錦鯉長谷川まさのり49才絵日記【連載第3回】

1999年×月×日

 

当時、僕は札幌で芸人をやっていました。

芸人だけでは食っていけず、カレー屋でアルバイトをしていたのです。

カウンター8席しかない店舗で、ワンオペで働いていました。

カウンターをダスターで拭いている時に、カレーの辛さを増やせるスパイスに手が当たりスパイスが顔にかかってしまいました。

スパイスが目に入りました。

とても痛かったです。
熱かったです。
目が燃えてると思いました。

水で洗いましたが、涙が止まりませんでした。

交代のバイトの人が来るまで、泣きながら接客と調理をしていました。

きっとお客さんは、泣きながらカレーを作る店員を気味悪がっていたと思います。


編集追記(編集者より)

今回は28才の時にしていたバイトのエピソードでしたね。先日こちらの原稿の〆切がすぎ、こちらから「進捗はいかがでしょうか?」とメールをすると、「これからバイトなので、帰ってからやります」と返信がきました。これからも皆さんの応援をよろしくお願いいたします!(公開が遅れてしまい申し訳ありません。)

本連載は毎月第4水曜日の18時に更新予定です。感想はTwitterにて、ハッシュタグ #49才絵日記 でお待ちしています!

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