『呪術廻戦』伏黒の「十種影法術」の模様から、隠された力を考察!宿儺の狙いは……!

更新:2021.12.8

「十種影法術」には、あと2つの力が秘められている!? 第117話で明らかになった「布留部由良由良」の正体なのですが、それと同時に、実は「十種影法術」の全貌も明らかになりつつあります。 ということで今回の記事では、歴史上の宝具「十種神宝」と照らし合わせながら、残りの式神や宿儺の真の目的について考察していこうと思います!

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伏黒が操る「十種影法術」は、「十種神宝」がモチーフ!?

はいどーも、『呪術廻戦』考察YouTuberのポチです。

本日は、歴史上の宝具「十種神宝」と照らし合わせながら、未登場の式神宿儺の真の目的について考察していきますが、僕はかつて「十種影法術」の正体宿儺の目的について考察をしています。

『呪術廻戦』両面宿儺が伏黒に拘る理由は「布瑠部由良由良」にあり!?理由と秘密を考察!

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宿儺が伏黒に拘り続ける真の理由が判明したかもしれません……! この記事では、少年院での戦いから伏黒に興味を示し続けている宿儺の狙いを徹底考察! 伏黒が放った「布瑠部由良由良(ふるべゆらゆら)」という言葉を考察していたところ、「十種神宝(とくさのかんだから)」という神器の存在が導かれました。 さらに、その中の一つである「死返玉(まかるかえしのたま)」にはとんでもない能力が秘められており、そこに宿儺の真の目的が隠されていそうです……!

今回は、117話(14巻)で明らかになった「布留部」の正体を元に、以前の考察を修正・アップグレードしていく形の記事です!
 

まず「十種影法術」の基本情報について解説します。

「十種影法術」は、日本の歴史に登場する「十種神宝」という特殊な能力を有した10種類の宝具をモチーフにしていると言われている式神術です。

さらに賀茂憲利のセリフから、影を媒介にした「10種」の式神術だということが判明しています。

その名の通り、扱える式神は10種類いるはずなのですが、現時点で本編で登場しているのは

  • 玉犬(黒)
  • 玉犬(白)
  • 蝦蟇
  • 大蛇
  • 脱兎
  • 万象
  • 摩虎羅(布留部の呪文から登場)

の7種類となっております。

ちなみに、「十種神宝」は

  • 嬴都鏡(おきつかがみ)
  • 辺都鏡(へつかがみ) 
  • 八握の剣(やつかのつるぎ)
  • 生玉(いくたま)
  • 死返玉(まかるかへしのたま)
  • 足玉(たるたま)
  • 道返玉(みちかへしのたま)
  • 蛇比礼(へびのひれ)
  • 蜂比礼(はちのひれ)
  • 品物比礼(くさぐさのもののひれ)

の10種類です。

しかし、僕は以前の記事では、玉犬から万象までは、特に十種神宝との能力とは関係がないと考察しました。

さらに「布留部〜」の呪文は「十種神宝」を扱うときに唱えるとされているという歴史から、「十種影法術」における10種類の式神というのは「玉犬」から「万象」まであるとも考えました。

つまり「布留部〜」の呪文から召喚される何かは、その「十種影法術」の式神とは別の括りで、その括りのこそが「十種神宝」の能力を有しているのだと考察をしました。

しかし、第117話で「布留部〜」の呪文から「摩虎羅」が出てきたところで、ある点から「布留部〜」の呪文から登場する式神も「玉犬」達と同じように、「十種影法術」における10種類の式神である可能性が高くなってきました。

そのある点というのが、「模様」です。

「十種神宝」と「十種影法術」に共通する「模様」とは?

実は「十種神宝」にはそれぞれに特徴的な模様があり、「十種影法術」の式神にもそれぞれに似たような模様がついているのですが、

「布留部〜」の呪文から召喚された「摩虎羅」にも、なんとその模様があったんですね。

  • 玉犬(黒)(模様:足玉)
  • 玉犬(白)(模様:道返玉)
  • 蝦蟇(模様:嬴都鏡)
  • 大蛇(模様:生玉)
  • 鵺(模様:品物比礼)
  • 脱兎(模様:蜂比礼)
  • 万象(模様:辺都鏡)
  • 摩虎羅(模様:八握の剣)

 

この「模様」からあらためて、「十種影法術」について考察を深めてみました。

結論として、僕の考察では、

  • 十種影法術は、摩虎羅を含めて10種類だということ
  • 残りの未登場の式神は、「十種神宝」のうち、未だ模様が登場していない「死返玉」「蛇比礼」がモチーフとされる2種類となるのではないか

 

と考えています。

「布留部由良由良」の呪文は、調伏の際に必須!?

しかし、ここで問題が出てきます。

それが、「布留部〜」の呪文はなぜ摩虎羅には必要で、他の式神には必要がなかったのか、ということです。

「摩虎羅」と「玉犬」たちを同じ括りにするのであれば、「布留部〜」の呪文を「摩虎羅」の時にだけ唱えるのは違和感がありますよね。

なので僕は、「布留部〜」の呪文は調伏開始を意味する呪文なのではないかと考えています。

調伏というのは式神を手懐ける儀式のことで、「摩虎羅」以外の登場している式神達はすでに調伏されています。

なので、調伏していない「摩虎羅」の時だけは「布留部〜」の呪文を唱える必要があるのではないでしょうか。

そして、その理論が正しいのであれば、残りの「死返玉」と「蛇比礼」を召喚する際にも「布留部〜」を唱えるのではないでしょうか。

宿儺は「十種影法術」の「死返玉」を狙っている!?

そして、『呪術廻戦』最大の謎として、宿儺が伏黒に固執する理由というのがありますよね。

僕は、その謎について以前の記事では、「十種神宝」の「死返玉」をモチーフとした式神を伏黒が使役する可能性があるからなのではないかと考えていました。

なぜかというと、「死返玉」というのは、その名の通り死者を蘇らせる力があるとされており、宿儺本体の復活、もしくは誰か大切な人物の復活を狙っていてもおかしくはないですよね。

もし、この考察が当たっているとすれば、おそらく今後、「死返玉」をモチーフにした式神も登場するはずです。

その時に再び布留部の呪文を唱えていれば、かなり信憑性を帯びてきますよね。

本編でも、「摩虎羅」はまだ誰も調伏したことがないと言われているのですが、逆に言えば「摩虎羅」以外の、「死返玉」モチーフの式神はかつて誰かが調伏しており、だからこそ宿儺がすでにその存在を知っている、という可能性もあります。

そういった言葉のあやも読み解きながら、考察をもっと深めていきたいと思っています!

まだまだ謎の多い「十種影法術」の全貌ですが、この考察が当たっていれば、残りの式神は2種類ということになります。

一体どんな見た目なのか、果たして伏黒は無事に調伏できるのかなど、気になるところが満載ですね!

『呪術廻戦』の他の考察も見てみたい方は、YouTubeチャンネル「ポチ【呪術廻戦考察】」でもご覧になれます!

今回の考察で、より『呪術廻戦』の奥深い世界の魅力が伝われば幸いです!

YouTubeチャンネル「ポチ【呪術廻戦考察】」では、『呪術廻戦』にまつわる様々な考察動画をアップしていますので、もっと色んな考察を見てみたいという方はぜひYouTubeチャンネルもチェックしてみてください!

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