目指せシンプルライフ!持たない暮らしの実践本5選!

更新:2021.12.15

部屋中がモノで溢れているけれど、ミニマリストに憧れている方や、シンプルに暮らしたい方のために、今回は5冊の本をご紹介します。シンプルライフという持たない暮らしから見えてくる幸福感や価値観を探っていきましょう

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家族4人でもミニマリストになる方法

やまさんこと「やまぐちせいこ」は、大人気ブログ「少ない物ですっきり暮らす」のブロガーです。『少ない物ですっきり暮らす』は、このブログを元に、大きく加筆したシンプルライフ実践本として、ミニマリストの方に大きな支持を得ています。

著者
やまぐち せいこ
出版日
2016-01-27


PART1「『ミニマリスト』とモノが少ないメリット」から始まり、Part6の家族で少ないもので暮らすまで、ミニマリスト生活の実践的方法が書かれています。例えば、PART5「少ない服の着回し、1コーデ制服化」はそれにあたるでしょう。衣類を極端に減らすと、服のコーディネートもパターン化されてきます。ある服をとトップスとボトムスを固定して組み合わせ、まるで制服のようにコーデすることで、少ない服で暮らしていけることがわかります。

また、ミニマリスト本の多くは独身の方や若い方向けのものが多いですが、本書はご家庭を持つ方向けにとって参考になる点が多いことでしょう。子どものベッドやお部屋のなどを公開されており、子どもを持つ方でも真似できそうな部分を見つけられるはずです。

家族はいるけれどミニマリストになりたい!という方に特におすすめしたい1冊です。

おしゃれに、ミニマリズム!

『トランクひとつのモノで暮らす』は著者が昔、トランクひとつで生活できたらどんなにいいだろうと夢見ていたことから始まります。厳選された良いものや、自分に似合うものだけを持つことで、自分の美しさを引き立てる試みをされています。

著者
エリサ
出版日
2016-02-26


美容やファッションに敏感になると、どうしても服や化粧品を沢山買ってしまいがち。しかし自分に合うものだけを見極めて選ぶことで、本当に美しくなれるのです。

服は18着あり、ミニマリスト本では、割とモノを持っている方だと思いますので、シンプルライフを目指す初心者の方にはぴったりな1冊です。さらに本作では、写真でファッションコーディネートも紹介されていますので、コーディネートの参考にもなるでしょう。少ない衣服でもおしゃれに生活したい!自分に似合うファッションをしながら、シンプルライフを決行したい!という女性には特におすすめです。

見ているだけで楽しい、300点以上の写真!

『みんなの持たない暮らし日記』は、ミニマリストとして生きるブロガーの方やインスタグラマーの方、24人の生活を追った写真日記です。子どものいる方から、ペットのいる方まで、生活環境もバラバラです。それでも、皆さん独自のシンプルライフを送っておられます。

著者
出版日
2016-04-20


総ページが152ページなのに対し、写真の量はなんと300点を超え。ほとんどが写真で埋め尽くされています。暇なときにめくっているだけでも、見ていて楽しい写真集になるでしょう。たとえば家具などを北欧テイストでまとめた部屋などが掲載されていますので、インテリアが好きな方にもぴったりです。

また実際にシンプルライフを送る方の生活がありありと見て取れるので、「よし、自分も今から片付けよう!」という気にさせてくれるでしょう。このような点から、他人の綺麗な部屋を見ると、俄然やる気が出てくるという方には特におすすめです。

極端にモノが少なすぎるミニマリストを目指すというよりは、自分の好きな趣味やモノにかける時間やお金を失くしたくないという方は、ぜひお手に取ってみてください。

発想の転換?家をミニマルに

『3人子持ち 働く母の モノを減らして 家事や家計をラクにする方法』では、子育てをしつつ、建築業で働く著者のミニマルな生活が書かれています。ミニマリストやシンプルライフを目指す方のほとんどは、持っているものを捨てることから始まると思いますが、本作の著者である尾崎友吏子は、なんと住居そのものをミニマルにしてしまったのです。

著者
尾崎 友吏子
出版日
2016-04-14


たしかに広い家に住んでいると、それだけで月々の家賃や住宅ローンがかさばります。特に必要がない部屋があるだけでも、そこには維持費がかかっているのです。それなら生活空間を小さくしてしまおうという発想は、彼女が建築業に携わっている人間だからこそ生まれた発想ではないでしょうか。

シンプルにミニマルに暮らすこと自体がゴールではなく、なにかの目標のために、シンプルライフを目指す方に特におすすめです。ミニマルに生きれば、余計なものを持ったりせずに、節約にもつながります。決して吝嗇(りんしょく)にならず、身の丈にあったものだけを持ち、シンプルに生きる。そんな生活に憧れている方に読んでもらいたいと1冊です。

自分らしく生きる方法

心の中で「もっと充実した人生にしなければ」「時間を無駄にしている気がする」と悩んだことはありますか? 『やめてみた。 本当に必要なものが見えてくる暮らし方・考え方』の著者わたなべぽんも、そのような方でした。

著者
わたなべ ぽん
出版日
2016-07-27



どうしたら休日を充実させ、上質なものにできるのだろうかと考え、美術館や映画館に行くなど、スケジュールをぎっちり詰め込んでいた著者。しかしその2か月後、とても疲れてしまっている自分を見つけます。著者は、特に興味もないことに頑張って勢力を注ぐことは、「充実して見える人の真似」をしているだけに過ぎないということに気付かされたのです。自分らしく、ゆっくりと散歩に行ったりする時間の方が大切だと気づいた後は、そういった「〜しなくちゃ」という考え方をやめていきました。このように自らの行動を振り返り、義務感になっていたことをやめていくことが、自分らしい生活につながっていきました。

シンプルライフを送りたい方の中で、物質面のことよりも、メンタル面に重きを置きたい方や、他人と自分を比べることでもやもやしてしまう方にぜひ読んでもらいたいと思います。

いかがでしたか。シンプルライフ欲を刺激してくれるような本を5冊、ご紹介しました。写真が多い本などは、見ているだけでも楽しい気分になれますよ。自分が実行したい部分をかいつまんで読んでみるのも良いかもしれません。

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