5分でわかるドラマー!最初の年収は0円からスタート!必須スキルやなり方などを解説!

更新:2021.6.7

「ドラマー」とは、主に、何種類もの太鼓やシンバルを組み合わせた楽器であるドラムセットを演奏する方を指します。バンドのなかでもリズムやテンポを司る、楽曲の柱のような存在です。プロのドラマーとして活躍できるのはほんの一握りで、ほとんどの方は独学でスキルを身につけています。企業への就職という形は取らず、バンドに所属し、そのバンドの知名度が上がれば事務所への所属が可能です。なかにはフリーとして、スタジオミュージシャンやサポートメンバーとして活動する方もいます。本記事では、バンドの要ともいえる「ドラマー」の仕事内容をご紹介。年収や必要なスキルなども合わせて解説しています。

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ドラマーとは

ドラマーと聞いてすぐに思い浮かぶのは、バンドに所属しているドラマーのことでしょう。それらの方々ももちろんドラマーですが、他にも太鼓やハンドドラム、カウベル、ドラムセットなどを演奏する方をまとめてドラマーと呼びます。

似たような意味を示す打楽器奏者という単語がありますが、これは主にクラシックやラテン系の音楽を演奏する際に使われます。

ドラマーの年収とは

ドラマーの年収は、実際のところかなりの個人差があります。バンドのバックドラマーとして定期的に仕事があれば、年収1000万以上になる方も多いですが、プロドラマーを目指していても、演奏する機会が少なく、実質の年収はほぼ「0」である方も珍しくありません。

海外で有名なバンドのバックドラマーとしての演奏が固定して決まっていれば、億を稼ぐ例も見られます。

バンドを組むとして、楽器の演奏は、おもにギター、ベース、キーボード、ドラムが中心です。このなかでもドラム奏者は比較的人数が少なく、重宝されます。しっかりと技術を磨き、自分自身のブランディングや営業をきちんとやっていれば、収入に困る事態を減らせます。

平均年収は300万円〜400万円ほど

ドラマーは、その仕事量により収入は異なってきますが、平均して300万円~400万円といわれています。仕事のジャンルも、スタジオでのレコーディング、サポートメンバーとして演奏、専属契約などの仕事があります。どれだけ安定して仕事をこなせるかが、収入のカギとなるでしょう。

最近では、Youtubeで演奏してみたり、有名アーティストの楽曲のドラムをコピーをしてみたりと動画で収入を得ている例もありますが、奏者としてはそう多くはありません。ほとんどの方は、アルバイトや本業を掛け持ちしてドラマーとしての活動を維持しています。

ドラマーになるには

ドラマーとして活動するには、基本的に資格などは不要です。ドラムの演奏に自信があれば「ドラマー」を名乗って活動していけます。つまり、ただ「ドラマー」になるのには、誰でも比較的簡単になれるのです。

音楽の専門学校や大学に進学する

なかには、音楽の基礎基本を学ぶため専門学校や大学に通う方もいますが、独学で技術を身につける例も多く見られます。音楽学校に通うことで得られるメリットは、練習場所が確保できること、プロミュージシャンや事務所とのコネクションが得られやすいことなどがあるようです。

独学で技術を習得し、バンド活動をおこなう

専門学校や大学に進学しない場合、独学で技術を習得する必要があります。幸い、ドラマーとしての技術を学ぶにはYoutube動画や、プロドラマーの講習を受ける機会なども多くあります。それらを活用すれば、学校に通わず独学で技術を磨くことが可能です。

そして重要なのが、バンド活動をおこなうことです。ドラマーは単体で仕事をおこなうことはありません。必ず、他の楽器とともに演奏し、ひとつの楽曲を完成させる作業が発生します。つまり、独学で習得した技術を活かして、ひとつの音楽を成立させるためのスキルも養う必要があるのです。

それにはバンド活動が最も適した方法でしょう。自らメンバーを集めたり、メンバー募集の掲示板などからコンタクトを取り、早い段階でバンド活動ができる体制を整えましょう。

ドラマーとしてするべき努力

日々の練習や技術を磨くのは、ドラマーであれば当然です。しかし、プロドラマーとして確実に仕事を得て、収入につなげていくことが目標ならば、技術を磨くだけでは仕事に繋がることはありません。

自分自身をブランディングし、プロ奏者として求められるクオリティを身につける必要があります。

体力を身につける

バンドのライブともなれば1公演の演奏数は数十曲におよぶこともあります。ドラマーはリズムを司るかなめです。途中でへばるわけにはいきません。

ドラマーは両手足すべてを使って演奏します。非常に体力は必要で、演奏しきるための集中力も求められます。実際、スタミナをつけるためのトレーニングをおこなっているドラマーは多くいます。

即興性を身に着ける

ライブでは、不意にお客さんと盛り上がり、予定にない曲の演奏をすることもあります。アンコールが終わるまで、気が抜けません。お客さんの要望に合わせ、即興で演奏できるようなテクニックと、楽曲の引き出しを持つことが重要です。

自分自身を売り込む

身近な友人やバンドメンバーとして、プロミュージシャンを目指すなら、ドラマー奏者の位置は確保できます。しかし、自分ひとりだけでは楽曲の演奏が成り立たないのがドラマーの弱いところです。

スタジオドラマーなどで、レコーディングをメインに演奏している問題ありません。しかし、他のミュージシャンと演奏し、楽曲を作り上げたいのならば、ドラマーとしての自分自身を売り込み、ともに演奏してくれる奏者を探して初めて楽曲提供が可能になります。

売り込み先は、ドラマーが不在のバンドのヘルプメンバーや、プロダクション、レコーディングスタジオなどがあります。自分自身をブランディングし、売り込むための努力をする必要もあります。

高いコミュニケーションスキル

ドラマーは、前述したとおり、自分ひとりでは楽曲の演奏ができません。ライブなどで演奏するには、必ずほかの奏者とコラボレーションして演奏をする必要があります。そのために、バンドメンバーとコミュニケーションをとり、調節していけるような人間性が重要です。

運も大事な要素

プロドラマーとしての仕事を得るには、自分自身のブランディングや売り込みも大事ですが、「運」の要素が大きいのもまた事実です。巡ってきた機会を見逃さない思い切りのよさも必要なのかも知れませんね。

現役ドラマー・kokoさんにインタビュー。プロドラマーの人生とは

カナダのミュージシャンとして活躍しているkokoさんに、お話を伺うことができました。女性ながら「Tal Bachman(タルバックマン)」に認められ、彼のライブではプロドラマーとしてドラム演奏をしている現役のドラマーです。

ドラマーはどのような経歴・キャリアを積むことができるのか、kokoさんのドラマー人生を辿りながら考えていきましょう。

kokoさん

kokoさんが最初にドラムに触れたのは小学校6年生のとき。音楽クラブで女子ばかりでしたが、そのなかで唯一ドラム奏者に立候補したのがkokoさんでした。この時にドラムの奏でるリズムや、叩くことでの爽快感を実感し、とても気持ちよかったのが忘れられない思い出のようです。

23歳、ドラム演奏の爽快感にハマっていく

小学校卒業後、ドラムに触れる機会がなくなりました。再びドラムを演奏したのは、kokoさんが23歳になったとき。

カナダ在住時に会社の送別会で、バンドのライブがおこなわれ、そのとき演奏していいたドラムが残念ながらとても下手だったのだとか。ドラム経験のあるkokoさんは、演奏に耐えられず、無理やり奏者であるドラマーと変わり、演奏をすることになったのだと言います。

非常に久しぶりにドラムを叩いたはずなのに、問題なく演奏できるどころか、忘れていた爽快感を思い出しましたのだとか。ここからkokoさんは再び、ドラムの沼にはまっていきます。

バンド所属が最初の壁

kokoさんは、翌日すぐにエレキドラムを調達し、毎日ドラムを叩いて過ごすようになったのだそう。そのうちにエレキドラムでは満足できず、いよいよ本当のドラムセットの購入にいたります。

しかし、ひとりでの演奏は早いうちに限界がやってきます。そこでkokoさんは、バンドメンバー募集のオーディションを受けますが、なかなかうまくいきません。

そこで考えたのは、自分がオーディションを開催する側になり、バンドメンバーを集めること。そこでやっとともに演奏できる仲間に出会い、仲間と演奏する面白さと難しさを知り、ますますドラムにのめりこんでいくように。

プロに触れあうことで、自身も高みを目指していく

kokoさんは元々、美容師として働いていた方です。ある日、知人の知人から「僕の髪を切るかわりに、ロックスターの裏方として仕事してみないか」と話を持ち掛けられ、そこからプロドラマーとしての人生が本格的に始動していきます。

kokoさんは「髪も切って裏方の仕事もするなんて、ギブ&テイクになっていないような」と疑問を抱いたものの、そのロックスターを確認すると、かの有名なBBキングだったことがわかったそう。プロの仕事を間近で見られる機会を逃さなかったことで、ドラマーとしての道が拓けていったのだそう。

プロのミュージシャンに関わっていくうちに、ある方と出会います。それが、Tal Bachman(タルバックマン)です。その時、kokoさんは彼が頭痛で悩んでいたところ、ヘッドマッサージをしてすごく喜ばれたのだとか。

日本人ならではの配慮の行き届いた技術提供にドラマーとしての素質も感じ、彼とともに演奏するようになったのです。

プロドラマーに必要なことは、プロドラマーから学ぶしかない

タルバックマンは、ドラマーとしての技術だけではなく考え方や目指す方向性など、さまざまなことを指導してくれたそうです。

タルバックマンのお父さん・Randy Bachman(ランディバックマン)もまた、ミュージシャンで、彼から技術指導を受けることもあるのだとか。ドラマーとしてもっとも重要な「演奏そのものだけではなく、その場の空気やオーディエンスも支配すること」を、タルバックマンと演奏することで感性で学んでいくのです。

ドラムは演奏する場の「知」を司るとも言われています。ドラム奏者が一番楽しいと思う瞬間は「ミュージシャンやオーディエンス全員を動かし、その場を操作している」と感じれたときです。

音楽は、人種や言語の壁を超えて、心を通わせられる何かがあります。個人差や生まれ育ちは関係なく、誰でも純粋に心から楽しめるツールのひとつが音楽なのです。その音楽を支配する役目を担っているのがドラムです。

ドラムが演奏の主軸をコントロールすることで、ミュージシャンやオーディエンスも絡み取られていきます。それこそがプロドラマーが感じる最高のやりがいでもあり、面白さでもあります。

30日でドラム演奏の基礎を身につける

本書籍は、初心者のためのドラム教習本です。1日目から30日目まで毎日違うトレーニングやスキルについて学び、30日間かけてドラム演奏の基礎を身につけられる構成になっています。WEBでもテクニックについての動画が紹介されていますので、文字と動画の両方で学べる、完全初心者の導入向け教本です。

周囲にドラム奏者がいなくても、独学で学べると好評の1冊。スクールなどに通わず、まずは自力でどこまでできるのかチャレンジしたい方にもおすすめです。

1年かけてコツコツ技術を磨きたい方に

ドラム奏者としてもう少し技術を身に着けたい、テクニックを向上させたいという方におすすめの1冊です。

本書籍は、およそ1年かけてじっくりとドラム技術を向上させる目的で構成されています。週ごとに目標とするテクニックの課題が設定され、クリアするごとに自分自身の基礎力となって身につくような構成です。

ドラムの練習は、毎日の積み重ねです。ですが、どのようにして練習をすればよいのか、課題をどのように設定したらよいのかお困りの方もいるのではないでしょうか。

本書は、その目標設定から内容、次のステップまでの道しるべとなります。じっくりとでも確かな技術を身に着けていきたいドラマーさんに手に取っていただきたい教本です。

リズムを司る「ドラマー」だからこその身に着けたい技術

ドラムは、楽曲のリズムを司る「柱」です。ドラムのリズムがズレると、他の楽器もつられてリズムが崩れてしまいます。ライブなどで気分が高まると、テンポが早くなってしまうことはあるのですが、それを律することもドラマーとしての重要な役割です。

本書籍は、リズム感を養うためのトレーニング本です。ドラマーでもある長野祐亮氏が執筆し、リズム感を鍛えるためのさまざまな方法が紹介されています。書籍内で紹介されているトレーニング方法のひとつ「体内メトロノーム」を身に着けることで、さまざまなテンポや楽曲でリズムをとりながら拍手し、拍をとっていくきます。

そのうちに「揺るがないリズム感=体内メトロノーム」が身につき、いかなる環境でも正確なリズムが刻めるようになります。

ドラマーとして、安定したリズムをキープすることがバンドをまとめることに繋がります。正確さを出しながらも、躍動感のある演奏へとコントロールするのが腕の見せ所ですよね。

自分の市場価値をアプリで診断

今回は、ドラマーの実態について調査してみました。ドラマーは楽曲の柱といっても過言ではありません。たくさんのお客さんが、自分の演奏にあわせてリズムを刻み、ともに楽しんでくれたら、こんなに素晴らしく、やりがいのある仕事はないでしょう。

ドラムの演奏は奥が深く、技術はもちろん、感性で音楽をとらえて再現しコントロールする冷静さと分析力も求められます。ドラムを演奏すること以上に多くの楽曲を聴き、音楽に触れることが重要です。

よいバンドメンバーに出会う、プロとしてのメンバー選出に選ばれる、スタジオドラマーとして専門的に演奏するなど、ドラマーとしてもいくつかの方向性があります。プロドラマーとしての仕事に興味がありましたら、ぜひ一度紹介した書籍も手に取ってみてくださいね。

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