百合漫画『はなにあらし』が尊すぎる!主人公2人が仲良くなったきっかけに注目

更新:2023.3.6

漫画アプリ「マンガワン」でも連載されている『はなにあらし』は、親友で恋人関係にある女子高生2人の関係を見守るような楽しさを味わえる作品。この記事では、内緒の関係である彼女たちのキュンとくるイチャイチャシーンや、彼女たちの関係が始まるきっかけを紹介します。癒しを求めている人、必見の百合漫画です!

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漫画『はなにあらし』のあらすじ。仲良し5人組の中に恋人が

真面目でクールビューティーな千鳥と、背が高くてイケメンな言動がかっこいいなのはは、仲良しグループの一員。だけど、実は恋人同士。この関係は友達にも家族にも内緒です。

出典:『はなにあらし』1巻

「花に嵐」とは「よいことにはとにかく邪魔が入る」という慣用句。タイトルどおり、2人の仲には仲良しグループの親友、家族、元先輩などよく邪魔が入ります。みんなには内緒かつ女子同士というのもあり、堂々とイチャイチャすることはできません。

基本的に2人が会うのは平日の学校、休みの日は親友たちとお出かけ。ですが、2人は人目を忍んで恋人関係を楽しんでいます。

読者だけが2人の関係を知っている状態。周りの登場人物からしたら普通の場面も、実は2人の……。彼女たちの「ナイショ」の関係を覗き見してみませんか?

本作は漫画アプリ「マンガワン」で連載中です。アプリをダウンロードすれば午前9時と午後9時の回復を待つことで、1日最大8話無料で読むことができます。すでに気になった方は、ぜひ読んでみてくださいね。

親友にして秘密の恋人。関係が尊い『はなにあらし』の魅力

『はなにあらし』の魅力の一つは、みんなの前で隙を見てこっそりイチャイチャするところ。一押しのシーンをいくつか紹介していきます。

相手のことをよく見てる「特別な関係」が伝わってくるシーン

まずは今日の占いに関する話から。

千鳥はある日、朝の占いで自分が最下位だったことを気にして少しだけ元気をなくしていました。そんな様子に一目で気づいたなのは。それだけでも特別な関係であることが滲み出ています。

しかしそれだけでなく、教室を移動中にラッキーパーソンは「背の高い人」だと聞いたなのはは、みんなから少し離れて「今日はずっと一緒にいないとね」とこっそり千鳥に声をかけます。

出典:『はなにあらし』1巻

ランチタイムのこっそりイチャイチャにキュンとするシーン

またある日のお昼。場所取りをお願いされた千鳥となのはは2人きりに。

なのはは千鳥にお弁当のおかずを「あーん」しようとしますが、人目が気になる千鳥はそれを断ります。千鳥に「あーん」をしたいなのはは、いいことを思いつきました。

他の友達が戻ってきたあと、みんなにおかずを「あーん」するなのは。この流れで千鳥にも……と思ったらおかずがなくなってしまうなのは。結局、千鳥からメンチカツを「あーん」してもらうことになります。

出典:『はなにあらし』1巻

自分から「あーん」をしているにも関わらず、意識してしまい赤くなる千鳥もかわいいですよね。他の友達にもあーんをしてもらうのですが、やっぱり恋人からの「あーん」は特別な模様。初々しさにほのぼのキュンとしてしまうワンシーンでした。

なのはがグループラインに誤爆!千鳥からのフォローで助けられるも……?

別の日の帰宅後。なのはは千鳥に送るメッセージを、間違えてグループ向けに送ってしまいました。親友グループのタイムラインにいきなり「すき!」と投稿。そこで千鳥は「はいはいうちらも好きだよ」と返しました。この対応により、ふざけて言ったメッセージとして扱われます。
 

千鳥の返事は、フォローのように見えますが、実はこのメッセージを送る前に千鳥からある一言を言われます。それにより、2人とも赤面。

出典:『はなにあらし』1巻

さて、なのはが真っ赤になる一言とは……?このエピソードは第8話「ほんね と ほんい」で読むことができます。

お互いこっそり記念スクショを撮っているのも可愛らしいですね。2人ともスクショを撮っていることを知っているのも、もちろん読者の特権です。

周りからはどの場面も「親友たちの仲良しシーン」として扱われていますが、2人にとっては「恋人同士としての特別なワンシーン」です。みんなには内緒、という制約があるからこそ、ちょっとしたやりとりが最高に見えるのです。

2人の馴れ初めは、バレンタインから

内緒の関係で、読者に癒しを与えてくれる千鳥となのは。彼女たちの馴れ初めについて、なのは視点で紹介いたします。

高校1年生の2月、まだ千鳥となのはが普通の親友同士だった頃。バレンタインが近づき、千鳥たちの間では「手作りをするか、しないか」という話題に。

なのはは手作りすると発言。その後千鳥にも「食べる?」と話しかけます。それを聞いた千鳥は、なのはが手作りすることに驚き、素直に「すごい!!」と返します。

出典:『はなにあらし』1巻

彼女の素直な反応にいたたまれなくなったなのはは、ほとんど妹に手伝ってもらう予定なのをこっそり打ち明けました。妹に手伝ってもらうことは2人だけの「ナイショ」です。

しかし千鳥の反応が頭から離れないなのはは、妹の力を借りず自分で作ることに。親友たちへあげるチョコを作っているはずなのに、千鳥にあげることばかりを考えてしまいます。

そして、バレンタイン当日。なのはは千鳥が凝ったラッピング袋を持っていることに気付きました。

出典:『はなにあらし』1巻

その包みに対して「なんでもない」と言う千鳥ですが、少し様子が変…?なのはは、千鳥が誰にあげるのか気になってしまいますが訊けませんでした。

千鳥が持っているラッピングが気になったり、自分の力だけでチョコを作ったり……自分のことを振り返ると、なのははいつの間にか千鳥に本命チョコを作っていたことを自覚します。

出典:『はなにあらし』1巻

 

春休みが明けて……あふれる想いを伝える姿に、読者はにやにや

バレンタインから1ヶ月半が経ち、千鳥となのはは高校2年生になりました。

久しぶりの再会。そして、千鳥のことを親友と思っていた頃は何も考えずに抱きつけたのに、恋愛感情(?)を自覚してからはためらってしまいます。

放課後に偶然2人きりになったなのはは、千鳥に「春休み何してたの?」と訊かれ、「ちょっと悩んでいた」と答えました。

悩みの原因はもちろんバレンタインのラッピングされたチョコ。そうとは知らない千鳥は親友のことを本気で心配し、少し拗ねた顔で「ちゃんと相談して」と。それを聞いたなのはは、千鳥の優しさに思わず……。
 

出典:『はなにあらし』1巻

我に返ったなのはは、慌ててごまかします。普段は自分から千鳥に「あーん」をしたり、「ずっと一緒にいなきゃね」と周りには聞こえない声で呟いたり余裕を見せるなのはですが、この時ばかりはテンパります。そのギャップもかわいくて癒されてしまうでしょう。

そんな彼女の様子をみて、千鳥の答えはもちろん……。

出典:『はなにあらし』1巻

唐突な告白ではありましたが、両思いだったことを確かめた2人はめでたく付き合うことになりました。

その後は友達が戻ってきて、「近くの教室で女子カップルが誕生したこと」の報告をうけることに。誰一人として女子同士のカップルに嫌悪感を抱く人はおらず、一つの恋愛の形として接します。ただし、友人たちに茶化されると思った千鳥となのはは、「内緒の関係」になることに。

バレンタインで好きな相手を自覚する、という恋愛物の王道な展開。しかし最初から最後まで安心して見れるのが本作の良さです。友人や家族の邪魔はあるけども、読者の感情を大きく揺さぶるものはなく毎話毎話、癒しを届けてくれますよ。

また、なのはのことを悩ませた「ラッピングチョコ」の謎は、2巻に収録されている「続ふたり の なれそめ」で明かされます。千鳥にとってはただのラッピングではなく、親友であるなのはには言えない意味を持つものでしたが、なのはのある一言で彼女は勇気をもらい、ある行動に出ます。この一言がなのはのことを好きになるきっかけになりました。

2人は同じ時期にお互いのことを好きになっていたという事実は、秘密のダイアリーを追っている読者にとって尊いエピソードの一つです。

漫画『はなにあらし』は女の子同士の日常ものが好きな人におすすめ!

本作は、女子同士の日常に潜む百合を楽しむ漫画。ゆるくていつまでも変わらない関係性ではなく、かといって急展開が頻繁にあるわけでもなく、女子同士の重い展開もありません。千鳥やなのはの心情も描きつつ関係性も少しづつ変わっていく……平和な日常が流れる作品です。

2人の関係は百合ですが、女子友達同士のイチャイチャに見えるレベルなので、百合が苦手でも女子同士の日常ものが好きな人なら楽しめるはず。

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