トニー滝谷
孤独を孤独とも思わない男、トニー滝谷が、一人の女性と出会うことで初めて孤独を感じる話です。トニー滝谷が愛する女性は、お金がある分だけ洋服を買い続けてしまう女性です。浪費癖のある女性という訳ではなく、素晴らしい洋服を見ると、買わざるを得なくなってしまう性分をもった女性です。その性分のせいで、物語は悲しい結末を迎えます。
わたしも洋服を買うのが好きで好きでたまらないので、悲しい結末を迎えないよう気を引き締めて生きていこうと思います。たはは。
バナナフィッシュ
ひょんなことからマンハッタンのギャングの抗争に巻き込まれてしまう日本人の少年が主人公の話です。ギャングに対抗するグループを率いる天才少年「アッシュ」と知り合い、2人の間に友情が生まれ、お互いなくてはならない存在にまでなった時、物語は唐突に終わります。最初、その唐突なラストシーンを見た時、あまりのことに、「あっ!」と叫んでしまったのを今でも覚えています。
冒頭で、過剰にドラマチックなものは好きじゃないと言いましたが、わたしの「理想的な」ドラマチックさが、このマンガのラストにはあります。素直に「泣ける」マンガだと思います。思い出しただけで、泣けてきます。
めぞん一刻
アパート「めぞん一刻」の住人たちが繰り広げるハチャメチャな日常を描いたコメディです。主人公の男子大学生はダメ大学生の見本で、男女問わず、だらだらした青春時代を少しでも過ごした人は、一人残らず主人公に共感してしまうんじゃないでしょうか。
主人公の、たまに他の女の子によそ見しながらも、アパートの管理人さんを慕い続ける姿がとっても意地らしくて泣けます。このマンガの、素晴らしく平凡でありふれたハッピーエンドが好きです。幸せなのに涙が出ちゃう、っていうのはこういうことかな、と思うんです。