まず最初に皆さんに謝りたいことがあります。

僕はこの記事で徹底的に恋愛について調べ、

恋愛とはなんなのかという問いに答えを出そうと思ってました。

結果……まったく答えまで辿りつきませんでした。

むしろ調べれば調べるほどに答えから遠ざかって行く気がします。

(最終的にはヒトの遺伝子まで調べていました)

これでは記事にならないとも思いましたが、

せっかくなので調べたことだけでも書こうと思います。

(1)先ずは言葉の意味を理解するために、「恋愛」を辞書で引いてみた

特定の異性に対して他の全てを犠牲にしても悔い無いと思い込むような愛情をいだき、
常に相手のことを思っては、二人だけでいたい、二人だけの世界を分かち合いたいと願い、
それがかなえられたと言っては喜び、
ちょっとでも疑念が生じれば不安になるといった状態に身を置くこと。

(『新明解国語辞典』(第7版)より引用)

(2)恋愛によって生じる脳の変化を調べてみた

【調査結果】

人間は恋をすると、麻薬を摂取した状態と同様、

脳のあらゆる箇所で異常が起こり、知能がチンパンジー並みになり、

20分先のことくらいまでしか考えられなくなる。

(3)恋愛によって生じる体の変化を調べてみた

【調査結果】<メリット>

女性。肉体的に惹かれている相手ほど、声がより高音に、フェミニンになる。

男性。骨が強くなる(ただし協力的な女性をパートナーに持つ場合に限る)。

共通。幸福な結婚生活を送るヒトは寿命が長くなる。怪我が治りやすくなる。

【調査結果】<デメリット>

・恋わずらいはストレスホルモンであるコルチゾールが胃の血管を収縮させ、

 食欲の低下を起こし気分を悪くする。

・アメリカ心臓協会によると、失恋で死ぬこともあり得る。

 「ストレス起因症心筋症」と呼ばれる。

ここまで調べた僕の頭の中はこうだ、

え? 恋愛めんど臭っ! 明らかにメリットよりデメリットの方が大きいじゃん。

男は骨が強くなるってなんやねん。

やばい。これだと恋愛に否定的になってしまう。

(4)先人に明確な答えを見出した人はいないか、恋愛哲学的名言を調べてみた

【調査結果】

十人十色すぎてよくわからなかった。

ただその中で、一番確信をついているのではないかと思った言葉が、

導入部分でも書いた、ウディ・アレンの言葉だ。

『恋をすることは苦しむことだ。

 苦しみたくないなら、恋をしてはいけない。

 でもそうすると、

 恋をしていないことでまた苦しむことになる』

最後に。

恋愛という問いに答えは出せませんでしたが、

僕なりにある仮説を立ててみました、

【仮説】

もしかしたら、人は生まれながらに「恋の病」という、

いつ発症するかわからない病気にかかっていて、

恋愛を行うようにプログラミングされているのかも知れない。

そして、(1)の辞書で「なるほど」と理解したあなたは、

もうすでに恋の病を発症したことのある人間である。

長くなりすぎましたが、なぜ恋愛について調べ記事にしたのかというと。

久しぶりに恋愛小説を読み、キュンキュンしたからである。

阪急電車

著者
有川 浩
出版日
2010-08-05

隣に座った女性は、よく行く図書館で見かけるあの人だった……。

片道わずか15分のローカル線で起きる小さな奇跡の数々。

乗り合わせただけの乗客の人生が少しずつ交差し、やがて希望の物語が紡がれる。

恋の始まり、別れの兆し、途中下車ーー人数分のドラマを乗せた電車はどこまでもは続かない線路を走って行く。

ほっこり胸キュンの傑作長篇小説。

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