に対して、興味を持っていませんでしたが、次第に想いを寄せるようになります。壱成と10歳も離れていることが非常にネックで、度々悩んでしまうこともありますが、乗り越えようと頑張っていく姿に胸を打たれます。
ドラマでは二階堂ふみさんが早梅を演じています。
壱成は運動も勉強もでき、さらに整った容姿で人よりも恵まれた才能を持っています。しかし、さらに優秀な兄の成吾と比較されてきたことで、強いコンプレックスを感じているのでした。
壱成はコンプレックスを埋めるためにお金をばら撒いたり、誰に対しても見下すような横柄な態度を取っていましたが、早梅と会ってから少しずつ変わっていきます。
また、恋愛面に関してはプライドが高く、非常に嫉妬深い一面も持っています。そのせいで、年上の早梅に対して素直に気持ちを伝えられず、すれ違ってしまうことも。
それでも、早梅のことを大切に思っており、高校生ながらバイトでお金を貯めて、クルージングデートやプレゼントを用意するなど、健気な一面も持っています。早梅に振り向いてもらうために、背伸びをしている姿にキュンとくる人も多いのではないでしょうか。
コンプレックスだった兄とは少しずつ仲良くなっていきますが、両親とは距離があるようです。特に、母親のことはひどく憎んでいる描写が描かれています。
年下ツンデレキャラの壱成が、ライバルである成吾や天馬とも互角に張り合っていく姿が見どころです。
壱成を演じるのは眞栄田郷敦さん。生意気な壱成をどう演じるのか楽しみですね。
成吾は壱成の兄で、早梅と同じ年でありながら旅館の副社長を務め、従業員や客からの信頼もされている頼もしい男。
さらに壱成にも負けないルックスを持ち、成績優秀で欠点のない存在と言えるでしょう。壱成とは真逆の落ち着いた雰囲気を持ち、大人の余裕を見せる成吾を推す人も多いのではないでしょうか。
成吾は早梅と高校生の時に出会っており、告白までするほど想いを寄せていましたが、早梅の家庭の原因で会えなくなっていました。
再会したことで早梅への想いをもう一度復活させ、積極的にアプローチをしていきます。
壱成とライバル関係になりますが、普段はクールな成吾が早梅に対して想いを伝えていくシーンに悶絶する方も多いのではず。
そんな成吾ですが、実は旅館の芸者である菊乃と恋人関係にあるようです。しかし、菊乃と交際している理由は愛情ではなく、別の感情があるようで…。
そんな成吾を演じるのは岩田剛典さんです。
菊乃は旅館の芸者で、早梅にも美人と言わせるほどの整った容姿を持っており、料理上手で細やかな気配りのできる女性です。
成吾とは恋人関係のようですが、菊乃は成吾に対して執着とも呼べるほど深い愛情を持っています。そのため、成吾が早梅に気持ちが移っていることを知ると、クールな態度が一変し、菊乃の恐ろしい部分が現れます。
早梅をこっそり呼び出して崖から突き落としたり、さらに探りを入れる壱成を監禁するなど、サイコパスな一面を見せていくのです。
さらに、菊乃は早梅の旦那の浮気相手であることが判明。早梅にとっては因縁の相手でもあるのです。
最初はミステリアスで非の打ち所のない素敵な女性でしたが、ストーリーが進むに連れて早梅や壱成、成吾を振り回す危険な存在になっていきます。
菊乃を演じるのは松井玲奈さんです。可愛らしく清純なイメージがある女優さんですが、果たして妖艶で謎多き美女・菊乃を演じきれるのでしょうか?
超一流ホテルの御曹司で、成吾の友人。どうやら天馬は成吾の旅館を自分のグループ会社に引き込もうとしているようなのです。
天馬は情報収集のために秘書の澪や部下を旅館に働かせたり、旅館の女性陣にも愛想を振りまいたりするなど、目的のためなら手段を選ばない計算高いキャラクターです。
そんな天馬は早梅を自分のものにし、利用することで成吾の旅館をグループに引き入れよう計画。そのためにわざと早梅に近づき、交際まで求めるなど、アプローチを仕掛けますが、あっさりと断られます。
天馬は持ち前のルックスと圧倒的な財力で、どんな女性も思い通りにしていたので、早梅の回答でプライドがへし折られてしまうのです。
その後も早梅を振り向かせるために強引にアプローチをしていますが、他の女性とは違う部分をもち、壱成への一途な様子をみて、だんだん恋愛感情を抱くようになっていきます。
壱成と成吾の祖母。彼氏とっかえひっかえしたり、ネイルや海外旅行に行くなど、非常にエネルギッシュな性格をしています。
人をみる目も持っており、一瞬で早梅の人柄の良さを見抜き、何かと世話をしていきます。
また、恋愛経験も豊富で、壱成と成吾、早梅の関係を察し、空気を読んでいい雰囲気を作ってくれる一面も。特に、恋愛経験の少ない壱成に対してアドバイスや手伝いをするなど、ストーリーを盛り上げてくれます。
壱成が問題を起こした時には喝を入れたり、旅館がピンチな時には体を張るなど、厳しさと強さを兼ね備えており、ストーリーの中でも重要な役割を持っているキャラクターとなっています。
ドラマでは三田佳子さんが悦子を演じられるとのこと。どんなドラマになるのか今から楽しみですね!
『プロミスシンデレラ』の公式サイトでは、登場人物の相関図を見ることが出来ます。ぜひそちらも参考にご覧ください。
いかがでしたか?本作は主要人物以外も、全てのキャラクターが一癖も二癖もある異色の年の差ラブコメです。普通の恋愛モノに飽きてきた方、刺激が欲しい方におすすめです。女性は、男性でも楽しめる内容となっています。
『プロミス・シンデレラ』のおすすめシーンを紹介した以下の記事もおすすめです。
漫画『プロミス・シンデレラ』注目エピソードをネタバレ紹介!ヤバすぎる女の登場で命の危機!?【ドラマ化】
『プロミス・シンデレラ』は、アラサー女子の早梅(はやめ)と男子高校生の壱成(いっせい)の恋愛を描いた漫画です。夫に不倫され、路上生活を余儀なくされても、めげない早梅。無鉄砲な行動も目立ちますが、どんな人にもタイマンで向き合う彼女の姿は応援したくなるでしょう。 仕事で落ち込んだり、恋愛で悩んだりした時も、持ち前の前向きさで乗り越えていく彼女の姿は、アラサー世代の女性にとくにハマるのです。共感できて、スカッとできるシーンを中心に早梅の飾らない魅力をご紹介します!