人型パソコンとの交流
- 著者
- CLAMP
- 出版日
- 2001-02-01
パソコンが人型をしている世界でのお話です。
ショーウィンドウに美人の人型パソコンが並び、誰もが好みのパソコンを連れ歩く中、主人公はゴミ捨て場で謎のパソコンを拾いました。記憶をなくしたパソコンと、その正体を探りながら一緒に暮らすことになります。
見た目を似せてバックアップを移したものは壊れてしまったパソコンと同一と見れるのか。「喜び」や「悲しみ」、また「好意」の条件をプログラミングされたパソコンは感情を持っていると言えるのか。愛した相手がパソコンであることへの葛藤やそれぞれの人型パソコンとの付き合い方から、本当の愛を見つけるまでの物語です。
16年前のファンタジーですが、人型パソコンに語りかけて検索する姿は音声認識でスマートフォンを操作しているみたいです。いつか実現するかもしれないと思うと怖さもありつつわくわくしますね!!
人間とゾンビの恋
- 著者
- はっとり みつる
- 出版日
- 2010-07-16
亡くしたペットの動くところをもう一度見たいと願った主人公が、古い書物から蘇生薬を生み出します。一度命を落とし、その薬の力でゾンビとして蘇った少女と“責任”を取るための共同生活が始まります。
ゾンビは痛みこそ感じないものの、一度負った傷は二度と治癒しません。どんなに気をつけていても指先からだんだんと痛み、腐っていってしまうのです。儚い! 美しい! そんなゾンビっ娘に魅了された少年とゾンビ少女は恋に落ちるも、人間とゾンビの恋にはたくさんの障害が発覚していきます。
お互い命懸けで愛し合う、切ない青春ダークファンタジー作品です。