漫画『鬼滅の刃』刀鍛冶の里編新シリーズでアニメ化?原作ネタバレあり大予想!

更新:2021.12.7

物語完結後も、大ヒットを飛ばし続ける漫画『鬼滅の刃』。新シリーズとして遊郭編のアニメ化が発表されていますが、刀鍛冶の里編もアニメ化されるのか気になるところ。この記事では刀鍛冶の里編のネタバレや、見どころポイントに迫りつつアニメ『鬼滅の刃』新シリーズについて考察していきます。

ブックカルテ リンク

話題をさらう漫画『鬼滅の刃』の、遊郭編までのあらすじをおさらい

まだまだ人を惹きつけてやまない、人気漫画『鬼滅の刃』。刀鍛冶の里編の見どころポイント紹介や考察に入る前に、『鬼滅の刃 遊郭編』までのあらすじをおさらいしたいと思います。

炭を売って家族を支える青年・竈門炭治郎(かまどたんじろう)。ある日、炭治郎が家に帰るとそこには惨殺され、変わり果てた家族の姿が……。命が絶えてしまった家族の中、妹の禰󠄀豆子(ねずこ)だけは、まだ体にぬくもりがありました。禰󠄀豆子を背負って、必死にさまよう炭治郎。

禰󠄀豆子が鬼に変貌したと知った炭治郎は、鬼殺隊の青年・冨岡義勇(とみおかぎゆう)と偶然出会います。義勇から鱗滝左近次(うろこだきさこんじ)の所へ行くように言われた炭治郎は、厳しい修行を重ね最終選別を突破し鬼殺隊に入隊。次々と鬼にまつわる事件を解決するべく、任務を遂行していきます。

炎柱・煉󠄁獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)から日の呼吸にまつわる話を聞くべく、無限列車に乗り込む炭治郎・我妻善逸(あがつまぜんいつ)・嘴平伊之助(はしびらいのすけ)。無限列車を襲った鬼や上弦の鬼との死闘の末、煉󠄁獄杏寿郎が戦死してしまい、炭治郎たちは辛い別れを経験します。

無限列車で負った傷を癒した炭治郎・善逸・伊之助の3人は、音柱・宇髄天元(うずいてんげん)とともに吉原で潜入調査を開始。吉原に潜んでいた上弦の陸と壮絶なバトルをくり広げ、新たな成長を遂げながら勝利を手にしたのでした。

著者
吾峠 呼世晴
出版日
2016-06-03

遊郭編までの内容が詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

漫画『鬼滅の刃』新シリーズ・遊郭編のアニメ化目前!見所を凝縮して解説!

漫画『鬼滅の刃』新シリーズ・遊郭編のアニメ化目前!見所を凝縮して解説!

劇場版『鬼滅の刃 無限列車編』が叩き出した、前人未到の大ヒット記録が記憶に新しい漫画『鬼滅の刃』。2021年放映開始が決まった新たなテレビアニメは遊郭編からスタートです。この記事では遊郭編の見どころをネタバレありで紹介!待望の新シリーズをより楽しむためのポイントにクローズアップしていきます。

 

アニメ『鬼滅の刃』の新シリーズは、原作のどこまで放映されるのか大予想!

日本歴代興行収入第1位(2021年4月現在)という大ヒットを記録した、劇場版アニメ『鬼滅の刃 無限列車編』。その興奮がまだ記憶に新しいうちですが、『鬼滅の刃』の新シリーズアニメは2021年に放映開始します。

2021年4月現在発表されているのは、アニメ『鬼滅の刃 遊郭編』というタイトルで放映開始するということ。遊郭編は無限列車編の続きとなるエピソードです。果たしてこの新シリーズは、遊郭編で終わってしまうのか?予想していきたいと思います。

アニメの放映期間は通常、クール単位で放送期間が検討されます(1クール=3ヶ月)。『鬼滅の刃 遊郭編』は原作の8~11巻に相当するという長さから予測すると、1クールで結末まで描かれると思われます

2019年版の第1期アニメは2クール放映でした。第2期となる今回も2クール放送となり、12~15巻に相当する刀鍛冶の里編までアニメ化されるのではないでしょうか。

今から続報が待ち遠しいですね!

 

ここからは刀鍛冶の里編のあらすじを、ネタバレありで紹介していきます。

【『鬼滅の刃』12巻】刀鍛冶の里編のあらすじをネタバレ!

上弦の陸との戦いで深手を負い、蝶屋敷で治療を受ける炭治郎。そんな炭治郎宛に刀鍛冶の鋼鐵塚(はがねづか)から、刀を折ったことに対する怒りの思いを綴った手紙の数々が届いていました。

鋼鐵塚の深い怒りを感じた炭治郎は、刀鍛冶の里へ行くことを決意。

刀鍛冶の里には恋柱・甘露寺蜜璃(かんろじみつり)や霞柱・時透無一郎(ときとうむいちろう)、同期入隊の不死川玄弥(しなずがわげんや)も訪れていました。

ひょんなことから縁壱零式(よりいちぜろしき)の所有者である少年・小鉄と知り合い、縁壱零式による特訓を受けることになった炭治郎。過酷な特訓により死線をさまようも、縁壱零式に打ち勝ち錆びた一本の刀を手にいれることになります。

刀は鋼鐵塚が磨き上げることになり、上弦の肆・半天狗(じょうげんのし・はんてんぐ)と上弦の伍・玉壺(じょうげんのご・ぎょっこ)が里に襲来してきて……。

 

著者
吾峠 呼世晴
出版日
2018-08-03

 

【『鬼滅の刃』13巻】刀鍛冶の里編のあらすじをネタバレ!

弦の肆・半天狗と熾烈な戦いをくり広げる炭治郎、禰󠄀豆子、玄弥。首を切っても倒すことができず分裂していく半天狗に、苦戦を強いられてしまいます。

一方、時透は上弦の伍・玉壺の術で生み出だされた鬼に襲われていた小鉄を助け、鉄穴森鋼蔵(かなもりこうぞう)と合流。そこへ上弦の伍・玉壺が現れ、バトルがスタートします。圧倒的な強さで互角に渡りあるくも、玉壺の放つ血鬼術・水獄鉢(けっきじゅつ・すいごくばち)に捉えられ戦況が一変。

甘露寺は里を襲う鬼たちから、里長や民を守るため奔走。

禰󠄀豆子の血によって日輪刀に新たな力が生まれ、玄弥の隠された力により戦局が動き出します。明かされる玄弥の過去。半天狗に五体目がいることに気がつき、戦いはあと一歩というところまで動きだしますが……。

 

著者
吾峠 呼世晴
出版日
2018-11-02

 

【『鬼滅の刃』14巻】刀鍛冶の里編のあらすじをネタバレ!

半天狗をあと一歩のところまで追い詰めた炭治郎、禰󠄀豆子、玄弥でしたが、本体以外の4体が1体に合体。圧倒的な力により、またもや窮地に陥ってしまいます。

時透を血鬼術に閉じ込めた玉壺は、一心不乱に刀を磨き続ける鋼鐵塚に襲いかかります。どんなに傷つけられても、手を止めることなく刀を磨ぎ続ける鋼鐵塚。生きることを諦めかけた時透を、命がけで救い出そうとする小鉄。そんな小鉄の姿に心打たれ、血鬼術を打ち破った時透は失っていた記憶を取り戻します。

記憶を取り戻したことで新たな力に目覚めた時透は、鉄穴森から新しい日輪刀を受け取り激闘の末、玉壺を倒します。

甘露寺は苦戦を強いられていた炭治郎たちのもとに駆けつけ、半天狗と対等に渡り歩くも攻撃をまともに受けてしまい命の危機に。必死に甘露寺を守り抜こうとする炭治郎たちの思いによって危機を脱し、半天狗に総攻撃で挑んでいきます。

 

著者
吾峠 呼世晴
出版日
2019-01-04

 

【『鬼滅の刃』15巻】刀鍛冶の里編のあらすじをネタバレ!

炭治郎、禰󠄀豆子、玄弥、甘露寺は総攻撃によって、再び半天狗の本体を追い詰めることに成功。しかし半天狗の逃げ足が速くなかなか追いつくことができません。善逸の言葉を思い出し、呼吸を足に集中させ半天狗に追いつく炭治郎。鋼鐵塚が磨いた刀を受け取り、首を切ることに成功します。

しかしまたもや本体を分身の中に隠し、逃げ続ける半天狗。やっとの思いで、半天狗にとどめを刺す炭治郎。死闘をくり広げた結果、時は夜明けを向かえ日の光にさらされた禰󠄀豆子は窮地に立たされることに。

鬼である禰󠄀豆子が日に焼かれてしまったと、絶望を感じる炭治郎の前に禰󠄀豆子が現れます。目や牙は鬼の姿のままだけれど、久しぶりに言葉を発し人間に一歩近づいたようでした。

禰󠄀豆子が日の光を克服した事実に鬼舞辻󠄀無惨(きぶつじむざん)も気づき、人間と鬼の戦いは最終局面へと向かっていくことになります。

 

著者
吾峠 呼世晴
出版日
2019-04-04

 

刀鍛冶の里編には魅力的なキャラがたくさん登場!ここからは、特に抑えておきたいキャラを紹介していきます。

【刀鍛冶の里編に登場する柱1】恋柱・甘露寺蜜璃(かんろじみつり)

刀鍛冶の里編では、鬼殺隊の中心人物となる柱が二人登場します。一人目は恋柱である甘露寺蜜璃。

 

 

桃色と緑色の髪に愛らしい風貌、ダイナマイトバディと言っても過言ではないスタイルの持ち主。人懐っこくて明るく優しい性格で、人々の心に明かりを灯すような存在の柱です。

恋柱である甘露寺は、とても惚れっぽく作中何度もときめいている姿を魅せてくれます。

彼女の特筆ポイントは個性的な日輪刀。里長が打った甘露寺の日輪刀は、らせん状の形状をしており鞭のように自由に伸縮します。常人よりも8倍の密度を誇る筋肉は莫大な威力の攻撃を生み出し、持ち前の脚力で素早く華麗に技をくり広げていきます。

刀鍛冶の里編では窮地に陥っていた炭治郎や里の人々を、その華麗な剣技で救い出していきます。

 

【刀鍛冶の里編に登場する柱2】霞柱・時透無一郎(ときとうむいちろう)

刀鍛冶の里編に登場する二人目の柱は、霞柱・時透無一郎。時透は最年少の柱です。

縁壱零式の鍵を渡すように小鉄に迫った際、炭治郎と偶然出会う時透。刀鍛冶の里編での初登場時は霞のように心がなく、無気力で冷徹さを感じさせます。人や物に関心を持たず、ただひたすら修練を積み強くなることを追い求める姿が印象的。

その心無い言動は、しばしば炭治郎や小鉄をイラだたせます。しかし里で炭治郎や小鉄と触れ合っていくうちに、失っていた記憶を取り戻した時透は本来の心優しい性格へと戻っていきます。

十歳で両親を、十一歳で双子の兄を亡くし、天涯孤独の身に。

ゆらりと動き霞のように相手を煙に巻きながら、回転系の剣技をくり広げ敵を追い詰めていく戦い方をする柱です。

 

【刀鍛冶の里編・注目キャラ1】炭治郎と同期の鬼殺隊・不死川玄弥(しなずがわ げんや)

刀鍛冶の里編では善逸や伊之助は登場しませんが、鬼殺隊に同期入隊した不死川玄弥が登場します。

登場当初から言動が荒っぽく、他人と馴れ合わず一匹狼的なところがある玄弥。風柱の不死川実弥(しなずがわさねみ)は実兄。短気で自分勝手なところもありますが、兄に認められるため少しでも早く柱になるために努力をかかさない努力家です。

玄弥は鬼殺隊のなかでも稀有な存在で、日輪刀以外に銃も用いて戦うスタイルを貫いています。身体能力が低く呼吸を使うことはできませんが、鬼を喰うことで一時的に鬼の体質になれる特異な体質の持ち主。鬼殺隊唯一の逸材です。強い鬼を喰えば喰っただけ、再生力も筋力も上がります。

炭治郎と一緒に戦いを経験していく上で少しずつ柔和になっていき、新たな一面を魅せてくれるキャラです。

 

【刀鍛冶の里編・注目キャラ2】鬼殺隊の刀鍛冶・鋼鐵塚蛍(はがねづか ほたる)

これまでも度々登場しては怒り荒れ狂って場を乱していくという、鮮烈なインパクトをもたらすキャラ・鋼鐵塚蛍。

鋼鐵塚は、炭治郎の担当刀鍛冶です。かんしゃくを起こしやすい難しい性格で、担当を外されることもしばしば。刀鍛冶の里編では、いきなり筋骨隆々になって登場します。ひょっとこの面を被り素顔を隠して生きる里の人々の中で、唯一素顔が明かされる存在でもあります。

言葉足らずのため、意志の疎通をうまく図れないところがある鋼鐵塚。わき腹をくすぐられると、しばしグッタリしておとなしくなります。

刀に対する情熱は、里の民のなかでもトップレベル。ひたむきに刀を磨ぎ続ける姿に、思わず惹きつけられてしまう人も少なくないでしょう。むちゃくちゃな性格で、場を乱しまくる。彼のそんな姿は辛く激しい闘いの合間に、コミカルさをもたらしてくれます。

 

【刀鍛冶の里編・注目キャラ3】からくり技師の子孫・小鉄(こてつ)

刀鍛冶の里編から初登場するキャラの中で、特に注目したいキャラがからくり技師の子孫・小鉄です。

縁壱零式を作成したからくり技師の子孫である小鉄は、縁壱零式の管理を担当しています。時透との縁壱零式に関する押し問答を通して、炭治郎と出会います。

時透の非情な言動に本気でムカついてしまい、炭治郎の修行へ全面的な協力を決意。父を亡くしてから鳴りを潜めていましたが、元来毒舌家で時透に対する怒りから毒舌家が再び目を覚まします。

優れた分析力の持ち主ですが、剣術の教え手としてはズブの素人。命の限界を把握していないため、訓練の仕方がとにかくエグイ。絶水・絶食・絶眠を炭治郎に強要し、三途の川を渡らせかけてしまいます。

そんな一面もありますが、炭治郎と時透の新たな一面を開花させる重要な役どころのキャラです。

 

【刀鍛冶の里編に登場する上弦の鬼1】上弦の肆・半天狗(じょうげんのし・はんてんぐ)

次々と姿を現しはじめる上弦の鬼たち。刀鍛冶の里編では、上弦の鬼が二体登場します。

まずは上弦の肆・半天狗。額に大きなコブがあり、着物を着た老人のような姿をしています。斬られるごとに分裂していき、空喜・積怒・哀絶・可楽といった四体の鬼になって炭治郎たちを追い詰めます。

分裂した鬼は合体することも可能で、合体した際は憎珀天になりさらに強さが増します。本体には怯えの文字が舌に刻まれていて、ほかにも恨みの文字を持つ分身が登場。どこまでも卑怯な性格の鬼で、本体の怯えを巧みに隠しながら相手を翻弄していきます。

人間だった頃の記憶も作中で描かれますが、人間の頃から自分本位の性格だったようで自分は悪くないと思っている部分は元来からの性分のようです。

 

【刀鍛冶の里編に登場する上弦の鬼2】上弦の伍・玉壺(じょうげんのご・ぎょっこ)

刀鍛冶の里編で登場する、もう一体の上弦の鬼は上弦の伍・玉壺。

口の形をした目をしており、体にムカデの足みたいな無数の手が生えているグロテスクな見た目の鬼です。壺から姿を現したり隠したりし、時には殺めた人々を壺から出すことも。

血気術で魚のような鬼を生み出し、針や水を使った攻撃をしかけてきます。芸術家きどりの一面があり自身が殺めた人々を作品と称しておぞましく変形させるなど、常軌を逸した残虐性の高い鬼です。

プライドが高く自身に目もくれず、一心不乱に刀を磨ぎ続ける鋼鐵塚に一種の執着心を見せます。死に際に人間だった頃の記憶が描かれる鬼が多数いる中、本編のなかで人間時代の過去が描かれなかった珍しいキャラです。

 

漫画『鬼滅の刃』刀鍛冶の里編の見どころを4つ考察!

柱や上弦の鬼が続々と登場し、新たなストーリー展開を向かえはじめた漫画『鬼滅の刃』刀鍛冶の里編。ここでは見どころが多数ある中、特に抑えておきたい見どころをポイントを踏まえて考察していきたいと思います。

 

 

見どころ1.新しい日輪刀

刀鍛冶の里が舞台ということもあり、日輪刀が多数登場します。特に鋼鐵塚が必死に磨ぎ続けた日輪刀と、鉄穴森が時透のために鍛え上げた日輪刀が以前の刀とどのくらい違うのかは見逃せないポイントのひとつです。

見どころ2.鋼鐵塚の素顔

これまで荒れ狂う姿ばかりだった鋼鐵塚の素顔が、刀鍛冶の里編で明らかに。ひょっとこのお面の下に隠された素顔はもちろん、刀に対する熱い思いや里の人々にどう思われているかなど内面的な部分も明らかになります。

見どころ3.時透と玄弥の過去

今まで他人とあまり馴れ合わず、反発的な態度を取ることが多かった時透と玄弥の過去が明らかになります。現在の人格はどうやって作り上げられたのか。これまで抱いていた疑問を解決する糸口が、刀鍛冶の里編にあります。

見どころ4.禰󠄀豆子の進化

刀鍛冶の里編最大の見所は、禰󠄀豆子の進化です。禰󠄀豆子が太陽の光を克服する姿は、炭治郎が禰󠄀豆子を人間へ戻すために戦い続けてきた思いが報われる第一歩といえるのではないでしょうか。

 

まとめ

鬼舞辻󠄀無惨との最終決戦へ繋がる大切な局面となる、漫画『鬼滅の刃』刀鍛冶の里編。続々と浮かびあがる新事実や隠れていた伏線が一本につながりはじめ、心を揺さぶるエピソードが多く登場します。新シリーズのアニメがスタートする前に、原作を読み物語の世界観をさらに深めてみてはいかがでしょう。

  • twitter
  • facebook
  • line
  • hatena
もっと見る もっと見る