「ブッ飛んでる聖徳太子」の半生
聖徳太子は絶世の美少年。さらに母親との確執のために女性を愛せない同性愛者。きわめつけは、実は聖徳太子は超能力者だった!? そんな「ブッ飛んでる聖徳太子」の半生が描かれたお話です。
これだけ読むと無茶苦茶な作品だ!という印象を受ける方もいるかもしれません。
でも大丈夫。読んでいくうちに作者の独特の世界観に引きずりこまれ、あっという間に色々なことは一切気にならなくなります。
とにかく、すさまじい作品です。
刺激が欲しい方は是非。
そして読み終えた時、なんとも言えない感動があなたをきっと襲うはず。
大好きな大好きな作品です。
人魚と人間との許されざる「禁断の恋」
月から「卵」を産むために地球へ降り立った人魚"ジミー"と、スランプ中のダンサー"アート"。人魚と人間との許されざる「禁断の恋」をきっかけに、世界がとんでもないことになっていくお話です。
絵も世界観も大変麗しくて読んでいるとウットリしてしまいますが、ストーリーは意外にヘビー!
サスペンス要素が強いので、普段、女性向けのマンガを読まない方もきっと楽しんで読めるんじゃないかと思います。
人魚姫のお話でしょ?と甘く見ていると、良い意味で痛い目にあいます。
「マンガって奥が深い!」と教えてくれた作品
腰から下が繋がって産まれてしまった、いわゆる「シャム双生児」の少女たちのお話です。
題材が深刻なので「ブッ飛んでる」なんて軽々しく言うのは間違っているのですか、初めて読んだ中学生の時、「とんでもないマンガだ」と素直に思ったのを今でもよく覚えています。
そして、それと同時に「マンガっていうのは恋やら冒険やらキラキラしたものばかりじゃないんだ。マンガって奥が深いんだ!」とわたしに教えてくれた作品です。
読み終えた時、分かるはずもない主人公の気持ちが何だか分かってしまった気になって、とてもとても切なくなります。