みなさんこんにちは!研究室長のユイです。 本日はマリージョアの国宝に関しての考察をしていきます。ぜひ最後までご覧くださいね!
今回は聖地マリージョアに眠る国宝についての考察をしていきます!まず、マリージョアの国宝について、現在判明していることを整理していきましょう。
その国宝について物語ではじめて触れられたのは、「ワンピース」76巻のドレスローザ編終盤のことで、ローとドフラミンゴの会話によって語られましたね!
マリージョアの国宝は存在自体が世界を揺るがし、その秘密を知ったドフラミンゴは天竜人から命を狙われているとのことです。
つまり、それを使用するかどうかはともかく、知っているということだけで政府にとっては脅威となるような国宝ということですよね。
そしてドフラミンゴは、もしオペオペの実が手中に入っていたら、国宝を利用して世界の実権も握れていたとも断言しています。
オペオペの実の能力の不老手術、あるいは人格移植手術の能力がなければ利用できないような国宝ということですね。
- 著者
- 尾田 栄一郎
- 出版日
- 2014-12-27
これまでに、世界政府の動きはそこまで多くは描かれていません。
政府が裏で動いたことで代表的なのは、「バスターコールでオハラを消した」こと、「ジュエリー・ボニーを捕らえるために赤犬を遣わした」こと、「オペオペの実を50億ベリーで取引しようとした」ことくらいでしょうか。
ボニーは年齢操作の能力を持っているため、不老手術と同等の価値があると言っても過言ではありません。
ドフラミンゴがオペオペの実を欲しがったことと照らして考えてみても、政府は寿命に関する能力を重視しているのは間違いありません!
「ワンピース」41巻にて、クローバー博士は、政府誕生の前の100年間に関する情報は執拗なまでに消されていると言っていました。
「かつて栄えた巨大な王国」を滅ぼし、100年の空白期間を経て、現在の世界政府が誕生したということですね。
そして、ここが個人的に気になる部分なのですが、世界中に存在する国の100年分の情報をすべて消すことなど、現実的に可能なのでしょうか。
ワンピースの世界にはそれこそ空島や、魚人島など、容易に到達できない島も多数存在する中、空白の100年についてはポーネグリフ以外に情報が一切残っていません。
この疑問を解決するために仮説を立てるとしたら、「空白の100年を生きた人間は存在しない」ということではないでしょうか。
誰も空白の100年を生きてないとしたら、世界中のどこを探しても文献が残っていないことに説明がつきます。
では、どのようにして誰も生きていない100年間を作り出したかを考えてみましょう。
- 著者
- 尾田 栄一郎
- 出版日
ワノ国で登場したトキ様は、「トキトキの実」の能力でした。その効果は「任意の人間を未来に送ることが出来る」というものでしたね。
ワノ国ではモモの助たちを20年後に送ったわけですが、これを世界規模で行えたとしたら、先ほどの「空白の100年」を抹消した状況が可能になってしまいます。
モモの助たちが未来に飛んだ時を思い出してみると、姿がパッと消え、20年後の世界に飛んでいました。
もちろん、未来に飛んでない人たちは普通に20年を過ごした上で、未来に飛んだ仲間と出会えていますし、未来に飛んだ人達はその期間に何があったのかは分かっていませんでした。
先ほども言ったように、これを世界規模で行い、全世界の人間を100年先の未来に送り、誰もいなくなった世界で自分たちの都合のいいように世界を変えた人たちがいるのではないでしょうか。
つまり、それがイム様と五老星だったとしたら、色んなことが繋がってくるように思います!
ここまでの情報を整理すると、まず、ドフラミンゴは世界の実権を握るためにはオペオペの能力が必要だと言っていました。
これは、先ほどの仮説で考えると、世界中の人間をすべて100年後に送ったとして、不老の人間でなければ100年経過する前に寿命で死んでしまうからなのではないでしょうか。
つまり、誰もいなくなった世界を作れたとしても、年を取らずにいることが出来なければ世界の実権は握れません。
さらに、天竜人に手を上げる人間がほとんどいない「ワンピース」の世界において、天竜人の最高位である五老星に傷があることも無視できません。
現在の世界では傷を負う可能性は極端に低いため、この傷は過去につけられたと予想されますので、五老星は不老である可能性が高いです。
このことから、五老星は空白の100年を生きるために不老になっていたのではないでしょうか!
ということで今回の仮説から考察を出してみたいと思います。
まず、マリージョアの国宝は物だとは限らず、「人間国宝」である可能性があります。
むしろ世の中に悪魔の実の能力がある以上、物よりは能力、または能力者である可能性の方が高そうに感じますよね。
その人間国宝がトキトキの実の能力者だったとしたら、その能力を世界中に伝播させる方法があれば、世界中の人を100年後に送ることが可能です。
そうして出来上がったのが空白の100年で、その空白の100年を飛ばされずに生きたのが不老手術を受けた五老星とイム様、そしてトキトキの実の能力者本人なのではないでしょうか。
こう仮定してみると、政府以外ではトキトキの実の能力者だけが空白の100年の中で何が起きたのかを知ることが可能です。
逆に言えばこの人物を殺すことで、絶対に誰も知ることのない100年間を生み出すことが可能です。
そうならないようにどうにか未来にメッセージを残したのがポーネグリフということでしょうか。
仮にトキ様自身が空白の100年を作った人物だったとしたら、ポーネグリフに頼らずに口頭でいくらでも伝えることが出来てしまいます。
それをしていないということは、トキ様は空白の100年に何があったか分からないと考えられますので、空白の100年を作った人物が殺された後にトキトキの実を食べたのではないでしょうか。
空白の100年については知らないかもしれませんが、その能力は政府にとっては非常に重要ですので、ロジャーと一緒に航海をしたおでん様が保護し、情報の漏れにくいワノ国に匿ったのではないかと思います。
現時点でトキ様は死んだことになっていますが、もしかしたら今も生きていてマリージョアに囚われているのかもしれませんね。
それでは、今回の考察をまとめていきたいと思います!
今回は、空白の100年はトキトキの実の能力で世界中の人間を100年先に飛ばして出来たのではないかという考察でした。
誰もいなくなった世界を100年間生き続ける必要があったため、不老手術や年齢操作の能力が必要となっているのではないかと思います。
国宝という言葉から物をイメージしてしまいますが、人間国宝である可能性もありますし、悪魔の実の能力である可能性も十分にあります。
ですので、この場合はトキトキの実の能力者自体が国宝だったのではないでしょうか。
もしくは、トキトキの実の能力を世界中の人間に届かせるような能力、あるいは物も必要かもしれません。
それらが揃い、世界中の人間を未来に飛ばすことが出来た上で、不老の存在となっていれば、世界を好きなようにコントロールすることも可能かと考えられます。
それこそ、レッドライン、グランドラインを作るという準備をその期間にしたのではないかと思います。その他にも敵国の城を破壊する、武器をすべて捨てるなど、立場を優位にする方法はいくらでも考えられます。
そして、空白の100年がトキトキの能力を使用し、誰も生きていなかったからこそ、「どこを探しても空白の100年に関する記述がない」というところに繋がるのではないでしょうか。
そして、「ワンピース」90巻で五老星の一人が言った「ここらで一度大きく掃除する必要がある」という言葉は、また新たな「空白の100年」を作ろうとしているということではないかと思います。
この仮説があってるとすると、すごくスケールの大きな話になりますね!ワクワクが止まりません!
- 著者
- 尾田 栄一郎
- 出版日
- 2018-09-04
今回の考察でより「ワンピース」の奥深い世界の魅力が伝われば幸いです。
YouTubeチャンネル「ユイの研究室」では、様々な考察動画をアップしていますので、もっと色んな考察を見てみたいという方はぜひYouTubeチャンネルの方にも遊びにきてくださいね!
チャンネル登録や高評価などをしていただけると活動の励みになります!ぜひよろしくお願いします。
「ホンシェルジュ」で記事にした考察は、こちらでまとめて読むことができますよ!