子供から大人まで楽しめる「ようこそ！きらめきラボへ」

戸田書店藤枝東店さんでは、毎年、児童書担当である柳澤さんが手がけている絵本フェアを開催しています。

今年の「ようこそ！きらめきラボへ」はその名の通り研究室（ラボ）がテーマとなっており、「こんな研究してみたい！」と思えるような絵本や児童書が紹介されています。

一つのコーナーを研究室（ラボ）と見立てて、ラボと関連する絵本や児童書が並んでいるフェアです。

例えば「いじんラボ」ではアインシュタインや野口英雄、スティーブジョブズに関わる絵本や児童書が並び、「けんこうやさいラボ」ではやさいを題材とした物語などが紹介されています。

研究室（ラボ）は科学や歴史といった定番だけでなく、笑いや魔法、赤ちゃんのラボなど、全部で22の研究室があり、およそ400冊ほどの絵本と児童書が集まっています。

これだけたくさんの絵本や児童書が並んでいるフェアは珍しいですね！きっと今まで出会ったことのない本と出会うことができますよ！

「やりたいこと」を見つけるきっかけになるかも！？

戸田書店藤枝東店さんの絵本フェアはスタートしてから10数年以上続いている人気のフェアですが、初めは年齢別や出版社さんからのおすすめの本を紹介するフェアだったそうです。

何度かフェアをやっていく内に、児童書担当の柳澤さんの「もっと違う角度から既刊の絵本にもスポットライトをあててみたい」という思いが強くなり、色々なテーマのフェアを実施するようになったそうです。

今回の「ようこそ！きらめきラボへ」は「将来の夢」や「自分は何が好きで何をやりたいのだろうと」といったことに悩んでいる子達に向けて、夢への１歩のきっかけになるような絵本を紹介しています。

普段はお店に置いていない本や「こんな表紙だったんだ！」という本も主役になっているので、自分の好きなことに出会うきっかけがつくれるはずです。

また、写真のように本棚の配置やかざりによってテーマパークのような楽しさが感じられるのも魅力となっています。左の段ボール制の飛行機はモノづくりが得意なスタッフさんが作成した力作です。コーナーの中でもインパクト抜群ですね！

「ようこそ！きらめきラボへ」は2023年6月20日頃まで実施されています。

戸田書店藤枝東店さんには様々な年代のお客さんが訪れる

戸田書店藤枝東店さんは藤枝市街地から車で約10分の場所に位置する、地域密着型の郊外書店さんです。

平日は近隣から年配のお客さんが多く来店し、週末には家族連れや若い方々が多くなるそうでうす。

さらに藤枝北高や藤枝東高などの高校も近くにあるので、高校生の方も多く利用するなど、本当に様々な層のお客さんが集まる書店さんとなっています。

そのため、一般文芸書から児童書、学習参考書、人文書、ビジネス書、PC・理工書、看護書、実用書、コミックなど、地域密着型書店として、お客様のニーズに合った品揃えを心掛けているそうです。

特に児童書コーナーは担当おすすめの本、地元絵本作家コーナー、シーズンごとに趣向を凝らしたフェアなどは、とても魅力的なコーナーとなっています。

戸田書店藤枝東店さんの情報はTwitterから確認いただけます。

児童書担当の柳澤さんからメッセージ

大好きなことは、大人も子供も夢中になれるものです。

先の偉人達は、きっと他人から見たら「無駄な事、変な事」と思われていたかもしれない研究でも、大好きな事で夢中になってわくわくしながら研究し、未来の私たちに便利で夢のある生活を残してくれたのだと思います。

大好きが見つからない子、もっと大好きを増やしたい子はもちろん、大人の方も遅くはないと思います。

当店のきらめきラボの研究室を訪問していただき、キラキラの絵本たちに触れてもらう事で、きっとたくさんの大好きを見つけてもらえるはずです。

だれかの大好きが、だれかの大好きに繋がって笑顔が広がる、そんな世界を一緒に広げてみませんか？

ご来店お待ちしています。

ここからは戸田書店藤枝東店の柳澤さんがおすすめした本を紹介します。

おすすめ本①『とこちゃんはどこ』

とこちゃんはどこ

2008/04

 松岡 享子/加古 里子

福音館書店

男の子のとこちゃんは市場でお母さんが話し込んでいる内に、とことこ駆け出してとこかへいってしまいます。

動物園やお祭り、浜辺などいろんなところに紛れているとこちゃんを見つけましょう！絵探し絵本の元祖のような一冊です。

おすすめ本②『どれがいちばんすき？』

どれがいちばんすき？

2017/03/29

 ジェイムズ・スティーブンソン/ 作　千葉 茂樹/編訳

岩波書店

ユーモアのある文章と独特な世界感のイラストの両方を楽しむ詩集絵本です。

ちょっとした日常を切り取った、クスっと笑える本となっています。

おすすめ本③『どうなっているの？だんめん図鑑』

どうなっているの？だんめん図鑑

2016/07/13

断面マン/制作・監修

小学館

野球のボールから、カメラ、歯ブラシまで、普段使っている「モノ」の断面図が紹介されている写真絵本です。

身の回りの「モノ」の興味や探求心を持つことができる一冊となっています。

おすすめ本④『あなたのすてきなところはね』

あなたのすてきなところはね

2021/03/18

玉置 永吉/作 えがしら みちこ/絵

 KADOKAWA

「あなたのすてきなところはね……。」と、小さな子のすてきなところを数えあげながら、成長の様子を描いている絵本です。

お子さんへ普段言えないとっておきな気持ちを伝えることができます。

おすすめ本⑤『じゃない！』

じゃない！

2019/08/08

チョー ヒカル/作

フレーベル館

きゅうりの絵が描いてあると思ったら、中身はバナナ！まるで本物のような絵の中に、よく見ると全く違く食べ物が隠れています。

不思議な世界感に子供から大人まではハマること間違いなし！

取材にご協力いただいた戸田書店藤枝東店の児童書担当、柳澤さん、ありがとうございました！

ホンシェルジュでは、フェアを紹介させていただける全国の書店様を募集しております。ご興味をお持ちいただけた書店様は、問い合わせからぜひご相談ください。

次回もお楽しみに！

特集

本屋を訪れる楽しみの1つが、その本屋さんオリジナルのフェア。ホンシェルジュでは「書店オリジナルのフェア」を「ブックリウム（本で満たされた空間）」と命名し、取材を通してその魅力をお伝えしていきます。