ズボラ男子におすすめする断捨離本5作品!

更新:2021.12.14

年末年始の大掃除から引越し、そして日常の掃除まで、モノを片付けたり捨てたりといった行動はとても労力を使います。今回は、ズボラな性格で、なかなかモノを捨てる勇気が持てないという男子諸君のための5冊を紹介します。

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95%を手放した究極のミニマリストが送る!もたないことの幸せ

海外のミニマリストの写真を見て、モノに縛られない身軽で自由な生き方に触れたという著者・佐々木典士は、モノをもたないことのメリットを説いています。

以前は本棚なども雑然としていた佐々木氏の頭の中は、まるで重たく、処理中のアイコンがぐるぐる回るパソコンのようだったそうです。

著者
佐々木 典士
出版日
2015-06-12

あれもこれも、と手を出していくとその欲望はうず高く積み上げられ、際限がなくなります。モノを手に入れると、また別のモノが欲しくなってしまうので、必然的に部屋があらゆるモノで埋め尽くされてしまうのです。

しかし、とある日「ミニマリスト」という言葉に出会った彼は、どんな人々なのかを検索し、モノを持たない生き方を知ります。

生活に必要なモノを最小限にすることで、本当に見えてくる豊かさがあるのです。それは、他人と自分を持っているモノの良さなどで競わなくて良い精神的な豊かさと言えます。

断捨離をして身の回りだけでなく、あれも欲しいこれも欲しいという物欲も断ち切りたいという方に読んでいただきたい1冊です。物欲に縛られないことは、身軽であり、精神的な充足を感じることにつながります。

必要なものはトランク1つ分だけ!丁寧な日常を送るための1冊

数あるミニマリスト本や断捨離本の中でも「捨てる」という行為よりも「選ぶ」側面が強い本です。ミニマルに暮らすということは、今持っているものを手放すということですが、要らないものを捨てるのではなく「何が本当に必要か」に重きを置いています。

著者
たっく
出版日
2015-05-20

筆者はバスタオルやプリンター、ペン立てなどは不要とし、普通のタオルで体を拭いて風呂掃除もし、ペンは2本だけを厳選したものを使用するという生活をしています。

また、衣服も下着は3枚、靴も3足というシンプルさです。「服は強制ローテーション」という発想で、絶対に衣服を大切に、丁寧にせざるをえない生活になります。つまり、モノを選んで生活するということは、モノを大切にし、丁寧に1日1日を過ごすということになります。

モノを捨てましょう!という断捨離本が多い中、「趣味のものは惜しみなく並べる」といった点から、収集癖のある方でも共感しやすい本ではないでしょうか。

とにかく不要なモノをついつい買いがちな方、本当に重要なモノを決められない方には「1日1回しか使わないものは、洗面台の下にしまう」など実践しやすい生活の仕方が多く記載されていますので、おすすめの1冊です。

お坊さんから学ぶ!シンプルに生きることの大切さ

曹洞宗の住職である枡野俊明が語る、シンプルライフを送ることのメリットがよく分かる1冊です。シンプルに生きるということは、無駄なものを排除し、自分にとって本当に大切なものを見極めるということに他なりません。

著者
枡野 俊明
出版日
2015-09-12

今の自分にとって、何が最も大切なのかを考える時、物質的な豊かさより、自分自身の心と対話して精神的な充足感を得ることが大切なものだと気付かされます。

今持っているものに満足し、あれもこれもと追求しないことで、持っているモノや現状に満足すること。がむしゃらに結果を追い求めるのも良いかもしれませんが、心の充足を願う時、今あるモノで満足することもまた大切なものでしょう。

人間関係の悩みについても触れていますので、物質的な断捨離だけでなく、人間関係や精神的な整理にも役立つ1冊です。

捨てたくてたまらない著者が語る!モノを捨てられる方法とは?

漫画家の中崎タツヤは、いつでも引越しができるほどモノを持っていません。彼は常に、何か捨てられるモノはないか考えているのです。

親からの手紙や誰かからの貰い物など、普通はなかなか捨てようと思っても捨てられないモノを、どんどん捨ててしまいます。中崎氏は、「母は心の中にいる」ということを語っています。ですから、母親に貰ったものでもためらいなく捨ててしまえるのでしょう。

著者
中崎 タツヤ
出版日
2015-05-28

故人の思い出の品など、整理したいけれども整理できないという方は、その一言で決心がつくのではないでしょうか。思い出の品を取っておくべきか、それとも心の中にしまうか。その選択肢は多少極端かもしれませんが、断捨離すると決めた方の背中を押してくれる1冊です。

モノを持たない、買わないというミニマリストと違い「一旦持ってみて、イヤになったら手放す」という選択肢も紹介されています。これは自分に不要である、似つかわしくないと思ったらいつでも手放せると考えれば、気持ちもすっきりするでしょう。

帯に「世界一笑える断捨離本」とありますので、まずは断捨離を楽しみたい!という入門書としておすすめの1冊です。

モノを持たない生活から、居住スペースをコンパクトへ

他のミニマリスト本や断捨離本と異なってモノを捨てるのではなく居住スペースを小さくすることに着目し、ミニマリストを実践する本です。

 

著者
YADOKARI
出版日
2015-11-27

アメリカではタイニーハウスなどと呼ばれる小さな家での暮らし方がありますが、著者・YADOKARIはそれに触発され、日本でも同じ暮らし方をしている方々に取材を重ねてきました。そして、その取材で得た情報をまとめたのが本書です。

家のあり方は十人十色で、土に還る家やトレーラーハウスまで様々な形態があります。そもそも家を持たず、カプセルホテルで生活をするという方まで登場するので、生活の仕方そのものをミニマルにすることを知ることができる斬新な本と言えるでしょう。

家を持つことそのものがステータスな時代ではなく、精神的に満足していることの方が大切なのです。引越しを機に断捨離をしたい方だけでなく、家を購入したいと考えている方まで読んでためになる、「住居」の切り口から断捨離を考えた1冊です。

いかがでしたか?今回は断捨離やミニマリズムについての本を紹介させていただきました。「捨てたいけれど、捨てられない」といった方の後押しをしてくれる本ばかりです。また、それぞれにミニマリストとして大切にしてる「精神的な豊かさ」という共通の概念があることがお分かりいただけたでしょう。ズボラ男子を称する方にこそ、これらを読んでいただき身の回りをきれいにして本当の幸せを追求していただきたいと思います。

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