ふくろうず・内田万里が選ぶ「とにかくお腹が減る5冊」

ふくろうず・内田万里が選ぶ「とにかくお腹が減る5冊」

更新:2021.12.1

今回は、とにかくお腹が減る5冊を選んでみました。

泡の子 LINE

目玉焼きの黄身いつつぶす?

男女が食べ方についてケンカするマンガ。焼き鳥の串を外すか外さないかでケンカになる回を読むと、誰かと焼き鳥屋にいきたくなります。ちなみにわたしは外さない派です。

著者
おおひなたごう
出版日
2013-05-30

フラワーオブライフ

白血病を患った男子高校生の青春ドラマ。クラスメイトとマンガを描いたり、コミケに行ったりします。作中に出てくるかぼちゃのパウンドケーキが美味しくて、ずっと作り続けています(レシピはマンガにのっています)。かぼちゃタップリの素朴なケーキ。いつかエシレバターでこれを作ってみたい。

著者
よしなが ふみ
出版日
2009-03-13

ダンス・ダンス・ダンス

悲しい気持ちの主人公が昔の恋人や昔の友人に振り回されてもっと悲しくなる話。村上春樹の小説を読むと、パスタが食べたくなります。

「ダンスダンスダンス」に出てくるパスタは、ペペロンチーノにカリカリのハムを入れた簡単なパスタなんですが、にんにくと唐辛子を取り出すタイミングが難しい、と作中に書いてあります。そう言われると作りたくなってしまう。

余談ですが、この小説を実写化するなら五反田(主人公の友人。イケメン俳優)は、藤木直人だ!と密かにずっと思っています。

著者
村上 春樹
出版日

美味しんぼ

ツンデレ親子の話。ハンバーガーの回で、一流のパンと一流のハンバーグを組み合わせても、一流のハンバーガーにはならない、ということを学びました。当たり前だけど、なるほど!ですね。

最後に、海原雄山がハンバーガーを食べて、手が汚れてしまったではないか!と怒ります。そういうところ、好きです。

著者
雁屋 哲
出版日

センセイの鞄

かつての先生と生徒が居酒屋で久々に再会し、恋人のような友人のような微妙な関係を築いていく話。せつない。

川上弘美の小説に出てくる居酒屋ってなんでいつもあんなに美味しそうなんでしょうか。あんな居酒屋、実際にあればなーと思っていたら、吉祥寺の「闇太郎」という居酒屋がモデルらしい!

絶対行きたい。寒くなってきたから湯豆腐と日本酒を頼みたい。みなさん、良かったら行きましょう。

著者
川上 弘美
出版日
2004-09-03

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