ここのところ、「かわいい女の子が好きな女の子」が増えています。わたしのファンの女の子たち、また、ほかのアイドルさんを見ていても、そんな文化の背景には「女の子」という存在そのものが正義であるという認識が生まれつつあることや、さらに掘り下げると「カワイイ」という日本語が、海外の人にも通じる共通の感覚として確立したこともあると感じています。かわいい女の子を存分に眺めて癒されたい!という気持ちは、もはや男の子だけのものじゃないのかも?今日はそんなリアルを包括した「2.5次元女子」の本について紹介します!
台湾で出版され人気を博した、「制服至上」の続編に位置づけられる画集。一口に「制服」と言っても、ブレザー、セーラー服などの学生服から軍服、鼓笛隊の制服までさまざまです。豊かな色彩で描き出される、少女たちの瑞々しさ。どれも生き生きとした表情で、みんな最高の一瞬を切り取ったと言えるカットばかりです。
- 著者
- 蚩尤
- 出版日
人気イラストレーター、かとうれいさんの初画集。かとうれいさんのイラストは、淡く優しい色使いで、ココロにじんわりしみ込んでくるような、ふしぎなノスタルジーを感じます。この本との出会いはネットで前評判を聞いて…とかではなく、たまたま書店で見かけてだったのですが、表紙を見て一瞬で引き付けられました。ひとめぼれってきっとこういうことを言うんですよね(ジャケ買いという言葉もあるようですが、ここはあえてそう言いたいな)。
- 著者
- かとうれい
- 出版日
- 2015-08-19
グラビア界で、また衣装プロデューサーとして活躍中のうしじまいい肉さんが解説する、「自撮り」についての一冊。いままで「かわいく女の子を撮るには」というカメラマン向けのポートレートガイドは数多く出ていたと思いますが、これは女の子が自分自身を撮る、いわゆる自撮りについての本です。
- 著者
- うしじまいい肉
- 出版日
- 2015-09-19
ここにいるはずなのに、いない。いないはずなのに、ここにいる―…リアルだけどリアルじゃない、リアルじゃないのにリアルな「2.5次元」。そんな存在の揺らぎやはかなさを含めて、「カワイイ」という名前の、新たな文化が日々作られているのかもしれないですね。