5分でわかるアンティークショップ!開業に必要な資格、古物商許可の取り方など解説!

更新:2021.4.27

国内外にある年代物の商品を扱うアンティークショップは、街で見かけるとつい足を踏み入れてしまう不思議な場所。一度は働きたいと考えたことがある人は多いでしょう。アルバイトなら資格は不要ですが、店主としてお店を持つ場合には古物商許可の資格を取得します。素敵だと思う商品を自分の足で探し集め、お客さんに気に入ってもらえることは何にも替えがたい喜びです。 本記事ではアンティークショップでの仕事について解説します。販売、バイヤーと複数職種の内容もご紹介します。記事の最後にはアンティークショップで働きたい人におすすめしたい本の紹介もしていますので、興味のある方はこちらもぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

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アンティークショップで働くのに資格は必要?

アルバイトで働くだけであれば特に資格は必要ありませんが、もし自分でアンティークショップを開業する場合は、「古物商許可」を取る必要があります。

古物商許可の取得方法

古物商許可は、必要な書類をそろえて警察署に申請しするだけで取得可能です。手数料として1万9000円を支払います。個人で許可を取る場合の申請に必要な書類は以下の通りです。

  • 許可申請書(古物営業法施行規則別記様式第1号)
  • 略歴書
  • 本籍(外国人の方は国籍等)が記載された住民票の写し
  • 誓約書
  • 身分証明書
  • URLの使用権限があることを疎明する資料

古物商許可は、自らが海外から直接買い付けた商品であれば必要ありませんが、他の輸入業者など、別の人が買い付けた輸入品を販売するケースがある場合は必要です。なぜなら、仕入れた中古品などが日本で盗まれた経歴のある盗品かもしれないからです。

そのほか、日本で購入した商品を海外で売る場合にも古物商許可は必要となるので、お金を払う相手が海外にいるのか国内にいるのかも重要です。

ネットショップでアンティークを販売するために必要となる資格です。もし、古物商許可が必要な販売体系を取っているのにも関わらず、取得せずに営業・販売をおこなった場合は3年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられるため必ず申請をおこないましょう。

参照:古物商許可申請

輸入時には税関官署への納税申告も必要

なお、資格ではありませんが、輸入する際に税関官署へ輸入(納税)申告をしなければなりません。

もし申告を怠った場合は、5年以下の懲役もしくは500万円以下の罰金が科せられます。場合によってはその場で逮捕されてしまう可能性もあります。

大きなトラブルが発生する恐れがあるので、各種申告や古物許可申請に抜け漏れがないようにしっかり確認しておきましょう。

アンティークショップでの仕事内容

アンティークショップでは、さまざまな職種の方が働いています。

  • 販売
  • バイヤー
  • コーディネーターサポート

それぞれの職種について解説いたします。

販売の仕事内容

アンティークショップの販売職は、店内で商品を魅力的に見せる工夫や、お客さんへ購入してもらうためのアプローチをするお仕事です。

アパレルショップやセレクトショップよりも個性が出やすいため、店内の雰囲気や世界観を作り出すことでお店のファンを作ることが重要です。新規のお客さんは付きにくい傾向にあるので、お客さんの一人ひとりを大切にする接客を心掛けるとよいでしょう。

また、お店から飛び出して骨董品屋さんが集まる買い取り市での販売をすることがあります。その際は、外で販売するということもあるため、ロケーションに合わせてお客さんに心遣いを感じてもらえるように接客することが大切です。

商品の魅力を最大限伝えられるように丁寧な接客を心掛けましょう。

バイヤーの仕事内容

海外商品を買い付けし、輸入する仕事です。

アンティークショップで販売する商品は輸入してきたものが多いため、商社との交渉の上で商品を注文したり、実際に海外に出向いて商品を探してきたりします。アンティークショップならではのお仕事なので、海外で働きたいという方や、宝探しのように珍しいものを掘り出してくる作業に興味がある方におすすめです。

海外旅行が好きな方ですと、趣味をお仕事の一環として楽しめるという点は魅力でしょう。アンティーク商品を見極める「鑑定眼」が必要となりますので、アンティークショップの肝となるお仕事です。

コーディネートサポートの仕事内容

常連客がついてくると、購入したアンティーク商品を利用して、お客さんのお店やお部屋のコーディネートを依頼されることがあります。

決して依頼は少なくないため、お客さんのご要望に合わせて、どのように組み合わせることでインテリアを素敵にできるか、選んだ商品を魅力的に使うためのアドバイスしてあげることが重要です。

アンティークショップのオーナーのなかには、商品販売よりもコーディネートのアドバイスによって利益を上げている人もいるくらい大事な業務です。

アンティークショップでの仕事の共通点

すべての職種で共通しているのが、海外の文化や歴史に触れることが多い点です。

文化的・歴史的背景に基づいた雰囲気づくりやコーディネートをするため、海外が好きという方であれば、知識がなくても楽しく働ける環境です。

また、海外についての理解はもちろんのこと、商品についての高度な知識も求められます。自分で調べたり勉強したりして、接客時に対応する引き出しを増やしておくとよいでしょう。

アンティークショップで働く人の年収

アンティークショップで勤務する人の年収は平均で300万円ほどです。

年収は決して高いとはいえませんが、海外の文化や空気感に触れられるというところから一般的な接客業にはない魅力を感じられたり、ここでしかできない体験や経験を積むことができたりします。

将来的に独立することも可能な職業です。経営のためには資格取得やノウハウの蓄積が必要ですが、現場で経営についても考えられるため日々の業務が勉強となります。もし、自分のお店を開業し軌道に乗せられればあれば、売り上げアップと同時に年収を上げることが可能です。

なお、ネットショップのみでの販売している方もいるため、ノウハウや古物商の資格取得まで押さえられれば、アンティークショップオーナーへの道を切り開けるでしょう。

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日本国内のおしゃれなアンティーク雑貨販売店をまとめたガイド

著者
["ナチュラルインテリア・ラバーズ", "ナチュラルインテリア・ラバーズ"]
出版日

本書では、国や長い時間を超えて愛されている、味わい深い家具や雑貨を販売している全国のショップを85軒掲載しています。

敷居が高いわけではなく、おしゃれでセンスのいいお店ばかりが並んでいるのが特徴です。

WEBショップを持つお店も多いため、来店しなくても触れられて楽しめるだけでなく、働きたいお店のイメージを固められるショップガイドです。

家だけでなくショップのインテリアにも使える完全保存版カタログ

著者
ライトニング編集部
出版日

高まったインテリア選びの基準から注目を浴びたアンティーク家具についてまとめられた本書。

イギリスなど北欧のアンティークなど、名品が詰まった本なので、ショップインテリアを手掛けるプロでさえ参考になる内容です。

好きなインテリアを見ながら、自分がアンティークショップで働いたときに囲まれたい商品など、夢を具体的にするために参考にしてみてはいかがでしょうか。

ネットでアンティークを販売するためには?

著者
泉澤 義明
出版日

アンティークショップは、必ずしも実店舗を抱える必要はありません。本書はネットでアンティークショップを開く際に必要な古物商許可についてまとめられています。

ビジネスとして、ネットのみでアンティークを販売するためのポイントやコツが書かれています。お店を持ってみたい、販売してみたいという方は一度手に取ってみてはいかがでしょうか。

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アンティークショップでの勤務について解説してきました。海外の商品を取り扱うケースが多いため、知識はなくとも海外に興味のある方にはピッタリのお仕事ではないでしょうか。

また、まずはアルバイトとして働いて、社員、独立とステップアップも可能ですので、興味を持ち続けて現場で経営についても触れていければ独立開業も目指せます。

はじめは、おしゃれな雑貨が好き、なんとなくこの雰囲気が好きという気持ちから始めても問題ありません。今回紹介した本では、アンティーク家具や雑貨、ショップの紹介から、古物商許可についての理解を深められるものもあるため、自分の興味を確かめたり、これから叶えたい夢として見つめている方は、ぜひ一度読んでみてはいかがでしょうか。

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