5分でわかる薬品業界!最新トレンドや就職・転職、平均年収など解説!

更新:2021.6.23

薬品業界とは、製薬会社や医薬品に携わる業界のことを指します。広義にはサプリメントや健康食品を含む場合もあるようです。日本国内だけでも、かなりの数の製薬会社や、医薬品・健康食品を販売する会社があります。薬品業界は製薬会社だけではなく、薬品を卸・販売する小売業も含めることになるでしょう。薬品業界の進歩により、コンビニで薬品が購入できたり、予防医療が受けられるようになったりと、さまざまなメリットがあります。本記事では、そんな医薬品業界を解説。気になる実態や収入面、業界の最新トレンドや今後の動向などを紹介しています。記事の最後には書籍も紹介しているので、ぜひ手にとってみてください。

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薬品業界とは

近年ますます、その需要が高まっている「薬品業界」。薬品業界の代表格といえば、やはり「製薬会社」でしょう。

しかし、製薬会社そのものだけではなく、製薬会社が卸した医薬品を販売する会社、近年では、医療そのものよりも、代替え医療や病気を未然に防ぐ、未病の段階で防ぐことが推進されています。薬品業界も、医薬品ばかりではなく、健康食品やサプリメントなども含めると業界も広くなり、その分野も細分化がなされています。

業界は右肩上がり

業界の売上高は、その需要とともに右肩上がりです。海外企業も含めても、世界的に業界は向上し続けています。この理由には健康寿命の上昇やジェネリック医薬品の販売などが背景にあると考えられます。

以前は、人の手で何十年もかけて研究開発がなされていた薬品業界ですが、近年では、AIを活用した開発が盛んです。今後、予防医療や健康年齢増進も相まって、ますます発展してくるでしょう。

グローバル化が加速

また、日本国内では、認可がおりない薬でも、海外では問題なく承認を得られ販売にいたるケースも多々あります。この事情から、国内での製造販売を視野に入れず、初めから海外での販売を目指している企業もあるようです。今後は薬品業界もグローバル化が加速しそうです。

薬品業界に就職するには

薬品業界に入るには、必ずしも資格が必要というわけではありません。ただ、取得していた方が望ましく、また優遇される資格は「薬剤師」です。薬品=薬のプロと考えると当然なのかもしれません。

薬剤師になるには

薬剤師になるには、現行の法律で考えると、6年生の薬学部に入学し、特定のカリキュラムを履修したうえで卒業・卒業見込みの場合に薬剤師国家試験を受験することができます。このほかに、海外の薬剤師免許を取得している場合にも、受験資格が得られるようです。

薬剤師の国家試験合格率は、平均して70%前後に落ち着いているといわれています。出題内容に禁忌問題があるため、禁忌選択をしないような、医療従事者として最低限の常識を保有していることが求められます。

知識のアップデートや責任感が求められる

人の命や健康にかかわる重要な業界だからこそ、薬品業界に従事する方には、知識や技術、保有エビデンスのアップデートが常に求められます。

基礎基本の質はもちろん、そこで満足することなく、変わりゆく理論やエビデンスを常にアップデートし続けなくてはならない向上心、責任も必要です。

薬品業界では、研究職以外は多くの場合、薬品を販売したり、提供したりする対象がいます。その方々へのわかりやすい説明と、正しい知識をもって指導をする機会も多くあります。

相手のキャラクターや理解職を判断し、正しい使用ができるようサポートし、必要であればそのためのツールや方法を作成、提案します。思った以上に多くの仕事をこなさなくてはいけない大変さもありますが、人の健康や命を扱う大切さを実感することは何物にも代えがたいやりがいにもなります。

薬品業界の平均年収とは

筆者は仕事柄、薬品業界の特にMR(医薬情報担当者)さんとは交流を持つ機会があります。特に、第一三共や明治などの有名な上場企業に勤めるMRさんの場合は、同年代でも、かなりの年収を得ていると聞いたことがあり、驚いた記憶があります。

薬品業界の年収水準は高い傾向にある

特に1部上場企業の製薬会社は、少なくても1000万円以上、高いところでは2000万近くにおよぶ企業もあります。地方の小売店や一部企業ではない場合は、若干下がりますが、それでも多くの企業は年収1000万近くの平均値をだしています。

薬品業界は、人間の健康維持や疾患の治療など、QOLを維持するために重要な位置を担っていることから、業界全体の意義と責任がもとめられます。

そのための専門的知識を得るために、業界人は日々知識の習得やアップデートの義務があります。また、業界に入る前までも一定以上の学力を保有していることが、業界に携わるための条件であるといえます。人の命を担う業界だからこその責任の重さが年収につながっているといえそうです。

医薬品業界の今後

新薬の開発

薬品業界も、近年ではAIを導入し、積極的に新薬の開発に着手しています。この傾向は、多くの製薬会社で取り入れられていて、新薬の開発競争・ジェネリック薬品の導入競争へとなりつつあります。

それ以外にも、サプリメントや健康食品の開発も盛んにおこなわれています。厚生労働省が推進する「特保」の導入も、薬品業界の分野が広がり、活性化した市場のひとつです。

予防医療が今後も進展する

特に、現代の日本では、疾患になる前に未然に防ぐ「予防医学」の考え方が浸透しつつあります。私たちの回りでも、コンビニで手軽に購入できたり、スーパーでまとめ買いができたりと、「未病」の段階でのケアがおこなえるようになりました。

薬品業界が、医薬品ほど管理や提供が難しくなく、素人でも容易に判断ができ、手軽に使用・用法できる商品を積極的に開発したたまものでしょう。

医薬品そのものの開発ももちろんですが、それ以外のヘルスケア産業の発展も目覚ましいことから、業界全体の右肩上がりの市場は、まだまま継続する可能性は高いといえます。

薬品業界の製造から販売まで

2009年の薬事法改正にともない、薬品業界には大きな変革がありました。私たちの身近なところを見ると、院内薬局での処方が院外の調剤薬局で処方されるようになりました。また、入院の際は常用薬を持参しなくてはならなくなったなど、薬品業界の分野の分散化と専門性の向上が求められるようになりました。

本書は、薬品業界の製造から販売までを6つの分野に細分化し、分野ごとの医薬品業界の動向についてまとめています。薬品業界に携わっている方はもちろん、これから薬品業界に携わっていきたいと考えている方にもおすすめしたい1冊です。

薬剤師国家試験対策用の人気テキスト

本書籍は、薬剤師国家試験対策用のテキストとして人気の書籍です。暗記用として手軽に持ち運べるハンディサイズなので、ちょっとした隙間時間や、移動時にもさっと取り出して読めます。

過去10年分の国家試験の内容を参照し、わかりやすく、ジャンルごとにまとめられています。うれしい暗記シート付です。病院勤務を開始して間もないころや、実習時にも役立つと評判です。牽引が一般名と商品名にわけられているので、さっと調べられて使い勝手がよいのも魅力です。

薬剤師資格がなくても転職によって、薬品業界に従事することは可能です。その場合は、薬剤師以外の医療系国家資格を有しており、臨床経験が3年以上ある場合は、転職することが可能のようです。

また、医療系国家資格を有していないケースでも、就職することは可能です。しかし、いわゆる「高学歴大学」を卒業している必要があるか、地方の薬品関連小売店勤務からの転職で、業界参入できることもあるようです。

医薬品業界のトレンドとは

医薬品業界の動向を知るための書籍として、薬品業界初心者の方が業界の動向を知るための導入書としておすすめの1冊です。世界的な新薬の開発合戦がうたわれている今日、必ずしも日本企業の薬品業界に携わることが正解といえない現状もあるでしょう。

今後は化学合成による新薬開発も、さらに盛んになっていきます。各企業の情勢や動向の情報も掲載されていますので、薬品業界の方向性を知るための情報も満載です。

日本はますます高齢化社会となります。薬品業界の需要もさらに拡大することが見込まれています。日本企業だけではなく、世界の薬品業界を視野に入れた業界人や、これから薬品業界に就職・転職しようと考えている方におすすめしたい1冊です。

自分の適正年収をアプリで診断

薬品業界は、求められる知識の広さや深さ、継続した学習が必要であるなど、業界に携わることそのものが継続した努力と責任を求められます。しかし、結果として多くの人々の役に立ったり、病気の治癒・健康の増進につながるとなれば、こんなにやりがいのある仕事はありませんよね。

薬品業界全体がますます発展していく可能性も高く、年収がよいのもうれしいポイントです。大変だけれど、それに見合うだけのメリットも大きいでしょう。薬品業界に興味のある方は、ぜひ一度おすすめした書籍も手に取ってみてくださいね。

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