共通テスト対応も!漢文のおすすめ人気参考書17選【2020年最新】

更新:2020.10.20

中学校では国語の一部として学んでいた古典も高校からは新たに科目として加わります。そして古典のなかでも学習に苦労するのが「漢文」です。 今回はこれから漢文を学ぶ、またはすでに苦手意識のある高校生におすすめの漢文参考書をまとめました。自分に合った参考書を選び、ぜひ学習に役立ててください。

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漢文参考書の選び方

ここではまず漢文参考書の選び方について説明します。

漢文の参考書を使った学習で一番大切なのは、自分にあったものを選ぶことです。

時間を割いて学習を進めたのに、参考書が使いにくくて効果を実感できないということがないようにしましょう。

レベルに合った参考書を選ぶ

漢文参考書を選ぶときは自分のレベルにあったものを選びましょう。

苦手意識があり、これから漢文を学ぶ方が中級レベル以上の参考書を使用しても、苦手意識を増幅させる結果になってしまいます。

漢文は語句の意味や句法など、基礎の理解がとても大切です。そのため、初級者は基礎から固められる参考書を選ぶことで効率的に学習ができます。

共通テスト問題が解ける参考書を選ぶ

共通テスト試験に向けて学習する方は、実際に共通テスト形式の問題を掲載している参考書を選びましょう。

基礎学習のあとに取り組んで、本番ではどのように出題されるのかを経験しておきましょう。

漢詩が学べるかどうかもチェック

漢文の設問では、「説話」についての問題が出題されるのが一般的ですが、稀に「漢詩」の問題が出ることがあります。

出題の可能性は高くないので、完璧にする必要はありませんが、参考書を選ぶ際は漢詩の基本的なルールが押さえられているものを選ぶとよいでしょう。

漢文の勉強方法

漢文の勉強方法

続いて説明するのは漢文の効果的な勉強方法です。馴染み深い主要科目と比べ、漢文は正しい勉強法がわからないという方も多いと思います。

そのような方はぜひ本記事を参考にして、効率的に学習を進めてください。

重要語句と再読文字は重点的に

漢文で高得点を取りたければ、まず重要語句と再読文字を確実に押さえましょう。重要な単語と熟語を覚えていなければ、漢文を読むことはできません。

また再読文字は重要ながらも数が少ないので、はやい段階で覚えてしまうのがおすすめです。

句形は例文ごと暗記する

重要語句と再読文字同様、句形を把握しておくことは欠かせません。句形を理解していない場合も、やはり漢文を読むことはできません。

句形を暗記する際は、教材から形式的にではなく、例文ごと覚えるようにしましょう。

訓読力を鍛える

重要語句・再読文字・句形をある程度理解できたら、最後に訓読力を鍛えましょう。

試験は時間が限られているため、はやく正確に書き下し文に直す力が必要です。本番で焦らずに読めるよう、普段の学習時から意識して練習しておきましょう。

漢文が苦手な人はおすすめのマンガで学習!

それではいよいよ漢文参考書を紹介していきますが、どうしても苦手意識がある方は、最初にマンガで漢文に触れることをおすすめします。

基礎的な知識の会得はもちろん、まずは漢文に対する苦手意識を取り除くところから始めましょう。

大学受験らくらくブック 漢文―点につながる!流れがわかる!

著者
["邦美, 三羽", "ゆう, うおぬま"]
出版日

漢文を「返り点」「否定形」「置き点」「再読文字」などテーマ別にマンガで解説しています。

タイトルには大学受験と書いてありますが、基礎的な内容のため初心者にも読みやすくなっています。

最後まで無理なく読むことができ、読み終わったときには漢文に必要な基礎が頭に入っている、とても優秀な一冊です。

漫画で学ぶ漢文入門

著者
["渡辺 精一", "横山 光輝"]
出版日

これから漢文を学ぶ方向けの入門書です。

本書の作画も担当している横山光輝のマンガ『三国志』『史記』の名場面を使って解説するなど、知識がない方にも理解しやすいよう工夫されています。

漢文初心者が最初に読む本としてもおすすめです。

中学故事成語・漢文

著者
学研教育出版
出版日

あらゆる科目をマンガでわかりやすく解説している「まんが攻略BON!」シリーズの漢文版です。

本書はマンガ参考書には珍しい、要点チェック問題がついています。そのため、学んだことをすぐにアウトプットし、知識を定着させることが可能です。

また、中学で学習する範囲をあつかっているため、高校に入ってから中学時代の復習がしたい方にもおすすめです。

高校1〜2年生におすすめの漢文参考書

ここからは「高校1〜2年生におすすめの漢文参考書」を紹介します。

高校1〜2年生が日常学習で使えるものをまとめているので、授業の補助として使用できる参考書を探している方は、ぜひ参考にしてください。

ステップアップノート30古典文法基礎ドリル

著者
井上 摩梨
出版日

本書は、「ポイント」「基本ドリル」「練習ドリル」の三部構成です。

「ポイント」で古典文法における最低限の知識をつけ、「基本ドリル」で学習の理解度をチェックし、「練習ドリル」でレベルアップした問題や入試レベルの問題に取り組む、といった流れです。

実際に見るとわかりますが、本書はあまり厚みがなく、参考書嫌いな方でも手軽に取り組むことができます。それでいて基礎固めに必要な知識はしっかりと掲載しているので、買って損はない一冊です。

高校 やさしくわかりやすい漢文句法

著者
木下 雅博
出版日

漢文の句法学習に必要な「暗記」と「解き方の理解」について詳しく説明しています。

解説の内容や掲載問題のレベルは基礎の基礎に限定しているため、初心者でも無理なく学習を進められます。

単元ごとに確認テストを収録するなど、途中で挫折させない工夫もされています。ほかの参考書を最後まで使えなかった方にも、ぜひ活用していただきたい一冊です。

基礎からのジャンプアップノート 漢文句法・演習ドリル

著者
三羽 邦美
出版日

2009年に出版された『基礎からのジャンプアップノート 漢文句法・演習ドリル』の改訂版です。

初版からさらに解説を充実させ、近年の入試状況を分析し、それを反映した新たな問題を追加するなど、大幅にパワーアップしました。

句法など、押さえておきたい33項目が掲載されています。また、解説と同じページに基礎演習ドリルが掲載されており、理解できているかをすぐに確認できます。

基礎演習ドリルに加えて実戦演習問題も用意されているので、この一冊で基礎理解から入試対策まで幅広く対応可能です。

高校とってもやさしい 漢文

著者
宮下 典男
出版日

本書は4ステップで構成されており、基礎の理解と、そこからの着実なレベルアップを目指せます。

ステップ0では基本事項、ステップ1では重要品詞、ステップ2では重要句法、そしてステップ3では演習問題に取り組みます。

ステップ1であつかう「品詞」は、一般的に重視される「句法」と比べて影に隠れがちです。本書では、そのような取りこぼされやすい部分も丁寧にわかりやすく解説しています。

共通テスト対応の漢文参考書は特におすすめ!

続いては「共通テスト対応の漢文参考書」を紹介します。

こちらは2021年度から新たに実施される、大学入学共通テストに対応した参考書です。内容も最新情報に準拠しているので特におすすめです。

漢文ヤマのヤマ 共通テスト対応版

著者
三羽邦美
出版日

東進ハイスクールの人気講師・三羽邦美が66個の句法を厳選し、丁寧に解説しています。

「句法を学ぶ」→「演習問題を解く」を繰り返すことで、基礎から応用までこの一冊で対応できます。

巻末には共通テストの試行調査問題とセンター試験の過去問が掲載されており、十分な実践練習が可能です。

ほかにも、講師による共通テスト対策のコツの伝授や、重要句法をまとめた別冊もついているなど至れり尽くせりの一冊です。

漢文早覚え速答法 共通テスト対応版

著者
田中雄二
出版日

暗記ではなく「漢文に慣れること」を重視する点が多くの受験生に支持され、累計80万部を突破した漢文の受験参考書『漢文早覚え速答法』。その共通テスト対応版が本書です。

「漢字以外の読み」を覚えれば入試漢文は解けることを実証した「10のいがよみ公式」など、ほかの参考書には載っていない情報が詰まっています。

共通テストの漢文攻略法を収録した別冊もあり、共通テスト対策は本書で十分対応できます。

共通テスト漢文 満点のコツ

著者
江端 文雄
出版日

こちらは「満点のコツ」シリーズが共通テスト対策用にパワーアップしたものです。

漢文へのアプローチ方法や設問の解法を身につけるためのコツも解説しています。重要な単語と句法が網羅されているため、直前対策にも最適です。

また、2019年度までに実施されたすべてのセンター試験の過去問と、共通テストの試行調査という膨大な情報を分析し作成されているので、信頼して使える一冊です。

大学入学共通テスト 飯塚敏夫 漢文講義の実況中継

著者
飯塚 敏夫
出版日

大学共通入学テスト用「実況中継」シリーズから漢文参考書が登場しました。

漢文で狙われるところを集中して解説し、ポイントを明確に掴めるように工夫されています。文法や単語の暗記を極力少なくして、効率よく学習を進められます。

また、理解できているところは飛ばせる仕様になっているため、当初の予定より何倍も早く漢文をマスターすることができます。

持ち歩きに便利な別冊つきで、いつでも手軽に知識の確認ができます。

一般大学〜MARCH受験におすすめの漢文参考書

続いては「一般大学〜MARCH受験におすすめの漢文参考書」です。

すでに基礎固めができており、大学入試対策を始める方に適した参考書です。

難易度が少し上がるので、まだ基礎に自信が無い方は、前述の参考書を使用してから取り組むことをおすすめします。

漢文ヤマのヤマ パワーアップ版

著者
三羽邦美
出版日

こちらは先ほどの「共通テスト対応の漢文参考書は特におすすめ!」の章で紹介した、『漢文ヤマのヤマ 共通テスト対応版』と同じ講師・美羽邦美による参考書です。

巻末にはセンター試験の過去問演習が掲載され、すべての演習に丁寧な解説がついています。解説をしっかり理解することで、初めての問題にも柔軟に対応できるようになるでしょう。

さらに、直前の見直しにも使える、重要句法をまとめた別冊もついています。

漢文ゴロゴ

著者
板野博行
出版日

「ゴロゴ」シリーズの漢文参考書です。学習項目をセンター試験での「でる順」で構成しており、重要な項目から効率的に学習を進めることが可能です。

二次試験や難関大の入試にも対応しており、入試漢文における重要知識を詰め込んだ一冊に仕上がっています。

また、著書による映像講義と音声講義を受けられる特典もついています。参考書と合わせて活用すれば、理解度がより深まるでしょう。

極める漢文1 基礎・必修編

著者
板野 博行
出版日

こちらは前述した『ゴロゴ』シリーズの板野博行による問題集です。

本シリーズは、「1 基礎・必修編」と「センター試験編」の全2巻構成となっています。

最大の特徴は、ビジュアルと音声の両方で解説している点です。まずは、問題文に書き込まれた解答の根拠や出題ポイントを視覚で理解しましょう。そして、その内容をかみ砕いて解説する音声で、聴覚から理解を定着させていくのがおすすめです。

この2つの解説方法を用いることによって、知識をしっかりと自分のものにすることができるでしょう。

早稲田・慶應・東大受験におすすめの漢文参考書

最後に「早稲田・慶應・東大受験におすすめの漢文参考書」を紹介します。

難関大学向けなので、これまでに紹介してきた参考書と比べてさらに難易度が上がります。ですが、このレベルの大学を志望するのであれば、ぜひとも挑戦していただきたい参考書です。

田中雄二の漢文早覚え速答法―試験で点がとれる

著者
雄二, 田中
出版日

「早覚え」の名の通り、非常にコンパクトに仕上がっていますが、重要な部分はきちんと取り上げられており、難関大受験に十分対応できる内容です。

「10のいがよみ方式」と「これだけ漢字91」を学習することで、時間をかけずに問題を解けるようになります。

理解しやすい解説を読んだあとは演習問題に取り組み、知識をしっかりと定着させて本番の試験に臨みましょう。

漢文一問一答

著者
邦美, 三羽
出版日

お馴染み「一問一答」シリーズの漢文参考書です。

大学入試に必要な知識を完全収録しています。「基本事項の確認」で基礎知識をインプットし、「実戦問題」でよく出る問題形式を経験しながら得点力を上げていきましょう。

「基本事項の確認」では重要度を、「実戦問題」では重要度と頻出度を、それぞれレベル別で明記しています。どこを重点的に押さえればいいかを理解しながら、効率よく学習できます。

漢文(河合塾SERIES―入試精選問題集)

著者
河合塾国語科
出版日

数々の参考書を出版している河合塾が作成した問題集です。厳選した大学入試問題を30題掲載しています。

問題は比較的易しいものから難しいものに順に並んでいるので、自分の実力を確かめながら学習を進められます。

また、解答・解説編には答えだけではなく、書き下し文や全文解釈、解釈のポイントも載っています。丁寧な解説を読んで理解を深め、力をつけられる一冊です。

今回は漢文参考書の選び方や勉強法についてまとめました。

「苦手意識のある方はマンガから始める」「満点を狙う方は漢詩を掲載している参考書にする」など、それぞれに合ったレベルや目的で参考書を選んで学習してみてください。

漢文は一見とっつきにくく、難しく思えるかもしれません。しかし、基礎を固めて、「重要語句」「重要句法」「品詞」をしっかりと覚えれば満点を取ることも可能な科目です。漢文をマスターして周りと差をつけましょう。

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