人格は繰り返し行うことの集大成である。 それ故、秀でるためには、一度の行動ではなく習慣が必要である。 ーアリストテレスー
こんにちは、吉村卓也です。 今回は、『7つの習慣』(著:スティーブン・R・コヴィー)を紹介したいと思います。 すでに知ってる方もたくさんいらっしゃいますよね。
- 著者
- ["スティーブン・R・コヴィー", "ショーン・コヴィー", "フランクリン・コヴィー・ジャパン"]
- 出版日
ビジネスから夫婦ゲンカまで。世界中の悩みを解決し続けて30年。自分を変える、パワフルな教訓。あらゆる年代、あらゆる職業の人々の道しるべとなる“キング・オブ・ビジネス書”。この「7つの習慣」。全世界、発行部数4000万部を記録!! 「20世紀にもっとも影響を与えたビジネス書」の1位にも輝いている、 まさに『キング・オブ・自己啓発本』です! さて、なぜ今回。この超超超ベストセラー本を紹介しようと思ったのかですが……。 『7つの習慣』と聞いて、「あ、この本知ってる」と思ったそこのあなた。実際に、読んだことはありますか?
・総ページ数、500ページ超え!!
・厳格そうなスキンヘッドのおっちゃんが笑いかけてくる恐怖!!(表紙の写真)
・「習慣」が7つも!? ハードル高そう!!
書店で現物を見た人は『7つの習慣』の、あまりに重厚な出で立ちに購入を諦めた。 なんて人も多くいるんじゃないでしょうか?
そんなあなたに言いたい。「損してますよ~~~~!!!!」
読まない人は損をする『7つの習慣』、読むべき理由を挙げます。
○こんなに丁寧な成功哲学書は他にない! 世界中どこ探してもない!!
毎年、ものすごい数の「成功」に関する本が世に出回っていますね。僕もそこそこの量の成功哲学書を読んできました。が、「ん?これ結局、著者の成功自慢を聞かされただけじゃね?」って本が多すぎる!!
理由は、
・「これをしたら成功する!」に対して、「なぜならば~」という理由付けがない。
・成功する「方法」が具体的に明記されていない。
その点、この『7つの習慣』「なぜ、これが成功に繋がるのか。その方法は~」がめちゃめちゃわかりやすく具体的!
○他の成功哲学書とは、「成功」の概念そのものが違う!!
「爆速で億稼ぐ方法!」、こんなキャッチフレーズをよく目にしますよね。 そう、近年では「成功=社会的成功(ビジネス)」で書かれていることがほとんどです。 しかし『7つの習慣』は、成功の概念が違う! 真の成功とは、人格を育てることから始まる。 つまり、『7つの習慣』は、社会的成功書ではなく、人格的成功書。 “人生”の成功書なのです!!
○絶対に人生が変わる!! そう、絶対に!!
なぜなら本書は、あなたが本当になりたい自分を、あなた自身で見出し、「理想の人生」という人生のゴールへ向かうための地図になるからだ。「今の人生、まったく変えたくありません」という方には必要ないかもしれません(そんな人は一人もいないと思いますが)。
少しでも人生をより良くしたいと思う方には、ぜひ手にとっていただきたい!
さて、前置きが長くなりましたが。
この記事では、 まだ7つの習慣を読んだことがない人向けに、要点をまとめながら紹介していきたいと思います。
第一の習慣「主体的である」
ここで書かれているのは、「自分の価値観に基づいて生きること」の重要性です。 本書では、「主体性」=自分の人生の責任を引き受けることを、意味します。ちなみに「主体的な人」の逆は、「反応的な人」です。反応的な人がよく使う言葉として、 「……でさえあったら」、「……できない」、「……しなければならない」などがあります。 この場合は、自分が影響を及ぼすことのできない「外」に目を向けて生きていることになるので、ただちに抜け出す必要があります!
第二の習慣「終わりを思い描くことから始める」
第二の習慣は、僕が本書で一番面白いと感じた章です。 これは、人生の最期の瞬間を思い描くことで、今やるべきことを明確にするということです。
人生にハッキリとした目的地があることで、 迷うことなく、最短ルートでたどり着くことも出来ますし、 自分の人生において、必要か不要かの判断も下しやすくなりますよね。
「でもぉ、その『自分自身の人生の目的地』を、どうやって見つければ良いわけ?」
安心してください。そのやり方も詳しく明記されています!
それは、自分自身の憲法「ミッションステートメント」を作成すること。 あなた自身のビジョンと価値観を明確にした文章を作ることで、物事を測る基準とすることが出来るんです。
あなたもミッションステートメントを作成し、人生の目的地を明確にしてみませんか?
第三の習慣「最優先事項を優先する」
皆さん。本当はやったほうがいいのだけれど、ずっと先延ばしにしていることはありませんか?
例えば、 「英語が喋れるようになりたい」、「専門分野の勉強をして、資格を取りたい」、 「毎日の運動を習慣づけたい」。
これらの、緊急性はないので、つい先延ばしにしてしまっているが、あなたの人生において重要なことを、本書では時間管理のマトリックスの中で、「第二領域」と区分し、この「第二領域」こそが、「最優先事項」である、と明記しています。
この章を読むことで、あなたにとっての第二領域とは何かを明確にし、 そこに使える時間を割り当てていけば、人生に劇的な変化をもたらしてくれることでしょう。
はい!!ということで、今回は『7つの習慣』の、第三の習慣までを紹介させていただきました。なぜ第三の習慣までだったのかというと、 第三の習慣までは、『私的成功』について(自分自身にとっての成功)。 第四の習慣からは、「公的成功」について(他人から評価される成功)……だからです。
「私的成功は、公的成功に先立つ」
つまり、まずは自分自身に勝たなければ他人からの評価はあり得ない。
ということで、この先が知りたい方はぜひ本書を手に取り、私的成功を収めた上で「第四の習慣」に進んでみてはいかがでしょうか?
この本に出会ったその日から、きっとあなたの人生は成功に向かうでしょう。