5分でわかるブライダルコーディネーター!平均年収、人気の就職先とは?向いている人など解説!

更新:2021.4.27

結婚式は、一生に一度の最高の思い出となるよう誰しもが気合を入れて臨むもの。近年は式の形もさまざまで、ホテルでの総合挙式から神社や教会、海外で2人だけで、2人の思い出の場所でと多種多様です。そんな夫婦となる2人の思いを形にするための立役者が「ブライダルコーディネーター」です。夫婦の数だけブライダルの形はあるといっても過言ではありません。最近ではオンラインブライダルなどでの挙式もはやっていますよね。今回は、その時代のトレンドも考えたうえでプランニングをするブライダルコーディネーターの実態を調査してみました。仕事内容、収入、就職先とブライダルコーディネーターに興味のある方、必見の内容です。

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ブライダルコーディネーターとは

ブライダルコーディネーターとは、結婚するカップルのブライダルを当日までの準備から当日の進行までをコーディネートする職業です。

カップルの理想の結婚式のイメージを実現するために、どのように計画を立てればいいのか。当日のブライダルの内容はどうするかなど、新婚カップルにヒアリングをしながら何度も打ち合わせをし、予算範囲内で実現可能なブライダルを作りあげます。

ブライダルコーディネーターの仕事内容

ブライダルコーディネーターの仕事を一言で表すと、「夫婦の希望に沿った結婚式を挙げられるようにサポート、コーディネートする」ことでしょう。仕事は大きく分けて、式当日までのプランニングの仕事と、式当日の進行管理の仕事とがあります。

一般的な挙式のスタイルは、キリスト教式、神前式、人前式、などで、ウェディングスペースとしては、総合して対応できるホテルやレストラン、ガーデンスペースなどが代表的です。

それ以外にも、ご夫婦の思い出の場所で挙式したいという希望があれば、その希望を叶えるために各種手配や依頼をおこないます。最近ではオンラインウェディングなども主流になりつつあるので、参列者への配慮も含めてコーディネートできる力量が求められます。

場合によっては、その後の新婚旅行までも手配することも。ご夫婦お二人の一生の思い出となるよう、全力でサポートすることが求められます。

結婚式は新郎新婦にとっては一生に一度であり、ミス、やり直しは許されません。結婚式までの事前のコーディネート業務ももちろんですが、当日の進行状況を常に把握・管理し、つつがなく終了できるようサポートし、エスコートすることがとても重要なのです。

ブライダルコーディネーターの式当日までのプランニングのお仕事

それではまず、結婚式の計画を立てていく段階の仕事をご紹介します。

理想の結婚式のイメージを具体的にしていく

結婚式のプランニングをしていくには、新郎新婦の結婚式に対してのイメージを把握することが大切です。実は結婚式を挙げるカップルのほとんどの人が「自分たちらしい個性的な式を挙げたい」と希望を持っているそうです。

しかし、結婚式を挙げたことがない2人には、その具体例を見出せていない事がほとんどです。まずはご夫婦のイメージを確認し、そこからこだわりや希望を実現するための手段を提示していきます。思い出の場所や出来事、共通の趣味、出会ったきっかけなど、結婚式を挙げるのにいたったなれそめを参考にするのもよいでしょう。

それらの情報をもとに、結婚式のイメージとテーマを決めていきます。イメージやテーマが決まったら、次は実際に挙式のプランニングを始めていきます。ここからが具体的に何をするのか、ご夫婦の予算とみあっているのか、できる範囲内で最大限の希望を叶えられるよう、持てる知識や技術・人脈を駆使してコーディネートしていきます。

実現可能かどうか、プロ目線の判断が求められる

ブライダルコーディネーターは、夫婦の希望をすべて取り入れたい気持ちはもちろんあります。ですが、実際に実現可能かどうか、結婚式の進捗に支障はないのか、全体としてのまとまりはどうなのか、参列者に負担はないかなど、プロの目線での厳しい判断が求められます。

実現が難しい場合はやんわりとそれを伝え、代替え案を提示し、実現可能なものへと組み立てていけるようにするのもブライダルコーディネーターとして、腕の見せ所です。

披露宴のプランニングはまた別で考える

多くのカップルが、挙式だけではなく披露宴までもを視野に入れてプランニングを考えています。実はこの披露宴のプランニングが曲者です。

実は、意見の相違でプランニングの最中に喧嘩になってしまうことがあるというのです。喧嘩の原因を把握しながらも、夫婦それぞれの意見の着地点を提示するのもブライダルコーディネーターの実力を問われるところでしょう。

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ブライダルコーディネーターの結婚式当日のお仕事

次に、結婚式当日の進行管理の仕事についてご紹介します。

結婚式当日の流れ

ブライダルコーディネーターのお仕事は結婚式当日に、プランニングした結婚式がつつがなく進行し、終了するまでを管理するのも大切な仕事のひとつです。そのなかには、ゲストのおもてなしをすることも含まれています。

  • 挙式前の会場チェック
  • 新郎新婦のご親族や参列者にご挨拶
  • 挙式のサポート
  • 参加者の披露宴会場への移動を誘導する
  • 披露宴会場のチェックと準備
  • 披露宴パーティーのサポート

結婚式では、プランニングを担当したブライダルコーディネーター以外にも多くのスタッフが、結婚式を問題なく成功させるために尽力しています。

そのため式当日、ブライダルコーディネーターは式全体の動きを常に把握し、式の流れを管理する役目を担います。トラブルはないか、主役である夫婦の緊張を和らげる、参列者が楽しめているかなど、常にアンテナを張って動いているのです。

式が終われば、披露宴パーティーのサポートに切り替わります。新郎新婦の入場からゲストのお見送りまで、すべてを問題なく取りおこなえるように進行管理しつつ、状況を見ながら、新郎新婦やゲスト、その場にいる全員が楽しめるよう会場の雰囲気を読みながら進めてきます。常に気配りを忘れず、進行を調整するのも大事な仕事です。

披露宴が無事終わり、ゲストや新郎新婦を送り出したら、ひとまず終了です。会場の後片付けをしてその日は終わります。披露宴の内容によっては片付けが終わる頃には深夜を越えることもあります。

ブライダルコーディネーターの平均年収

当日までの計画から、夫婦からのちょっとした相談事にのり、当日の進行管理までをおこなうブライダルコーディネーター。平均年収が気になるところですよね。

全体の平均年収は350万円前後

ブライダルコーディネーターとして働く場所や、立場、雇用形態によりかなり収入差はありますが、一般的な年収は平均350万円前後といわれています。これには、駆け出しの20代のブライダルコーディネーターから、40代以上のベテランブライダルコーディネーターの年収も含まれます。

雇用形態は派遣社員からパートやアルバイトのブライダルコーディネーターもあるようで、年収に幅がある要素のひとつといえるでしょう。

平均月給は20万円〜30万円

月収に換算すると、およそ20万円~30万円となることが多いようです。年齢が上がるにつれ、ブライダルコーディネーターの仕事に加えて後輩の人材育成や施設内でのマネジメント業務を請け負うようにもなります。役職付きになることで、お給料が上がることも考えた給料幅と考えられます。

フリーランスの場合の収入

ブライダルコーディネーターの就業形態は、アシスタントから会社員、フリーランスで事業をしているケースもあります。

1件約10万円ほどで、月3件だと30万ということになるでしょう。しかしながら、結婚式は時期によって流行りもあるので、安定した収入を得る場合には、最初はやはり会社員としての所属でスタートし、経験を積みながら実力をつけ、安定した契約数をとれるようになってから独立は考えたほうがよいでしょう。

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ブライダルコーディネーターになるには。活躍できる就職先

ブライダルコーディネーターになるには、実は特別な資格はいりません。社会人経験があり、転職という形でブライダルコーディネーターを目指す人もいれば、専門課程を設けている専門学校に入学し、単位を履修後、ブライダル業界に入職する場合もあります。

勤務先はホテル、結婚式場が一般的

職業名からもわかるように、ブライダルコーディネーターの主な就職先は、ホテルや結婚式場となります。

ブライダルが可能なホテルには、婚礼課にブライダルコーディネーターという職種があります。ですのでブライダルコーディネーターとしてホテルに就職したい場合は、配属先の要望を伝えつつ、就職活動をする必要があります。

一方、結婚式場は入職者すべてがブライダル業務に携わります。ブライダルコーディネーター以外に、アテンダー、配膳スタッフ、ドレスコーディネーター、音響係、司会者などさまざまな職種にわかれています。入職後すぐにブライダルコーディネーターとして独り立ちするのは難しいため、他の職種からのスタートというケースが多くあるようです。

ブライダル業界における人気企業

学生、社会人からの転職先としてブライダル業界を選ぶ方は少なくないでしょう。依頼者のライフイベントに立ち会う素晴らしい職業ですし、式は一つひとつがまったく違うものとなります。そこでは感動すること、気付き、成長に繋がること、式をおこなうことや家族というものの素晴らしさなど、さまざまな面に触れることができます。

そんなブライダル業界における人気企業をご紹介します。

  • 株式会社テイクアンドギヴ・ニーズ
  • ワタベウェディング株式会社
  • 株式会社ツカダ・グローバルホールディング
  • 株式会社エスクリ
  • 株式会社ノバレーゼ

上記にあげたのは、ブライダルを専門におこなっている企業です。全国にいくつかブライダルの施設を持ち、国内外どちらのブライダルにも強い企業として学生・社会人転職者から人気の高い企業です。

それぞれの企業の特徴、ブライダルの内容の違いを分析し、自分が働きたいと思う企業をしぼるとよいでしょう。人気企業だけでなく、さほど規模が大きくなくても、お客様からの信頼が厚く、素敵なブライダルをコーディネートしている企業はたくさんあります。

回数をこなし、専門的なスキルを身に付け、ブライダルコーディネーターとしてどんどん活躍したいと考える方は、ブライダル専門企業への就職がおすすめですよ。

ブライダルコーディネーターとしておすすめの資格

ブライダルコーディネーターになるための必須資格はありませんが、いくつかおすすめの資格があるのでご紹介します。

ブライダル業界で働く時におすすめの資格

  • IWPA国際ウエディングプランナー
  • カラーコーディネーター
  • フラワーコーディネーター

これらの資格は、現場での選択や新郎新婦へのアドバイスをおこなう上で、役立てられることのある資格です。

ブライダルコーディネート技能検定

また、厚生労働省より指定された国家試験で「ブライダルコーディネート技能検定」というものがあります。

ブライダルコーディネート技能検定には3級から1級まであります。主な試験内容は、ブライダルコーディネーターとして、求められる必要な専門知識や実務能力を問われる内容になっています。

3級は基本的なブライダルに関する知識と既存商品からの提案ができるレベル、2級は1組の挙式マネジメントと新商品の提案などをおこなえるレベルです。基本的にプロとして活動することを目標にしているならば、2級の取得を目指した方がよいでしょう。

1級は、他のブライダルコーディネーターの見本となるような知識と実務能力の保有の証明となります。より高いレベルを保有している証明にもなりますので、その受験資格もより厳しいものとなっています。

ブライダルコーディネート技能検定1級の受験資格

  1. ブライダルコーディネートの仕事に7年以上携わっているか
  2. ブライダルコーディネーター2級の資格取得後、2年以上の実務経験がある
  3. ブライダルコーディネーター養成講座を修了後に2年以上の実務経験を持つこと

以上が受験資格として定められています。

参照:ブライダルコーディネート技能検定

個人として活動していくならば、今回ご紹介した資格取得を視野に入れていくとよいでしょう。顧客に対する、ブライダルコーディネーターとしての実力を示す証明書としても役立てるはずです。

ブライダルコーディネーターに向いている人の特徴

ブライダルコーディネーターは、その華やかな業界から脚光を浴び、近年人気の職業といえますが、実は大変ハードで責任がともない、失敗が許されない業務を遂行する職業です。

接客スキルからブライダルの専門知識まで必要な職業

顧客のニーズを的確に把握し、必要なプランニングをできる限り予算内に収めるような対応力が求められます。接客業なので、基本的な常識を備えていて、人として感じのよい雰囲気がある人が好まれる傾向があります。

ウエディング業界は支出としては非常に高い業種です。どうしても、ある程度の第一印象で、契約の取りやすさなどには影響されます。

必要最低限の能力を持っている人

  • コミュニケーション能力
  • プランニング能力
  • プレゼンテーション能力
  • オペレーション能力

これらは、実務をおこなう上で最低限必要な能力といえます。逆にこれらに自信がないようであれば、高める努力をしておいた方がよいでしょう。前述したブライダルコーディネート技能試験も、これらの能力が問われます。

ホスピタリティ精神を持つ人

新郎新婦やゲストに対してのホスピタリティ精神も忘れてはなりません。そして新郎新婦が基本的に、コーディネーターの空き時間に相談しに来るわけではありません。仕事帰りや休日、場合によっては平日の深夜まで話し合いがおこなわれることもあるでしょう。

また、ブライダルシーズンや週末は基本的にとても忙しいのです。不眠不休になることも多く、体力や精神力も求められます。そんななかでも、一組一組に対しての真摯な姿勢や熱意も必要です。

考えること、人と話すこと、体力がある人に向いている職業

人と話すことが好きで、企画・提案力があり、体力、精神力がある人には向いている仕事といえます。逆に、人の好き嫌いが激しい人には厳しい業界かもしれません。ブライダルコーディネーターは長期間にわたり同じ人とプランニングをしていくので、うまくコミュニケーションが取れない場合にはつらい仕事となるかもしれません。

2022年版!ブライダル業界の最新情報が詰まった1冊

これからブライダル業界に足を踏み入れたいと思っている方におすすめの1冊です。毎年発売されているムック本で、この書籍にはこれからブライダル業界を目指すために必要なマナーチェックや時代のトレンドにあわせた結婚式の紹介などがギュッと詰め込まれています。ブライダル業界導入書として読むのがおすすめです。

2021年以降は、対面式の面接に加えて、止むを得ない事情の方はオンライン面接も可能となっていくかもしれません。オンライン面接でのマナー、チェックリストは就活・転職をおこなう方、必読の内容でしょう。

またブライダル業界では、生活様式、人々の気持ちの変化に合わせた新プランが続々と登場しています。オンライン結婚式はそのうちのひとつです。そうした新たな形の式について知りたい方も満足できる内容になっています。

結婚式・披露宴のトレンドを知る

こちらの本はウエディングのドレスや会場でのおもてなし、ブーケ事情など最新のウエディング情報を掲載しているムック本です。これらのムック本屋雑誌は、各社からさまざまなものが販売されています。

主にこれから結婚式を挙げようとしているカップルが読むものですが、ブライダルコーディネーターとしては、最新のトレンドを知るためや、これから挙式を上げるカップルがどのような情報をもって相談に来るのかなどを知っておくツールとしては非常に有用です。

ブライダルコーディネーターとしての情報だけでなく、顧客側のトレンドも把握していると信頼度が増しますよね。

ウエディングプランナー資格の教本

こちらの書籍は「IWPA国際ウエディングプランナー」を目指すための問題と解答解説が1冊に凝縮されています。ウエディングプランナーの資格を取得するための書籍があまり多くはないので、こちらを使用しながら資格取得を混ざすとよいでしょう。

同問題集で、2級資格取得を目指すための問題集もあります。1冊でみっちり勉強して、資格試験に備えてくださいね。


華やかな業界で、近年人気のブライダルコーディネーター。その実態はホスピタリティ精神を大切に、一組の新郎新婦の幸せと思い作りに真摯に向き合うことが仕事です。

とても大変で体力や精神力が求められますが、「あなたがいてくれてよかった。最高の結婚式になりました!」といわれたその時は、何物にも代えられない喜びとやりがいとなります。

人生の大切な一場面に関われる仕事、ブライダルコーディネーターに興味がある方は、ぜひ一度おすすめした書籍も手に取ってみてくださいね。

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