『先生!』は全20巻。本作では、女嫌いに見えるクールな先生とまっすぐな高校生の、ちょっとしたトラブルから始まるラブストーリーが描かれます。
- 著者
- 河原 和音
- 出版日
人生で恋をしたことがない主人公島田響は、彼女の先生の立場にいる伊藤貢作に恋をします。やがて自分の思いを、貢作に告げる響。貢作は一生懸命な彼女の姿に突き動かされ、遂には付き合い始めることになって……。
響の純粋で芯の強い気持ちが貢作に伝わる場面はもちろんのこと、友人関係や迫りくる受験など共感ポイントは盛りだくさんです。恋のライバルが現れたり、大喧嘩して傷ついたり……彼らの日常を見守っていく中で、教師と生徒の禁断の恋愛を応援したくなるかもしれません。響が高校を卒業する最終回まで、目が離せません。
主人公長嶋晴菜は、ソフトテニス部一筋の中学生活を送りました。彼女は高校では恋をしたい!という思いから、「高校デビュー」をはたしたのでした。
恋愛のため、ナンパを待ってみたり、雑誌で男ウケ研究をしたりするものの、なかなかうまくいかない晴菜。そんな彼女は、同じ高校に通う小宮山ヨウと出会い、「モテコーチ」をお願いします。しかしヨウは、「女はすぐ好きだとか嫌いだとか言って勝手に暗くなる」と晴菜の依頼を拒否。それでも最終的には、部活に励んでいた中学時代の晴菜の姿をビデオで見て、コーチを引き受けます。「絶対に俺の事は好きになるなよ!」という約束のもとでしたが……。
- 著者
- 河原 和音
- 出版日
- 2004-03-25
絶望的かと思えた晴菜でしたが、持ち前の努力家気質でどんどん成長していきます。好きになったら猪突猛進、なにも見えなくなる姿がとてもかわいらしく思えることでしょう。
一方のヨウは、一見冷たそうではありますが、実際には周囲をよく見ているような人物。彼の言葉は、相手を傷つけないための思いやりだったのだと気づいたときには、あなたは彼の虜になっていることでしょう。
まっすぐに努力する晴菜と、相手のために頑張るヨウ。全力な彼らを応援したくなるはずです。
部活に熱い高校生達を見守る作品です。初心者ながら吹奏楽を頑張る主人公小野つばさと、野球に一生懸命な男の子山田大介。それぞれが追いかける夢、その中で繰り広げられる恋愛が描かれます。
- 著者
- 河原 和音
- 出版日
- 2008-12-25
吹奏楽部の名門学校白翔に合格したつばさは、入部見学に行き、圧倒されます。しかし日々野球に励む大介の姿を見て、彼女は諦めないと決意するのでした。
「おれは小野はやれるって信じてる」
この言葉がつばさの支えとなります。初心者で出遅れていると言う仲間や先輩、先生たちがいる中で、一生懸命に頑張るつばさ。高校生だからできること、仲間とともに目標へ走っていくかっこよさ……誰が見ても心に深く響くこと間違いなしの作品です。
『青空エール』については<漫画『青空エール』3つの見所を解説!あらすじ、最終回、その後もネタバレ>で紹介しています。気になる方はぜひご覧ください。
本作では、剛田猛男というまったく高校生に見えない男と凛子ちゃんとのラブコメディが描かれます。
剛田は、初めは怖がられることが多い高校生。優しさと、その力強さから男性たちからは好かれていました。剛田猛男が好きになる女の子は、みんなイケメン砂川を好きになってしまうのでした。ある日剛田は、電車内で痴漢にあい、困っていた凛子を助けます。そして彼は彼女に一目ぼれ。凛子もまた、イケメン砂川を好きになってしまうのでしょうか……。
- 著者
- アルコ
- 出版日
- 2012-03-23
本作の面白いポイントは、勇ましい剛田とイケメン砂川という正反対な二人の仲が良いところでしょう。あまり笑わずクールと思われている砂川も、剛田といるときは、思わず笑顔になってしまいます。
また、主人公のひたむきな姿にも感動すること間違いなしです。たとえば、凛子が砂川に惚れていると思い込んだ剛田が、凛子を好きであはずなのに、砂川と凛子の関係は応援したり、凛子を街中で命がけで守ったり……。見た目が冴えなくても、一途に恋をし、大好きな相手を守るために奔走する主人公が輝く作品です。
『俺物語!!』については<漫画『俺物語!!』の魅力を全13巻ネタバレ紹介!>の記事で紹介しています。気になる方はぜひご覧ください。
小さいころに見た、カウントダウンでイルミネーションを眺めるカップル。それに憧れを持ち続けていた主人公小桜ののかは、高校生になれば、自然と彼氏ができると思っていました。しかし彼氏がなかななかできない、ののか。そんな中、合コンに参加することを決意します。どうしても年末までに彼氏がほしい彼女は、合コンで出会った桐山直也から「一生彼氏ができなさそう」と言われてしまい……。
- 著者
- 河原 和音
- 出版日
- 2016-05-25
衝撃的な言葉を吐いた桐山。そんな彼は、作中で萌え要素満点の言動を数々残します。なにを考えているかわからないけれど、きっとののかのことが……ということが伝わる場面にはドキドキしてしまうことでしょう。