「書店オリジナルのフェア」の取材を通してお伝えしている本屋遊泳。今回は未来屋書店四條畷店 の「 学生のつくった長谷川義史さんの絵本POP展について紹介します。 POP展について店長の川口さんにお話しを伺いました!
未来屋書店四條畷店では、地元の大学とコラボした『学生のつくった長谷川義史さんの絵本POP展』を開催中です。
この展示会には、絵本作家「長谷川義史さん」の約60点の作品に、四條畷学園短期大学の保育学科の学生さんが制作した紹介POPが添えられております。
未来屋書店四條畷店と四條畷学園短期大学はこれまでに様々な取り組みを行っており、その一環として同校の客員教授である長谷川義史さんの絵本POPを保育学科の学生さんが授業で制作し店内で展示をするコラボ授業を行いました。
そのコラボ授業で学生たちが作成したPOPを、多くの人に見てもらえるように、未来屋書店四條畷店で今回の展示会を実施しました。
また、未来屋書店四條畷店では、四條畷学園短期大学保育学科との取り組みを通じて、学生さんの『学び』の機会や、来店するお客さんにとって新しい出会いをつくるために、学生たちが子供たちに向けて絵本を読む「おはなし会」なども企画しました。
さらに、長谷川義史先生も展示会に足を運んでくださったようで、学生たちが作ったPOPを満足そうに眺め、ウクレレを披露してくれたそうです。
学生のつくった長谷川義史さんの絵本POP展』は、書店、地元大学、そして絵本作家が協力したユニークなイベントですので、ぜひこの機会にお立ち寄りください。
展示会は2024年9月24日から2025年1月中旬頃まで開催しています。
四條畷学園短期大学の学生たちが作成したPOPには、長谷川義史さんの絵本を読みたくなるような工夫が多くされています。
例えば、絵本の世界をより身近に感じられるように、紙を重ねたり糸を使用したりして、様々な素材を活かして立体的にPOPを作成しています。
また、本の特徴を一言で表したキャッチコピーや、読みたくなるコメントが丁寧に書かれており、思わず絵本を手に取ってしまいたくなる気持ちになります。
実際に見てみると驚くようなPOPがたくさん並んでおり、絵本と一緒に眺めるだけでも充分楽しめます。
是非展示会に足を運んで、直接学生さんのPOPに触れてみてください。
また、壁一面に並べられた作品の中から、欲しい絵本を一冊一冊じっくりと選ぶことができるのもおすすめポイントです。親子で「どれがいいかな」、と話し合いながら絵本を選んでみてはいかがでしょうか。
今まで読んだことのない、素敵な一冊と出会うことができるでしょう。何か新しい発見を見つけることができるイベントなので、ぜひ足を運んでみてください。
未来屋書店四條畷店は、地域のお客様や将来大人になるお子さまたちに対して、『役に立つ』『記憶に残る』書店を作ることを目標としています。
その一環として、近隣の学校さんや企業さんだけでなく、絵本作家の谷口智則さんや本屋大賞作家の瀬尾まいこさんといった、地元の作家さんと永続的な取組を行っています。
地元に必要とされる・地元の「ハブ」となるような書店を目指して、今後の繋がりを増やすための取り組みを行っていくそうです。
四條畷市にお越しの際は、ぜひ書店に足を運んでください。
未来屋書店四條畷店さんの情報は公式HPからご確認ください。
なかなか本が売れない時代ではありますが、新しいお客さまを増やすだけではなく、近隣で生活されている方々も大切にしていきたいと考えております。
これからも「役に立つ」「記憶に残る」書店を目指してお店を盛り上げていきたいと思います。
いいからいいから
2006年10月
突然やってきたカミナリの親子を、おじいちゃんが「いいからいいから」というおおらかさで迎え入れるストーリーが描かれています。カミナリにおへそをとられても、おじいちゃんは平然と「いいからいいから」と言う姿が、読者にゆたかな笑顔と心のほぐれをもたらします。
会いたくて会いたくて
2021年1月29日
主人公のケイちゃんは、施設に入院しているおばあちゃんと会うことができなくなったことが我慢できなくなり、こっそりおばあちゃんを訪ねに行きます。しかし、施設の3階にあるおばあちゃんの部屋に入ることができず、ケイちゃんは様々な困難に直面します。
じゃがいもポテトくん
2010年07月08日
北の国から来たじゃがいも家族の冒険を描いた作品です。じゃがいも家族は八百屋さんで売られ始め、家族たちは次々と別々に買われていきます。じゃがいも家族が各々異なる料理として変身し、意外な形で再会します。
おへそのあな
2006年9月20日
娠中の母親のお腹の中にある小さな赤ちゃんの視点から描かれた物語です。お母さんのお腹の中にいる赤ちゃんは、おへその穴から家族の様子を除き家族の声や匂いを感じ、外の世界に興味を持ち始めます。
ぼくがラーメンたべてるとき
2007年7月
主人公の「ぼく」がラーメンを食べている瞬間、世界のあらゆる人々の状況に思いを馳せる物語です。平和で気づかない日常と、世界のリアルな現実が対比され、深い感動を呼び起こす作品です。。
取材にご協力いただいた未来屋書店四條畷店 店長の川口さん、ありがとうございました!
ホンシェルジュでは、フェアを紹介させていただける全国の書店様を募集しております。ご興味をお持ちいただけた書店様は、問い合わせからぜひご相談ください。
次回もお楽しみに!
特集
本屋を訪れる楽しみの1つが、その本屋さんオリジナルのフェア。ホンシェルジュでは「書店オリジナルのフェア」を「ブックリウム(本で満たされた空間)」と命名し、取材を通してその魅力をお伝えしていきます。
本屋遊泳~ブックリウムに会いに行こう~
ホンシェルジュでは書店オリジナルのフェアを「ブックリウム(本で満たされた空間)」と命名。 本屋さんへの取材を通してフェアのテーマや選書を紹介、アーカイブ化する特集です。 ぜひお気に入りの本屋さんを見つけてください。