BiSHのモモコグミカンパニーです! 今回は「人とことば」をテーマに、言葉選びが大好きな宮藤官九郎さんのエッセイと私の大好きなバンド、supercarの作詞とギターを担当していた、いしわたり淳治さんの著書を紹介します。
この人の作品はどうしてこんなに面白いのだろう。この本を読んで確信しました、クドカンの言葉選びのセンスは抜群! 言葉は服と似ていて、世の中に沢山の服があるように、言葉も数えきれない程あります。その中でセンスのいいものを選ぶか、ダサいものを選ぶか。そこはやっぱりその人の感覚で選ぶしかないんですよね。普通に使われている台詞なのになんだかカッコいい、そしてその言葉はどんな場面でどんな人が使った言葉なのか。クドカンのセンスの秘密が少しわかったような気がします。
- 著者
- 宮藤 官九郎
- 出版日
- 2013-05-10
私が特に好きな章は「第一印象を超えろ」で、食べ物をよく噛んだらいままで好きだったものがマズイと感じたり、そんなに好きでは無かったものが大好きになったという話です。このことは食べ物に限らずいろんなものに言えるんじゃないかと思いました。第一印象でパッと見いいものや良いことに見えても、よく探って行くとそうでも無かったり、そんなこともよくあります。短編小説とエッセイを織り交ぜていて、どの章から読んでも新鮮な発見があり、何度も読み直したくなります。
- 著者
- いしわたり 淳治
- 出版日
- 2014-01-08
本とアイドル
アイドルが、本好きのコンシェルジュとして、おすすめの本を紹介します。小説に漫画、詩集に写真集に絵本。幅広い本と出会えます。インタビューも。