NASAとホーキング博士が光速の5分の1で移動する超小型宇宙船を研究中

更新:2017.2.1 作成:2017.2.1

NASAとホーキング博士が光速の5分の1の速さで移動する超小型宇宙船を研究中とのこと。課題は宇宙船の耐久性のようです。

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光速の5分の1で移動する超小型宇宙船を研究中

NASAの研究者たちはスティーヴン・ホーキング博士と共同で、光速の5分の1の速さで移動できる超小型宇宙船を造ろうとしています。

もし成功すれば、「スター・チップ」と名付けられたこの宇宙船は、地球に最も近い恒星系であるケンタウルス座アルファ星に20年で到達できると言います。

ホーキング博士は2016年4月にこの「ブレイクスルー・スターショット・プロジェクト」を発表し、韓国科学技術研究所のチームがこれに参加しました。しかし、20年に及ぶ長旅に宇宙船が耐えられるのかどうかが問題になっていました。

そこでNASAの出番です。『サイエンス・アラート』によると、NASAの研究者たちは、宇宙の高エネルギー放射線によって、20年経つより前に宇宙船が機能しなくなると見ています。NASAはプロジェクトを発展させるために様々な選択肢を提案。2016年12月にサンフランシスコで開かれた国際電子デバイス会議で、NASAは研究成果を発表しました。

第一に、放射線レベルの高い区域を避けて宇宙船の航路を調整する。しかしこれだと航行時間がより長くなる可能性があり、必ずしも宇宙船の劣化を免れることができないかもしれません。

第二に、電子工学に基づき、遮蔽物をつけた宇宙船を造る。しかし、遮蔽物をつけるとそれだけ大きさ・重量が加わることになり、宇宙船は減速することになります。

第三に、NASAの研究者たちは、自動で修復するシリコンチップを提案しました。NASAのチームのメンバーであるジン・ウー・ハンさんは発表の中で「チップによる修復はすでに何年もの間行われています」と語りました。

しかし研究は未だ理論の段階にあり、研究者たちは星間航行に関する他の様々な大きな問題にも取り組まなければなりません。

「現在我々が直面している問題は、地球と他の星々との間にある宇宙空間です」2016年4月にホーキング博士はこう語りました。「しかし我々は今、それを越えることができます。光線やライトセイル、今までで1番軽い宇宙船を使えば、1世代の間にケンタウルス座アルファ星にむけて、宇宙船を送り出すことができるのです」

「今日、われわれは次なる宇宙への跳躍に専心しています。我々は人間であり、飛ぶことは人間のさがだからです」


Photo:(C)WENN / Zeta Image
Text:(C)The Independent / Zeta Image

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