英語はほかの科目とは違い言語の学習なので、馴染みがなく苦手とする方が多いです。 今回はそんな英語を学習したい社会人、また英語を得意にしたい学生のために、用途別でおすすめの英語学習本をまとめました。効率的な勉強法や学習前の準備なども紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
特に社会人は日常的に勉強をする習慣がない方も多いかと思います。ぜひこの記事を参考にして学習を始めてみてください。
英語学習にはきちんと時間を確保することが必要です。そこでおすすめなのが、毎日同じ時間を英語学習の時間と設定することです。
できる時間にやる、思い立ったらやる、という考え方だと学習を習慣化させることは難しいでしょう。最初は努力が必要ですが、徐々に習慣化して自然と学習が進むようになります。
もう一つのポイントが、無理なく進められる範囲で時間を設けることです。最初は学習のモチベーションが高いので、学習時間を多く組み込んでしまいがちです。
しかし、第1目標は英語の上達ではなく、まず学習を習慣づけることなので、最初は確実にできる範囲で時間を設定しましょう。
英語学習で何よりも大切なことは「毎日学習する」ことです。通勤中の10分や昼休みの10分程度であれば時間をとることはさほど難しくありません。
社会人であれば、1日に90分の勉強時間を確保するのは難しいでしょう。仮に寝る前に90分勉強する、朝早く起きて勉強すると決めて最初はできていても、どこかのタイミングでやらなくなる日がきます。そのような事態は避けなければいけません。
1日のうち15分の隙間時間を6回作れば90分になります。最初は隙間時間をうまく活用して学習を進めましょう。
英語学習において、学校で習うような単語と文法は基本中の基本です。
単語と文法を理解しても英語を話せる訳ではありませんが、単語と文法の知識なくして英語学習は先には進めません。
しかし単語と文法を頭で覚えるのは、基本のある程度まででいいのです。ある程度の基本単語や基礎文法を理解したら、あとは実践で覚えましょう。
語学留学という言葉をよく耳にしますが、理由はネイティブスピーカーと話すことが上達の一番の近道だからです。時間やお金にある程度余裕があるのなら、勇気を持って実践の場に身を投じてみてください。
先程英語学習で一番大切なことは「毎日学習すること」だと述べましたが、これは英語に限ったことではありません。
多くの方が何か物事を習得するために学習した経験があると思います。最後までやり遂げた方もいれば、途中で挫折した方もいるでしょう。
挫折した方の多くは、成果を感じることができなかったからという理由を挙げています。一生懸命勉強しても上達を感じられなかったら、モチベーションを維持するのは困難です。
しかし、学習の初期段階ですぐには成果が現れないことはあらかじめ理解しておきましょう。英語の上達度合いは一定ではなく尻上がりに伸びていきます。最初はあまり目に見えた上達は感じられなくても、知識はしっかりと蓄積されています。
すぐに諦めずに長い目で見て英語学習に挑んでください。
次に英語の勉強本の選び方について紹介します。単に「英語勉強本」と言ってもその種類はさまざまです。
自分に合っていない本を選んでしまうと、モチベーションの低下や学習の挫折にも繋がりかねないため、ぜひ自分に合った勉強本を選んでください。
まだ学習の習慣がついていない、勉強自体に苦手意識があるという方へは読みやすい・見やすいデザインの勉強本をおすすめします。
単にイラストが多いものがいいというわけではなく、文字がぎっしりと書いているものがいい方は活字ベースのもの、イラストや写真など視覚から入った方が覚えやすいという方は、色が鮮やかで写真の多いものなど、自分とって頭に入りやすいデザインの本を選ぶと、学習がスムーズに進むでしょう。
最近はECサイトで購入する方も多いと思いますが、その場合も立ち読み機能を活用してミスマッチを防ぎましょう。
英語学習の本は、できるだけ載っているフレーズ数の多いものを選びましょう。なぜならフレーズは覚えたその日から実践で使えるからです。
前述した通り、英語は他教科と違い「言語」です。いくら単語を覚えて文法に当てはめても、実践しない限り実用的な英語力は身につきません。
そのため、英語の学習本を選ぶ一つの指標として、覚えたらすぐに実践でき、その後も継続して使えるフレーズが掲載されたものを選ぶといいでしょう。
社会人で英語を学ぶ方の多くは、ビジネスに役立てる目的をお持ちかと思います。
英語でビジネスメールのやりとりができるようになりたい場合は英文ビジネスメールの本、英語でプレゼンをしたい場合はプレゼンに特化した学習本など、シーン別で選ぶとよいでしょう。
また、ビジネスだけでなく海外旅行のために英語を学びたい方などもシーン別の本を選んでみましょう。
旅行や留学目的であれば宿泊先での頻出フレーズ、外国滞在中の緊急時に使えるフレーズなど、場面に特化したフレーズや文法がたくさん載っているものもあります。最適な本を探してみてください。
まずは「英単語の勉強におすすめの本」を紹介します。英単語は英語学習の基礎中の基礎です。
文法の勉強をしているときの辞書代わりとしても使える本もピックアップしました。ぜひチェックしてみてください。
- 著者
- ターゲット編集部
- 出版日
こちらは高校必修レベルの単語集です。中学で習う200単語、高校で習う1200単語、重要熟語300フレーズの計1700もの見出し語で構成されています。
例文は見出し語を覚えるのに最適なコロケーションを含んだオリジナル文となっており、見出し語、語義、例文を音声で聴ける無料のストリーミングサービス付きなので、発音も確認することができます。
シリーズ展開されているので、本書をマスターした後は『英単語ターゲット1400』『英単語ターゲット1900』へと学習レベルを上げていくのもよいでしょう。
- 著者
- アルク
- 出版日
リズムに乗って英単語を覚えるベストセラー「キクタン」シリーズの中学生版です。
本書の特徴はなんと言っても、リズミカルな音楽に乗って耳で覚える「チャンツ学習」です。
見出し語の「英語→日本語→英語」チャンツを収録しているため、満員電車など本の開けない場所でも耳からインプットができます。
高校入試を目前に控えた中学生や基礎を固めたい社会人など、幅広い方に活用いただける1冊に仕上がっています。
DUO 3.0
2000年03月15日
本書の特徴は膨大な単語・熟語の数です。重要単語1600語に重要熟語1000語という、標準レベルの単語集1冊分+熟語集1冊分もの膨大な数を収録しています。
なぜそんなことが可能かというと、その理由は例文にあります。従来の単語本では、1つの見出し語に対して1つの例文が掲載されることが一般的です。しかし本書は1つの例文に複数の重要語を使っています。
そのため、限られたページ数で膨大な重要語を収録できているのです。1冊で単語や熟語を学習したい方におすすめです。
- 著者
- ["大西泰斗", "ポール・マクベイ"]
- 出版日
本書はタイトル通り、イメージしながら英単語を学習する本です。
英語学習をしていると、1つの単語で違う意味を持つものが出てきて苦労することがあります。
それはやみくもに訳を暗記した場合に起こりがちですが、本書では暗記よりも単語のイメージを掴むことを大切にしています。
そのため、試験や検定を目的としている方よりも、ビジネスなど実用的な場面で英語を使う方におすすめです。
- 著者
- ターゲット編集部
- 出版日
こちらは先ほど紹介した『英単語ターゲット1200』と同じシリーズの『英単語ターゲット1900』です。
幾度となく改訂を重ね、ついに6訂版となっており、新しい情報をもとに学習ができます。
共通テストから難関私大レベルまでを網羅しています。
またこちらも、見出し語、語義、例文を音声で聴ける無料のストリーミングサービスが付いています。
こちらで紹介する本は、試験対策や受験勉強用よりも日常で英語を使用したい方向けです。
日常会話やビジネス英語など、いくつかのシーン別に紹介するので、自分の目的に合う本を選んでみてください。
- 著者
- ["スティーブ ソレイシィ", "ロビン ソレイシィ"]
- 出版日
ネイティブが子どもの頃から慣れ親しんている、簡単かつ重要なフレーズを抜粋している英会話本です。
実際の場面で使わない難しい言葉をわざわざ勉強するのではなく、よく使うフレーズを用いて簡単に英語を話すことをテーマにしています。
英会話学習の最初の一歩として最適です。
- 著者
- 市橋 敬三
- 出版日
先程ご紹介した『ネイティブなら子どものときに身につける 英会話なるほどフレーズ100』と同様、簡単なフレーズや文型で十分に英語は話せるという視点で書かれています。
中学で習うレベルの英語で構成されており、解説もわかりやすく丁寧です。過去に英語学習で挫折したことがある方にもおすすめです。
- 著者
- ["大島 さくら子", "スティーブ・バーンスティン"]
- 出版日
基本的な「あいさつ」「デート」「買い物」などの日常的なシーンから、アメリカの「祝日」「慣習」「住宅」などに関するシーン、さらには「社会問題」「宗教」に関するトピックなど幅広い場面でこなれ感を演出できる、上級者向けの英会話フレーズが数多く掲載されています。
また、コラムとして「ハグの仕方」「食事中の会話」などマナーについてのアドバイスも載っているので、1冊で語学とマナーの両方を学べます。
- 著者
- ["Michy里中", "植田 一三"]
- 出版日
ビジネスパースンがよく使う会話フレーズが自然に出るようにトレーニングする本です。
「ベーシック会話」→「オフィス会話」→「商談・接待・出張」とステップアップしながら、ビジネス英会話ができるようになります。
85のビジネスシーンに対応し、約300あるTOEIC TEST頻出フレーズも掲載されています。試験対策にも役立つ1冊です。
- 著者
- 塚本 亮
- 出版日
本書の一番の特徴は、各名詞の相性動詞を主に掲載し、説明している点です。
相性動詞とは学校で習う一般的な表現ではなく、ビジネスシーンで微妙なニュアンスを伝えたいときなどに使う、各名詞に呼応する動詞のことです。
そのため本書で相性動詞をマスターすれば、プレゼンや商品説明において表現したいことをきちんと伝えられるようになるでしょう。
ただし、本書は一般的な英語の知識を前提に書かれており、すでに英語がある程度話せる方向けとなっています。
- 著者
- スティーブ・ソレイシィ
- 出版日
こちらはNHKラジオ「英会話タイムトライアル」の講師が著者の本です。
難しい単語や文法を省き、短く簡単な文章を使用しているため、英語をハイスピードで習得できます。
初級者に向けたアドバイスが満載のため、英会話に少しでも興味があるという方はぜひ一度手に取ってみてください。
中学・高校での英語学習で一番の難関となる英文法。
今回は社会人や英語学習にブランクがある方でも安心して学べる英文法の学習書をピックアップしました。ぜひ記事を参考にして本を選んでみてください。
- 著者
- 関 正生
- 出版日
英文法の本としては異例の累計16万部を売り上げたベストセラーのカラー改訂版です。
学校の授業では説明しないような内容も豊富で、ビギナーの英文法理解に重きを置いています。
英文法に苦手意識がある方、形式的に暗記をしようとしても理解ができない方はぜひ本書を参考に学習を進めてみてください。
- 著者
- 阿川 イチロヲ
- 出版日
本書の一番の特徴は、英語が苦手な方の思考回路を知り尽くした解説です。
著者は英語が大の苦手でした。そんな経験を活かして、英語が苦手な方やこれから学ぶ方がどこでつまずくのかを考え抜き、丁寧に解説しています。英語が苦手な方の入門書としておすすめです。
- 著者
- 阿川 イチロヲ
- 出版日
先程紹介した『英文法のトリセツ じっくり基礎編』の著者による学習書です。本書のテーマはたった1週間で「読む」「書く」「話す」の基本をマスターすることです。
そんなことが可能なのかと思うかもしれませんが、このテーマを掲げるのには理由があります。本書では英語を覚えるのではなく、英語全体に通じるロジックを身につけることを目的としているのです。
しっかりと土台を作ることで今後の学習にも繋がるので、ブランクがある方には特におすすめです。
- 著者
- ["大西 泰斗", "ポール・マクベイ"]
- 出版日
- 2011-09-09
中学・高校で学ぶ英文法は多岐にわたりますが、学校で学ぶ英文法をいくら暗記しても、英語を話せるようにはなりません。
英語を話せるようになるには「話すため」の英文法が必要なのです。そんな英文法をまとめた本がこちらの『一億人の英文法ーーすべての日本人贈る「話すため」の英文法』です。
豊富なイラストとコラムを用いて、ネイティブの感覚を詳細に解説しています。
- 著者
- 時吉 秀弥
- 出版日
英文法学習者に向けた、知っていると役立つ知識や法則を100個掲載した英文法参考書です。
ただ単に、頭にある単語を覚えている文法に当てはめるのではなく、なぜそうなるのかをきちんと体感し、相手にしっかり伝えることを重視しています。
受験対策に英文法のルールを暗記するのではなく、考え方や法則を理解したいと考える方に最適です。2冊目の参考書として活用してもよいでしょう。
次は「リスニングの勉強におすすめの本」を紹介します。
リスニングは学生時代には避けて通れず、また社会人になってからもTOEIC受験やビジネスなどにおいて学習する機会があるものです。
今回はテスト対策や実践に役立つものをまとめました。自身の用途に合わせてこれだと思うものを選んでみてください。
- 著者
- ["長尾 和夫", "アンディ・バーガー"]
- 出版日
英文リスニングに頻出の「ショートダイアローグ・モノローグ」「図表付きダイアローグ・モノローグ」「ロングダイアローグ・モノローグ」を効率的に聞き取り、理解することを目的としています。
アメリカ・カナダ・オーストラリア・イギリスの4カ国のナレーターで練習でき、英語資格試験で頻繁に出題されるテーマの英文から日常で使う英文まで幅広く収録しているのも大きな特徴です。
- 著者
- 松澤喜好
- 出版日
「自分で発音できない音は聞き分けられない」をテーマに掲げた学習書です。最初に「英語耳」の基本である発音の重要性について紹介し、その訓練方法を解説しています。
付属CDで基本的な反復練習をして、発音にある程度慣れたら次は英語のメロディーを学びます。日本語に訳すリスニングではなく、英語を英語として聞き、理解することを目指す1冊です。
- 著者
- 靜 哲人
- 出版日
本書の目標は「知っている単語から構成された文であればすべて聞き取れるようになること」です。ライティングはできるのにリスニングは苦手という方は、知っている単語にもかかわらず耳で聞き取れていないのです。
なぜそのようなことが起こるかというと、「この単語はこう聞こえるはずだ」という間違った知識が本来の読み方に対応するのを邪魔しているからです。
本書を使って文字と音声のギャップに慣れ、本物の音声イメージをつかんでいきましょう。
- 著者
- ["内田 富男", "吉田 研作", "和泉 伸一"]
- 出版日
こちらの参考書はビジネスでよく用いられる英文を、「速度×長さ×4カ国英語×話者数」の豊富なバリエーションで収録しているのが特徴です。
スピードを求められるビジネスの場面では英語を頭からすべて一語一語聞き取るのでは効率がよくありません。「大枠で聞く」「難しい音を聞き取る」「単語に注意して聞き取る」という3つのアプローチで、ビジネス英語中級からのさらなるステップアップを目指します。
- 著者
- 達哉, 木村
- 出版日
こちらは「アルク学参」シリーズの『キムタツの東大英語リスニング BASIC』です。100〜500ワードの練習問題を豊富に取り揃えています。
設問数や設問の内容は最初は基礎レベルから始まり、徐々にレベルアップしていく構成になっているため、自分の実力に合わせて演習を進められます。
中級者がワンランクうえの実力をつけたいときにおすすめです。
英語の資格試験ではあまり問われる機会がないライティングですが、実用的に英語を使用するとなるとやはり必須の分野です。
ここで紹介する本を参考に、自分に合った学習本を見つけてライティングスキルを身につけましょう。
- 著者
- 日向清人
- 出版日
センテンスとセンテンスの繋ぎ方やパラグラフの構成などを丁寧に解説しており、説得力のある長文を書くことを目標としたライティング勉強本です。
英語の知識はある程度あるものの、文章を書くとぎこちなくなってしまう、自然な文章にならない、という悩みがある方には非常におすすめです。
- 著者
- ["一三, 植田", "延良, 小谷", "敏子, 上田", "あき子, 中坂"]
- 出版日
英語のライティングを構成する「リズム・バランス力」「語彙・表現力」「文法・語法力」「論理力・発想力」「一般知識・哲学力」の5項目について余すことなく解説しています。
後半には、試験におけるライティング、論文、ビジネス書の作成などに向けてトレーニングができる実践編も用意されています。インプットとアウトプットが両方できる1冊です。
- 著者
- 鈴木健士
- 出版日
タイトルからもわかる通り、本書は基礎レベルのライティングスキルを持っている方がワンランクアップを目指す本です。
多くの日本人学習者には、典型的な英文を書いてしまう癖があります。本書では、それらの英文を洗練された評価されるものに変えるための技術をまとめています。
先述した『英語ライティング 至高のテクニック36』とは少し違い、基礎は固まっていて、より理解を深めたい方におすすめです。
- 著者
- ["横川 綾子", "大六野 耕作", "吉田 研作", "和泉 伸一"]
- 出版日
多数の技能を組み合わせて「実戦力」を手に入れることを目的とした、「実戦力徹底トレーニング」シリーズの第4弾です。
資格試験などの学習目的ではなく、ビジネスなどで実際に英語を使用するためにライティングを勉強したい方におすすめです。
ビジネスでは必須のメール表現や、企画書・議事録の書き方まで網羅されています。
- 著者
- ["リーパーすみ子", "横川綾子"]
- 出版日
アメリカでは小学生から徹底的に叩き込まれる、序論・本論・結論から成る英文の書き方を日本の社会人向けにカスタマイズした参考書です。
ネイティブの論理展開を解説しており、そのまま口頭でのプレゼンテーションや交渉などにも活用できます。
基礎→発展→実践とステップアップ学習ができる、充実の1冊です。
最後に「リーディングにおすすめの本」を紹介します。
先ほど英語を実用的に使用するならライティングスキルは必須だと述べましたが、書く能力を鍛えるためには必然的に読解力も必要になります。
そのため、ライティング学習を始める方はリーディング学習も同時に始めることをおすすめします。
- 著者
- ["繁村 一義", "酒井 邦秀", "NPO多言語多読"]
- 出版日
本書の特徴はタイトル通り「多読」を重視していることです。
暗記も努力も我慢も一切必要ナシと公言しており、絵本から始めて無理なく英語を大量に吸収し、英語力を飛躍的に伸ばすことを勧めています。
また本書では革新的な「辞書は捨てる」「分からないところは飛ばす」「自分に合わないと思ったら投げる」の多読3原則を掲げており、今までの常識に囚われない学習でリーディングスキルを鍛えられます。
- 著者
- 薬袋 善郎
- 出版日
これまでに紹介した英語学習本に比べ、比較的TOEIC・TOEFL・英検などの資格試験や大学入試の学習に向いている教本です。
著者が予備校の人気講師として培った方法論を惜しみなく公開しており、英語に苦手意識のある方でも着実にレベルアップできるでしょう。
なお本書は、駿台文庫が出版している『英語構文のオリエンテーション』を再構築した実質改訂版です。
- 著者
- 中野 達也
- 出版日
本書の特徴は、読むスピードに重きを置いていることです。先ほど紹介した『基本からわかる英語リーディング教本』と同様に、資格試験や大学入試にも対応しています。
リーディングの筋力といえる速読スキルを磨く問題が多数掲載されており、2分で300文字からなる長文を読むトレーニングを積んでいきます。
時間を計りながら、長文をはやく正確に読む練習を繰り返し、英検などの各種試験にも対応できるリーディングスキルを身につけましょう。
- 著者
- 中西 恵人
- 出版日
英検準1級と1級の問題を中心に学習に最適な長文を掲載し、実際に読む時の頭の働かせ方を丁寧に解説しています。
実力をつけたい英語中級者~上級者に向けた本格的な参考書です。
ある程度英語を読める方が、より実践的な読解法を身につけたいときに最適な1冊です。
- 著者
- 関 正生
- 出版日
英語が苦手な方やこれから勉強を始める方におすすめの1冊です。
英語が書かれる定石を理解し、最も大切な部分やまとめや具体例に入る部分などを見極められるようになります。
速読の極意を21のルールとしてまとめた、初心者に優しい学習書です。
英語は社会人になってから学ぶ方も多く、学習書も他の科目に比べて種類が豊富です。
そのため、学習をはじめる際の本選びはとても重要です。いきなり本を選ぶのではなく、自分がどういう目的で英語を会得したいのか、読む・書く・聞く・話すのどれを重点的に学習したいのかを一度しっかり整理してみましょう。
苦手意識のある方は初心者向けの本を、ある程度知識がある方は中級者以上向けの本がおすすめです。自分に合った本を探してみてください。